今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
デンマーク公演を無事終えたQAL御一行さま、北欧の旅は続きます。
4日間の移動日を挟みさらに北上、次なる目的地フィンランド・ヘルシンキへ向かいます。
北緯60度、ヘルシンキはヨーロッパ大陸最北端の首都。
移動距離1370km。
フィンランドはQALとしては初の公演となりますが、実はアダムは二度目の訪問。
前年2015年6月に発売されたソロ3rdアルバム「The Original High」に伴うツアーで、今回の訪問の1ヶ月半ほど前にここヘルシンキ(於:ハートウォールアリーナ4/21)で公演を行っている。
QALの次の公演地エストニア・タリンでも公演をしており、北欧でのアダムの人気は高い。
そして一方、ブライアンとロジャーにとっては1974年クイーンとしての北欧ツアーでヘルシンキを訪れて以来、42年ぶりとなる。
↓こちらポスター✨
どう見てもQAL。上に小さくフェス名が…。
「パークライヴフェスティバル」
そのまんま…いたってシンプルなネーミングですね
↓フェスツアー始まって以来の青空?☀
花道の高さが結構ありますね。
手前の柵で囲ってある部分は“ファンゾーン”だそうです。
“ベーシックチケット”を購入してさらにこのファンエリアの追加チケットが必要なようです。
因みにベーシックチケットは79ユーロ、ファンゾーンチケットは59ユーロ、合わせて日本円で約16000円。
朝からゲート前で並ぶようだけど、並んでファンエリアに入れるなら安いもんだわね(ボラプツアーのチケット価格に感覚が麻痺してしまっています)
QALのタイムテーブルは22時15分~23時45分。
本日のヘルシンキのコンディション。
日没22時50分。
(因みに翌日の日の出は3時38分!すぐ朝なのね💧)
気温は最高19.2℃ 最低11.6℃(2016年6月平均)
日本のフェスもこんなに快適ならね〜
ふと思ったのですが、ワールドツアーって時差との戦いなんですよね。
時差に体を慣らす暇もなく、次の時差がまたやってくる。
ただでさえ、体力を消耗するのにほんとに体調管理がたいへん
メンバーとスタッフの皆さま、どうかご自愛くださいませ
↓さてこちら、フェス前日のラジオ番組のアダム単独インタビューが見つかりました。
しっかりと自分の言葉で話すことができるアダムはほんとたいしたものだと思う。
これは最初から…いや、たぶん彼は子どもの頃からそうだったんだろうなあ、と私は勝手に思っている。
ではセットリストの発表です
◆2016/6/3 Park Live Festival, Helsinki
フェスはタイムテーブルの枠が決められているので
セトリにも調整が必要になってくる。
その調整のためだと思われるが今回、
“Who Wants To Live Forever”がカットされた。
これは2014来日のサマソニ以来だ。
フェスの時間調整のためにこの曲が外される…のか。
しかしあのミラーボールはステージ上空に設置されていた。
プレイする可能性もあったということだろうか。
それでは開演いたします
オープニング
◆1.One Vision
◆2.Hammer To Fall
22時15分スタートですが、もちろんまだ明るいフィンランドの夜。
その明るい自然光の中で、幕がステージ上空に吸い込まれて行く様子がくっきりと捉えられています。
オープニングOne VisionからHammer To Fallへこの2本の動画がきれいに繋がりました。
余りにも違和感がなかったので同じ撮影者の方かと思ったくらいです。
とにかく音がいい。
会場にいたらこんな風に聴こえるんだろうなあと想像できる音にかなり近いと思います。
映像も安定していて地味ではあるけど臨場感は申し分ない。
ハマーのオープニングのライティングが、こんなに迫力あって美しかったことにツアー6日目にして初めて気づきました。
是非2本繋げてご覧くださいませ
◆1.One Vision
◆2.Hammer To Fall
オープニングですがもう一本こちらを載せておきます。
これは完全に私の“記録用”なのでスルーしてもらって大丈夫です
まず驚きなのは、このタイトルでよくヒットしてくれたなとそれだけで貴重です。
この動画が何なんだという話になりますが、ブライアンとアダムがそれぞれ舞台袖から現れる様子を収めてくれている唯一のものだということです。(先の動画はブライアンのみ、アダムは映ってなかったので💧)
はい!
たったそれだけのことがこの1分11秒の中に入ってるよってことなんです
・ブライアン 0:27~(右袖から)
・アダム 0:40~(左袖から)→出てくる場所が毎回微妙に違うからおもしろいww
◆3.Seven Seas of Rhye
◆4.Stone Cold Crazy
今回のサマフェスツアーから曲順が入れ替わったこの2曲。
この2曲が繋がった映像はとてもレア。
弾けまくりのアダムくん、てんこ盛り
サングラスしててもその下の表情は、想像通りよね
撮影者さまには申し訳ないのですが、少々…乱れ気味の動画ではあります💦
でも全然OK
私はこういう動画大好き。
行き当たりばったりの本番一発勝負。
必死でアダムを追いかけてくれているのが、ひしひしと伝わってきます。
いつもの“記録用”としては逸品。
有り難くお借りいたします。感謝✨
◆6.Fat Bottomed Girls
あら~アダムくん!
サングラスまだ今日は外してないわね。
このあと退場だからつけたままかな。
今日のアダム、実はすこ~し様子が違います・・・
オープニングのOne Vision、歌い回しがいつもと違うとこがあり、あれっ?と思いながらこの6曲目まできましたが、どうやら今日はまだギアチェンジしてないようです。
オーディエンスの雰囲気にもよるのかな?
比較的今日の会場は落ち着いている…いえもちろん皆さま思い思いに楽しんでるらっしゃるのは伝わってくるんですよ。
最近南米ツアーからずっと激しい方々ばかり観てきたので
これがフツー?なんですよね、きっと
一旦退場で戻るとき、レスぺの小型カメラにチラッと挨拶していきましたが、そのあとピューっと走って奥に消えちゃいました。
ここ、全力で走るアダムくんを見ると私はいつも
“あー、トイレ🚻かな?”と思うのであります
◆7.Play The Game
アダムはやっぱり様子が変だわ
後半トーンが変わる部分、
“My game of love has just begun ”
の“begun”の音が外れてしまいました。
(一瞬、ガクッとなっちまったぜ💦)
映像の音声のせいもあるかもしれませんが、声が本調子ではないようにも思えます。
特に高音が出しずらいのかな。
そのせいか集中できてないようにも見えます…。
さて今日はどう軌道修正してくるのか…
見守っていきましょう。
◆8.Killer Queen
こちらの動画、花道の真横から撮影されています。
日が落ちかけた頃の柔らかな光がアダム真っ直ぐに照らしている。
その顔が彫刻のように美しい。
雲ひとつない空、風に揺れ動く木々、飛ぶ鳥…。
雨の多かったこれまでのステージ、今日はすっきりと晴れわたり心地よい風がアダムの味方になってくれればと願いつつ…。
◆9.(Talk+)Don’t Stop Me Now
トークの声に張りが出てきたかな?
ドンストのスタート、大丈夫かと心配でしたがどうやら、、、復活したようです
しっかり伸びもあり表情もいつものアダムです!
よかった~
わっせわっせとアダムくんの前をKiller Queenの椅子を運び出すスタッフさんの姿…いつもの光景ですね
◆10.Somebody To Love
もう心配ない!
いつも通りのサムバディ
途中、しきりに投げキッスをしたりと気分も上々
急に上昇気流に乗ったようです。
しかしせっかくアダムの調子が戻ってきたのに、今回困ったことにこの曲の動画、どれも低音の音割れがあり、その中から状態もよく尚且つご機嫌な表情を収めてくれたこちらの一本を、何とか探し出すことができました。
この曲は投稿数が比較的多く、いいものがありすぎて悩むことはあっても“載せられるものがない”と悩んだのは初めてのような気がします
◆Selfie Stick
今日もオーディエンス側からの動画とブライアンの公式映像の二本立てで
最初のトークでクイーンとして1974年以来だよという話をしていますね。
フィンランド訪問は実に42年ぶり。(アダムなんぞ、まだこの世に誕生すらしてません!)
さて得意気にいつものようにオモチャを手にはしゃぐブリ博士ですが、大胆にもステージの端ギリギリまで後ずさりしてます
ほんと危なっかしいことだこと…
このじいさま…いつか落ちるわよ…
◆ブライアン公式
◆11.Love of My Life
そろそろ日没の時刻ですが、まだ空は明るい。
水色の空にうっすらとピンク色の雲が浮かび上がる。
今日は“Turn on the light.”の言葉はいらないわね、ブライアン。
夜のLove of My Lifeはスマホライトの海が美しいが、今日はたくさんの輝く笑顔がそこに広がっていた。
42年ぶりのフィンランドはどう?
フレディ。
◆15.Crazy Little Thing Called Love
もう日が落ちた頃でしょうか…。
辺りは暗くなってきましたが、ピンク色に染まる夕焼け空。
今回のフェスツアーの花道は結構な高さがある。
その花道の下から煽るこのアングルのアダムはまた絶景だ。
いつものブライアンからの紹介を受けるが、またまたおふざけをするお調子者の坊っちゃま
最初の方は何やらフィンランド語で“ピーっ”な言葉を連発しているらしい
調子を取り戻したどころか、やや暴走気味になってきました…
◆15.Crazy Little Thing Called Love(partial)
◆16.I Want To Break Free(1:00~)
◆17.I Want It All(5:05~)
クレイジーはエンディングの1分のみ、そのあと2曲が続きます。
音割れがあり聴きづらい動画ではあります。
それでもこれはこの日のアダムの貴重な記録。
この12分29秒の中に何が収められたのか…。
クレイジーが終わり、ブレイクフリーの前にアダムはサポートメンバーのふたりを紹介します。
ベースのニール・フェアクローの紹介が終わったと同時にあのイントロが流れ始め、スパイク・エドニーを紹介。
その時のQヴィジョンに映し出された
スパイクの顔に…
不意打ちをくらいました。
スパイクはいちばん最初にアメアイのアダムを見つけてくれた人。それはブライアンでもロジャーでもなかった。
そしてアダムが初めてQALとして舞台に立った2012年ウクライナ、50万人ともいわれた観衆を前にしての初ステージを、懸命にサポートしてくれたのがこのキーボード奏者スパイク・エドニーだった。
その日から変わらず、ずっとアダムを支えてくれている。
ブライアンとロジャーの存在はもちろん大きい。
しかし、それと同じくらいかけがえのない存在であることに間違いない。
ブライアンのレスぺと同じようにアダムを見守るスパイクのピアノ。
そしてアダムの気持ちは
ブレイクフリーから一気に加速した。
このあと一瞬の静けさの中スタートする
I Want It All。
この日のエネルギーがここに集中したかのように、一気にギアを上げる。
エンディングへなだれ込む直前、蒸気のジェット噴射の演出が見事に映し出されていた。
これは撮影者さまの絶妙なアングルの賜物。
この12分間の動画─
冒頭クレイジーのアダムと
I Want It Allのエンディングのアダム。
明らかに振り幅のあるこのテンションの違い。
ここまで自分を押し上げることができた今日のアダム…
実は明確な理由がある。
セットリストがそうさせたのだ。
本来ならこの次にWho Wants To Live Foreverが組み込まれているため、アダムは余力と気持ちを残しておかなくてはならない。
しかし今日は、セトリから外されていた。
この曲がリストアウトされたのはQALの全228公演中たった5回しかない。
やむなく外されたのは2015年、あの中止公演ブリュッセルの前日フランクフルトのみだ。
あとは2014年の来日サマソニ東京、今回のヘルシンキ、そして続くエストニア・タリン、スウェーデンとこの4回はフェスの時間調整のための意図的なものだったと思われる。
そう、今日のアダムは何も考えず(この後はギターソロ)このI Want It Allに力を出しきり、気持ちを振り切ることが許された希な日なのだ。
この12分の流れの中に刻々と刻まれたアダムの変化。
リブフォーエバーが外された代償は、思いもよらぬアダムのまた違う側面を導き出してくれていた。
◆21.Radio Ga Ga
これはとんでもない動画が見つかってしまいました
“花道に近い…最前列??”
もうそわそわ…ドキドキ
(ごめんよアダム!曲に集中できんよこの状況…)
その瞬間はやってきます。
曲中盤、今回冒頭でもご紹介した花道脇の階段を
いつも通りとことことアダムくんは降りていきました。
そしてどんどん近づいて来ます
それは一瞬の出来事…
絶叫
リピートしてくださいませ。
お気の済むまで…
アンコール
◆22.We Will Rock You
◆23.We Are The Champions
◆24.God Save The Queen
アダムの衣装がまた変わっていた。
前回変わったばかりのゴールドのジャケットは同じだったが、ボトムスが赤のレザーパンツになっていた。
2015ツアーまではアンコールのヒョウ柄の衣装は変わることはなかった。
しかし今回のツアー、これで既に3回目。
どういう心境の変化だろう。
その変化は明らかにステージにも現れていた。
いつもより笑顔が弾けているのは気持ちが高揚している証拠。
まるで自分もいち観客になったかのようにマイクを外し歌っていた。
それはそれはとても気持ちよさそうに。
そしてここでも異変。
曲後半、
“We are the champions, my friend〜”
ブライアンの肩にそっと手を置いた。
アダムのあの“やさしく添える手”だ。
そしてエンディング
紙吹雪が舞う中、ふたりは花道を並んで歩いていった。
アダムにはある鉄則がある。
アダムはブライアンより先を歩くことはない。
ほんの少し後ろを歩く。
これは無意識にやっているのであろう、アダムの決め事だ。
かと思えば演奏が終わり、ブライアンが上げた右手をアダムはしっかりと握っていた。
前回のイェリング公演では珍しく、アダム自ら三人と並んで花道を進み、カーテンコールの挨拶をした。
しかしこれが続くわけではなくまた元に戻るはずだ、とそのとき私は書いた。
その通り、アダムは自分の挨拶が済むと敢えてサポートメンバーの左側、それも不自然に離れて立った。
いつもは右側に立ってサポートメンバーを称える。
しかし今日はブライアンの決して手の届かない場所に立っていた。
そして誰よりも先に会場を後にした。
アダムの心の内は誰にもわからない。
◆We Will Rock You
◆We Are The Champions
◆God Save The Queen
今日のエンディング─
またいつものアダムに戻っていた。
前回のように、ブライアンとロジャーと並んで三人でカーテンコールを受けることは、殆どない。
ときには今日のようにブライアンの手の届かぬよう、不自然に離れたりする。
アダムの立ち位置…
これはたぶん、2020の今でもアダムの中では答えは出ていないだろう。
これまでも何度も書いてきたことだが、彼はクイーンのフロントマンではない。
フロントマンはもちろんフレディ・マーキュリー、ただひとりだ。
クイーンのフロントマンになるのではなく、フロントマンとしてのその位置に立ち続けることがアダムに課せられた使命だ。
それがどういうことなのか
どういう意味を持つのか。
公演を重ねるたび、ひとつひとつの曲をプレイするたび、彼はいろんな思いを巡らせ迷いながらも手探りで、その“立ち位置”を探している。
私はそんなアダムをずっと見てきた。
ときどき三人で並んで花道を進むアダムを見ると、ほっとする。
いつもは頑なにブライアンの誘いの手を拒む。
でもそれでも並んで歩きたくなるその瞬間が、アダムにはある。
それほど彼は今幸せなんだ、と思える瞬間だ。
今日は
またひとりいつもの立ち位置へ
42年振りのステージとなった
ふたりのレジェンドから距離を置いた
これがアダムの
精一杯のパフォーマンス
自分のやるべきことを
手探りしながら試行錯誤
道なき道を進む
今日も最後までおつき合いくださりありがとうございます。
オープニングから少しいつもと様子が違ったのでちょっと心配でしたが、徐々に調子を取り戻し、後半にかけてはギア全開で飛ばしまくってましたね。
そしてエンディング、こんなに感情をあらわにしたアダムも珍しい光景でした。
ゴールドの上着に赤のレザーパンツ…
クイーンカラーがアダムはほんとによく似合う。
ここはある意味、フロントマンとして合格点をあげたい。
クイーンの象徴は非凡であってほしい。
アダムはいろんな意味でそれをクリアしているのでは、と思う。
さて次なる舞台は、ヘルシンキからバルト海を挟んで対岸の国エストニアのタリン。
こちらもフェスティバルへの参加です。
また白夜のフェスティバルとなることでしょう。
まだまだ続く北欧の旅。
お気に入りの北欧でアダムくん、次はどんな顔を見せてくれるんでしょうか。
またおつき合いくだされば嬉しいです。
(画像・映像すべてお借りしました)
コメント
>shiratama さん
おはようございます!
いつもご覧いただきありがとうございます(_ _)
この記事を書いてて少し前のshiratamaさんのクイーンの1974年北欧ツアーの記事(11/13付)を思い出しました。
ブライアンとロジャーはそこに書かれてあったフィランド・ヘルシンキ以来42年振りの訪問でした。
この日のアダムは何だかほんとに不可解なアダムでした。
でもアダムってほんの一瞬、素の顔を見せる時があったりするんです。
それは幸せそうであったり、寂しそうであったり…。
今回、この少し前に訪れた彼のソロツアーのヘルシンキ公演の映像も合わせて観たりしていたので、そのアダムの様子と比べたりして色々思いを巡らせてしまいました。
ガガのアダム!
動画を観てこれだけ絶叫することも、そうそうないと思いますよ!!
史上最強の絶叫映像(´゚д゚`)
どうかお楽しみください❤