今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださり
ありがとうございます。
QAL御一行様は、カナダからアメリカ本土に戻りデトロイトに到着。
デトロイトを調べていたらこんなのがヒットしました。
“デトロイトはアメリカ本土で唯一、
北ではなく南方向にカナダが見える都市です。”
だそうです!
どういうこと?
またまた得意の(得意でもないけど😆)地理のお時間🗺
赤線がカナダとアメリカ本土の国境です。
なるほど💡
デトロイトがわずかに入り組んだ国境間際にあるために、通常は北または東か西に見えるカナダが南方向に見える、ということのようです。
それがどうした?と捉えるか、へぇー!と捉えるかは人それぞれですが、私は欲深いのでまた一つ頭の皺が増えたと単純に感心して喜ぶ派です🤭

デトロイトとカナダの国境は、陸続きではなくデトロイト川で分かれています。
この川にかかるアンバサダー橋(Ambassador Bridge)を渡り、国境間を行き来することができます。
アンバサダー橋はアメリカ・ミシガン州のデトロイトとカナダ・オンタリオ州のウィンザーを結ぶデトロイト川に架かる吊橋で1929年に完成、長さ2286m。
アメリカ合衆国とカナダの国境で最も交通量が多い道路。
入国審査には日本パスポートであれば、それだけでいいようです。
再び米国に入国の際は事前にオンラインで申請するI-94(カナダやメキシコから陸路で入国する際に必要)という書類が必要のようです。
通行料は乗用車一台につき9ドル(約1400円)
自転車、徒歩は通行禁止。
(ちなみにナイアガラ滝の国境にあるレインボーブリッジは、通行料1ドルで徒歩での通行も可能のようです)
他の橋など入国経路はいくつかあるようですが、アダムたちもここを通ったのでしょうか😍
トロントからデトロイトへの車での移動は約4時間半。
空路だと直行便はなく乗り継ぎになるため同じくらいの時間がかかるようですが、御一行様は恐らく自家用ジェットなので直で空からの移動だったのかな。


私は学生時代、地理や社会が好きだったわけでもなく、どちらかと言えば嫌いでした。
このブログを始めてから、アダムたちがツアーで巡る都市の地理や歴史を調べるようになり、当時学んだことがいかに理解できていなかったか、何十年も経ったこのタイミングで疑問が繋がったり、腑に落ちることも少なくありません。
都市やその国の背景を知ることで、会場にいる観客の空気感やステージとの距離感を動画から感じとることが出来ることもあります。
新しいことを知ることは楽しい、早い遅いに関係なく有意義なことだと、ボケる暇もない老後を送れることに、これもアダムのお陰だと感謝する日々です。
デトロイトといえば自動車産業。
フォード、GM、クライスラーなど大手自動車メーカーの本拠地であり、アメリカの自動車産業を牽引してきました。
一時期は衰退期も経験しましたが現在は再開発が進み、スタートアップ企業・次世代自動車(電気自動車、水素自動車など)産業、音楽(モータウンサウンド)、文化施設、ロボット産業、アートなど多様な側面で注目を集めています。
日系自動車メーカーの関連企業や、花王、フジテックなどの製造業など、日本企業も多く進出している米国中西部有数の世界都市です。
ミシガン州ウェイン群に位置し、南北をエリー湖とヒューロン湖に挟まれており、デトロイト川を挟んで東はカナダのウィンザー市に接しています。
ヒューロン湖の面積は59570km2で琵琶湖の約9倍。
ちなみに五大湖と呼ばれているスペリオル湖、ミシガン湖、オンタリオ湖を合わせると日本の本州と同じくらいの面積となります。
湖だけで本州がすっぽり💦(想像の域を超えてます…)
ダウンタウンの近くにある新古典主義様式のデトロイト美術館は、ディエゴ リベラの壁画「デトロイト インダストリー ミューラルズ」で知られています。
この壁画はこの街と自動車産業の密接な関係に着想を得た作品で、その関係ゆえにデトロイトは「モーターシティ」とも呼ばれています。

また、この街はモータウン レコード発祥の地でもあり、最初の本社があったヒッツヴィルUSAでは、チャートの上位を飾ったモータウンの歴史を紹介する展示が行われています。
前回のトロント公演が終わった翌日、会場の解体作業を終えデトロイトへ向かう様子が、ブライアンのインスタグラムに投稿されていました。
ブライアンのインスタグラム(2023.10.9付)より

“This is what you don’t see … incredible QAL Road Team dismantling the show and packing it up into the trucks to head on to ….Detroit !!! Bri”
QAL北米ツアーのステージ機材の移動に使用されているロードチームは、TRUCK’N ROLLというコンサートロジスティク会社。
過去2014年、2017年、2019年の北米ツアーもこの会社だったので、2023年も同じではないかと思います。
アメリカ、カナダが拠点ですが、2015年南米ツアーにもこちらのトラックが走っていました。
タイトなスケジュールのなか安全迅速な長距離移動だけでなく、会場内のステージ、機材の設置から解体までを一手に請け負っています。
確立された組織、強靭かつ優秀なロードクルーたちの存在なくしては、QALのツアーは成り立ちません。
QALのステージを支えてくれている裏方さん、まさに縁の下の力持ち。
ツアーのたびに安全を祈願し、日々感謝しかありません。

ちなみに欧州ツアーはFLY By NITEという会社が使用されています。
こちらの写真は2022年欧州ツアーの千秋楽、フィンランド・タンペレのノキア・アリーナでの自身の撮影によるものです。
ツアートラックに会いたくて会場周辺をウロウロしていて、ついに念願叶った瞬間でした😭
※タンペレの記事は下書きに出来上がっていますので、時期が来ましたら(いつになるやら)公開しますので楽しみにお待ちください!

では会場のご紹介をしましょう。
Little Caesars Arena(リトル・シーザーズ・アリーナ)
(どうでもいい事なのですが、これで“シーザーズ”と読むのですね。aとeが逆じゃないの?と何度も見直しましたがこれで合っているようです。)
ミシガン州デトロイトにある多目的アリーナ。
NBAのデトロイト・ピストンズ、NHLのデトロイト・レッドウィングスの本拠地である。

口コミサイトを見てみると上の階の席でも見やすく、化粧室をはじめ館内はとても清潔に保たれており、スタッフはフレンドリー、座席への案内も親切だと概ね高評価でした。
館内や隣接のレストラン、フードショップも美味しいと評判はいいようですが、価格に関しては高すぎると、どの会場でも同じのようです。
私が行った会場では、ペットボトルの水がどこも日本円で1000円くらい、フードまでは手が出ませんでした。

海外の会場はバスケットやアイスホッケーなどスポーツ観戦に対応したアリーナが多く、座席の形状(すり鉢状)は似たような所が多い。
レベル1(1階)は傾斜がなだらかだが、レベル2、レベル3は急こう配になり、席にたどり着くまでは下を見ると目まいがしそうですが、会場全体を見渡せる上段ならではの眺望が楽しめる。
※収容人数 15000~22000人(コンサート時)
ご参考までに、座席のおおよその金額設定について記しておきます。
アーティスト、会場によって差はあるので一つの目安として捉えていただければと思います。
(1ドル=150円で換算するとわかり易いと思います。)
手数料も会場により開きがあり、そして海外チケット(主にチケットマスター)は需要により価格が変動するダイナミックプライシングというシステムが導入されています。
日本のように抽選という仕組みはなく同じ時刻に一斉スタートしますが、アメリカ国内は4つのタイムゾーンが存在し、あくまでも“現地時刻”が基準となります。
スタンド席のレベル1で450~500ドル。
価格帯が高額な下段はステージとほぼ同じ高さになり視界を遮るものも少なく、肉眼で表情なども確認できるレベルです。
レベル2、3の最前列も眺望が良いため300~350ドルと高めに設定されています。
2列目以降は徐々に安くなり、レベル3の上段になると100~200ドルほどで買えます。
(200ドルでも安いと思えるQALのチケットの高さよ💦)
ちなみに最上段に近い120ドルほどの席でも眺望は文句なしで、私的には十分楽しめました。
アリーナは座席ありの場合500ドル~、花道周辺で700から1000ドル前後の間をダイナミックプライシングが変動する。
迷っている余地はなく、みるみるうちになくなっていく。
だが買い損ねて時間を空けて戻ってみると、なかったはずの席がわりと低価格(それでも700ドル)であったりします。
チケットサイトの不透明なシステムはどこにでも存在する。
運がすべてを左右する…覚悟して臨むしかない世界ですね。
セットリストは変更なしです。

お待たせいたしました。
開演いたします!
Opening
1. Machines(Or ‘Back To Humans’)/
Radio Ga Ga(Fast Ver.)
2. Hammer To Fall
花道脇のかなりの至近距離。
このアングルのいいところは後ろ姿が拝めること。
後ろ姿って正面からに負けないくらいの情報量ありますからね。
アダムのオープニング衣装
上半身ががっちりしてる彼には持ってこいの戦隊ヒーローもの…密かに“ダイワマン”とネーミングされています😆
ここまで着こなせる人は、まあいないでしょう。
Hammer To Fallで後ろ姿がしっかり映っており、これも重要な情報源。
戦隊ヒーローには欠かせないマント(英語ではケープと呼ぶ)これは取り外し可能で、オープニング後は外していることが多い。
アダムはソロの衣装にもマントを好んで使う。
2024年の来日公演でも使っていたこの黒のロンググローブも、ソロで使っているお気に入りです。
ブーツはこの時期はまだ厚底ではなく、ローヒールでした。
動きに合わせて翻るマントについつい目が行ってしまいます。
ただただカッコいい😍
ブライアンのレスぺソロの表情を始終抜いてくれてありがたい。
オープニングから自分のプレイに集中できている様子から、ブライアンの調整も順調にきてるんだなと一安心です。
7. Fat Bottomed Girls(partial)
デトロイトはツアー四日目。
この“四日目”というのが結構ポイントになるタイミング。
3日目まではツアーを軌道に乗せるウォーミングアップ的な要素があり、様々な問題点を修正しつつ流れを掴んでいく。
その辺りが整ってくるのが四日目。
軌道に乗ってきたかなと思わせたのは、曲の中盤ブライアンがギターソロのために花道へ進むシーン。(2:45~)
彼の足元に注目。
スキップ?とも言えないちぐはぐな動きをしながら歩く?飛んでいる?😆
なんと表現していいのかわからない、ブライアン特有の謎の動き。
時折り見せる謎のスキップ、もつれそうな足元だが彼にとってはこれは“軽快”なのだ。
調子づいて、調子に乗っている…そう、ツアー序盤の調整はうまく行っているということだろう。
オープニングに引き続き、自分のことに集中できているブライアンを見るとほっとする。
そしてそして!
クロージングのお茶目なアダムもいますよ。
恒例のお尻🍑ペチペチが念入りです😍
11. Don’t Stop Me Now
アダムの大事な小道具、扇子。
優雅に器用にいとも簡単そうに操るさまは、いつ見ても見事だ。
途中でクルーに手渡す仕草も、一連の流れに組み込まれているかのように違和感がない。
Killer Queenからドンスト冒頭まで手にしていることが殆どだが、たまにドンストが始まって“あれ?今日は持ってないな”という時もあったり、そして手渡すクルーがいない時は、そのまますっと花道の脇に落としたりしている。
アダム上機嫌ですね~
足を蹴り上げる仕草、1回ならずとも2回も繰り返しました。
か、かわいすぎる😍
姿勢、ウォーキングの美しさには定評があるアダムですが、そんな自分の魅力を最大限に活かすための衣装作りには余念がない。
このセットアップのポイントはお尻が隠れない上着の丈と、フレアーパンツのライン。
ウエスト位置の骨盤の上で止まっている上着の丈は、肩から背中のラインがどんな動きでも崩れない絶妙な長さだ。
フレアーの裾幅はブーツが隠れるほどに広く長い。
優雅なウォーキング、立ち姿、そしてひざまずいたり蹴り上げたときも美しいよう脚の筋肉や骨格までも考慮し、さらに厚底ブーツでのステージングにおける安全性も配慮され、デザイン設計されている。
アダムの持つ骨格の中でいちばん美しいのは、“膝”だと私は思っている。
デザインだけでなく、光沢のある生地は彼の膝の骨格をより美しく押し出してくれている。
デザインがすばらしいのは言うまでもなく、アダムの立ち居振る舞いがさらに衣装を美しく見せている。
他の誰かが同じ衣装を着たとしても、こうはならないだろう。
ステージングの基本の動き…歩く、立つ、マイクを持つ手元が美しい所作ができることが大事だし、アダムはそれが完璧にできるパフォーマーだ。
派手な踊りやアクションは、彼には必要ない。
これも芸術性重視のクイーンのステージに、彼がフィットしている理由のひとつであろう。
13. Love of My Life
口数の多いブライアン。
いつもの3倍くらいは喋ってますね😆
ライトが寂しいと途中で物申しているのか?突然数が増えだした。
22000人の暗闇の真ん中にひとりぽつんと座って…それはまるで一対一で話しているかのようにフレンドリーで距離を感じさせない。
16. Under Pressure
ロジャが珍しくお手つきしてますね。
(1:05~)
2コーラス目に入る前のお決まりの“OK, Adam”の掛け声、その直前に一度違うタイミングで“Adam”と言ってしまってます。
フェイントなのか、ただのミスなのか…
この曲のロジャのやらかしは、何と言っても2014北米フィラデルフィアの“クロージング事件”が有名ですが、これ以降は記憶に残るような大きなミスはしていないような気がします。
最後の“under pressure”が舌がもつれて“アダ、アダ”になって😆
アダムが大笑いしてからのふたりのハグが心温まる、フィラデルフィアのシーンでした。
2014北米のブログでも取り上げましたが、残念ながら動画は削除されています。
スクショを撮らせていただいたのが残っていたので貼らせていただきます。

under pressureはアクシデントやツッコミどころが“発生”しやすいという点を踏まえ、繰り返し観ることを私は心掛けています。
何十回も再生したタイミングでとんでもないことが発覚するのが、この曲のおもしろさなのです。
(特に圏外のブライアン要チェック😆)
17. Tie Your Mother Down
記憶が曖昧なのですが、ツアーが始まる前のタイミングでこの曲の歌詞が米国で問題になり、もしかして今回の北米ツアーで外されたりするのかと一抹の不安が過りましたが、とんだ取り越し苦労でした。
途中からいつものパターンに切り替わるのを、今か今かと待つ時間がたまらない。
Under Pressureから次のクレイジーまでのぐだぐだタイム。
三人が楽し気に演奏するのを見るのが、至福のひと時です。
18. Crazy Little Thing Called Love
クイーンの曲の中で何も考えずにひたすら楽しめる、いちばんリラックスできる曲としてアダムはこの曲を挙げている。
他のふたりも少なからず同じことを感じているだろう。
そんな三人を観察するには上方向からのこのアングルが実にいい。
まずスタートのブライアンとアダム。
そんなにくっつかないとだめなの?と言いたくなるほどの至近距離。
ブライアンはアダムのために、アダムはブライアンのために歌っているかのように互いに見つめ合い、その横で淡々とひとりドラムを叩くロジャの姿が…いや、この三人の相関図がもう私は愛しくてしかたない。
このあとブライアンはひたすら自分の世界に入っていく。
この曲のメインは何と言っても“Ready Freddie!”をいかに目の前の観客に促し、成功させるか。
少し前からそわそわし出すブライアンからは、目が離せない。
そしてデトロイトが終始うまく進行しているのは、この曲にも表れていた。
曲の半分近くを占める後半2分弱をクロージングに費やし、アダムは楽し気な時間を満喫していた。
さらに一つ突っ込ませていただくと、ブライアンのスタンドマイク要るの?😆
今さら始まったことではありませんが、オブジェと化しているスタンドマイクをたまに気まぐれに使うブライアンを見つけるのもまた、楽しみの一つなのです。
19. I Want To Break Free
アダムは誰のために歌っているんだろうと時々考える。
花道の正面の人たちは、きっとライブが終わってから“アダムのお尻ばっかり見てたよなあ”って思ったりしてるのかも。
自分に向かってひたすら歌いかけるアダムに目を細め首を傾け、そして本当に幸せそうにレスぺを弾いているブライアン。
クロージングのとこ、“free~! Yea!!”て言ってますw
えっ?て何度も聞き直してしまいました。
思わず出ちゃったのかな😆
二本見つかったブレイクフリーのもう一つの動画。
アリーナのかなり遠方からの、一見スルーしてしまいそうなただの動画ですが不思議な臨場感あって、繰り返し見入ってしまいました。
“臨場感がある”とよく言いますが、そもそも臨場感があるってどんな音なの?て話ですが、一言でいうなら「フィルターの掛かっていないようなさらの音」という言い方が近いかなと思います。
いわゆる洗練された高品質の音、映像=臨場感とは限らないのです。
レスぺの音を聴くとその生々しさがより伝わってくると思います。
弦の上を滑る指使いまでリアルに伝わってくる。
今はいろんな録音技術が発達していて性能が良すぎるがために聴きやすい一方、臨場感がそがれてしまうことがあります。
画面の下半分は人影で埋め尽くされ、自分がそこに立っていたならと感じる距離感と音の拡がり。
これもまさに臨場感そのもの。
ドリンクのカップを高々と掲げる人の影、頭上まで手を伸ばし撮影するスマホのモニターが、あちこちに乱立する光景。
日本だと物言いがつきそうな細かなことも海外ではごく普通のことだったり、ミラーボールが放つ光が眩く滑らかに拡散されていくのは高度を下げながら回転しているからだと、気づかされたり。
ありのままの空間をだだ撮影しているだけですが、様々な情報がここには詰まっています。
レポートではなく記録として残すなら、ここに置いておきたい…そんな動画です。
24. Bohemian Rhaosody
2024年の来日公演では見ることができなかった昇降台。
上昇していく暗がりに光る衣装から、衣装チェンジもうまく行きスタンバイしているアダムの姿が確認できました。
2コーラス目の“Too late~”から徐々に台座の高度を下げていきます。
私には2017年のアダムがいつも重なる…ここは見るたびに心がギュッと掴まれるシーンです。
QALとして活動してきた12年の間に、彼にとっての大きな転機が2回ありました。
2015年ブリュッセルと2017年フェニックス公演。
アダムもたまには思い出したりするのかな。
初めて“Too late”を歌った…フレディも見守ってくれたあの日のことを。
ステージ一面に降り積もった枯れ葉に、デトロイトの一夜が終わりに近づいていることを感じます。
そしてエンディングの頃、さらに頭上から、はらはらと落ちてくる葉っぱたち。
音の振動のせいだと思いますが、すべてが名残惜しく…アンコールを迎えるのです。
ひとつ余談になりますが、3分過ぎの箇所。
オペラパートに入ったタイミングでクルーがステージ中央に駆け寄り、アダムが使っていた落下防止用のガードフェンスを撤去していきました。
これまでさんざん動画を見てきた曲なのに、“あー!そうか…片づけていたんだ!”と、私は初めて気づきました。
今まで何を見ていたんだ自分。。。
オペラパートはサポメンとアダムのわちゃわちゃタイムなので、スパイクの後ろの方ばかりをチェックしていたような気がします。
いや~気づけてよかった😅
Encore
25. We Will Rock You
26. Machines(Or ‘Back To Humans’)/
Radio Ga Ga(Short Ver.)
27. We Are The Champions
2時間もの間ペースを落とすことなく歌ってきて、アンコールにピークを持ってこれるってどんな喉をしてるんだか。
We Are The Championsのクロージング
アダムは客席の方に向かって歌わない。
ブライアンを真っすぐに見つめている。
最後は振り向きロジャーとアイコンタクトを取る。
アダムはクイーンファンのために歌い、それと同じくらいふたりのために歌い続けてきた。
紙吹雪が吹き上がる瞬間、いつもブライアンとアダムはほぼ同時に振り向き、紙吹雪の噴射を確認するのだが、珍しくこの日はふたり揃って振り向こうとしなかった。
そんなこともあるんだな、
振り向かない日のタイミングもいっしょなんて。
しかし何度も見ていてふと気づきました。
紙吹雪が上がった瞬間、アダムはブライアンの方を見ていました。
ブライアンが振り向かなかったので彼も振り向かなかった…ような気がします。
これまで“ほぼ同時に”振り向いていたように見えていたのは、実はブライアンの動きを瞬時に確認していたアダムのわずかな時間の“ズレ”だったのかもしれない。
アダムは私たちが思ってる以上に
ブライアンとロジャーに心を配っています。
小さなことからここぞというところまで。
アダムにとってはごく当たり前のことのように
12年間積み重ねてきたものが
ステージの至る所に散らばっているのです。
それを拾い集めるのが私の仕事です。
花道ではブライアンを追い越さない。
半歩後ろを歩き、半歩後ろに立つ。
脇役に徹するその精神が
+アダム・ランバートを支えてきた。
レスぺのプチトラブルもあったが、何事もなかったかのように落ち着いて対処。
さすがレジェンド。
王冠のないアンコールってこと忘れそうなくらい違和感なく、デトロイトは無事終演を迎えました。
25. We Will Rock You
Machines(Or ‘Back To Humans’)/
26. Radio Ga Ga(Short Ver.)
27. We Are The Champions
このデトロイトのレポートを作成中、昨年の12月12日付でBALABBERMOUTH.NETからXにあるポストが投稿された。
QUEEN Is Done With Large-Scale Tours Following BRIAN MAY's Health Scare https://t.co/WxSQjiKPHP pic.twitter.com/wk5SYI1k6N
— BLABBERMOUTH.NET (@BLABBERMOUTHNET) December 11, 2025
ブライアンの妻、アニタ・ドブソンがイギリスのミラー紙に対し“バンドは将来的なツアーはもうやらない”と語った。
彼女のコメントは、ロジャーが昨年9月に米ローリングストーン誌に対し“QALのフェアウェルツアーを行う予定はない”と語ったことを受けて出されたもの。
“もうツアーはしたくない…” 米ローリングストーン誌 2025.9.25付
こちらのローリングストーン誌の記事からブライアンの言葉を引用する。
「50年間ツアーを続けてきて、もう十分だと思っている自分もいる。ホテルの部屋で目が覚めて、閉じ込められたような感覚が嫌なんだ。最近、家族に何かあったのに家に帰れなかったことが何度かあって、それが心に引っかかって“こんな生活はもういいかも”と思ったんだ。自由を何度も犠牲にしてきた気がする。だから今はツアーはしたくない。でも、ライヴはしたい。新しいことをやりたいとも思っている」
“家族に何かあったのに家に帰れなかった”というのは、おそらく2023年北米ツアー中の訃報のことも含まれているのだろう。
ツアー5日目、NY公演初日前夜、ブライアンは彼の専属運転手だったPhil Webbを突然の心臓発作で亡くしている。
30年以上にわたり献身的に彼を支え家族同然だったPhilの最期に、ツアー中だったため駆けつけることができないまま、MSGのステージに立たなくてはいけなかったのだ。
ローリングストーン誌に語ったこの言葉がブライアンの正直な気持ち、胸の内のすべてだろう。
ここで他のバンドの話を引っ張り出しますが、ボン・ジョヴィの主翼に等しかったギタリスト、リッチー・サンボラが2013年ワールドツアーの最中突然姿を消し母国へ帰国、そのままバンドを脱退するという事件があった。
ツアーが始まってまだ二か月の頃、そこから半年以上、80公演近くを残していた。
姿を消した半年後の来日公演のチケットを持っていた私は、さすがに半年もあればほとぼりが冷めて戻ってくるだろうと思っていたが、それは叶うことなく今、13年が過ぎようとしている。
コンサートを行うこと、ツアーはアーティストにとってファンとの絆を確かめる大切な活動だ。
しかし大規模なツアーになるほど家を離れる時間は長期にわたり、ツアーに拘束され家族と過ごす時間が奪われるという現実が、そこにはある。
リッチーにはひとりの愛娘がいて、まだ当時幼少期だった彼女との貴重な時間を犠牲にすることに、限界を感じていた。
もちろん理由はそれだけではなかったが、衝動的に飛行機に乗ってしまったのだろう…ツアーを途中で離脱するという最悪な事態よりも、家族の元へ帰りたいという想いが強かったという表れだ。
彼がとった行動は人として、ひとりのミュージシャンとして社会的に許されることではない。
しかしひとりの父親としての感情は、誰も非難することはできない。
ブライアンが家族同然のPhil Webbのために、どれだけ母国に戻りたかったか…NY公演に穴を開けていたとしてもそれを責めることは誰にもできないだろう。
ブライアンもロジャーも、もちろんフレディもジョンも長きにわたりプライベートな時間、家族を犠牲にしてきた。
私たちファンとの時間と引き換えに、かけがえのない家族との大切な時間を使ってくれたのだ。
“ホテルの部屋で目が覚めて、閉じ込められたような感覚”がどんなに苦しいことか、それは私たちの想像の届かない究極の疲弊感であろう。
このポストを引用し、私は心にあるものを呟いた。
健康問題を抱えてることから大きなツアーはやらないという結論は納得のいく答えだし、これまでよくあんな大規模なツアーを短期間で繰り返ししてくれたと、どれだけ感謝しても足らない。体を大事にしてほしい。でも…でも三人のステージをあと一度でいいから宇宙の果てでも私は行くからやってほしい😭 https://t.co/gR8fRtzb3q
— milkyseas (@milky_seas39) December 12, 2025
QALは活動を開始した2012年から2024年ジャパンツアーまでの12年間で全291公演、約18のツアー(個人的に期間から判断して分けた数)をこなしてきた。
二日から三日に一度の頻度で公演を組み込むという超過密スケジュールの中、大規模なツアーを12年間もの間繰り返してきた。
もう十分だ。
これ以上望んだらバチが当たるほど、どれだけ感謝しても足らないほどだ。
これからは酷使してきた体をいたわり、その大事な時間を家族のために使ってほしい。
でもアダムとのステージを、あと一回だけでいいから実現させてほしい。
これが私の正直な気持ちだ。
アダムとのレコーディングも何度か試みていると言う。
世に出すべきもの、その正しいタイミングが来れば、何らかの形になり私たちの元へ届くはずだ。
三人が納得してリリースされるその日が、必ず来ると信じている。
フェアウェルツアーを行うことはない、とロジャーの口から語られた。
ブライアンとアダムの言葉でもあると付け加えられている。
もしあの2024年2月14日…
東京最終日が結果フェアウェルとなったとしても、私たちはフェアウェルとして観ていない、また会えると思ってあの日を終えられたことは幸せだったのかもしれないと、今思う。
“また会える”と私は人生を終える瞬間までそう思えるのだ。
これ以上の幸せがどこにあろうか。
昨年9月、他のバンドのフェアウェルツアーを日本で経験して、フェアウェルとはなんと残酷なものかと思い知った。
それはファンにとってだけでなく、ステージに立つ彼らにとっても、だ。
例え最後だったとしてもさよならと区切りをつけるのか、また会えると思って別れるのかどちらが幸せだろうと考えると、迷いなく私は後者をとる。
きちんとさよならしたいと思うファンもいるかもしれないが、きちんとさよならできないファンもいる。
自分の心の中では、彼らはいつまでも現役のままステージに立っていてほしい。
わがままな心の内だ。
フェアウェルをやるつもりはない、だって終わるなんてことはないだろ?というロジャーの言葉が不死鳥クイーンには相応しい。
彼らが作り上げてきた楽曲たちはいつの時代にも世代を超え、歌い継がれていくだろう。
始まりがあれば終わりがある。
だが、終わりを嘆く必要はない。
それまでにたくさんの抱えきれないほどの、宝物をもらったのだから。
彼らが心から幸せだと思える時間を、これからは過ごしてほしい。
一ファンとしての最後の願いだ。
この後いよいよニューヨーク公演を迎えます。
ブライアンの姿も…辛いですがしっかり追って行こうと思います。
よければまたおつき合いください。
※作成済みのツアー初日からの記事は、こちらのツアー日程にリンク貼りしています。


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