【セットリスト(15)】2014/8/16─雨の匂いとアダムの涙

今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。








2014年8月15日16時49分 
関西国際空港



クイーンとアダムがQALとして
初めて日本の地を踏んだ…


この時まだ
“アダム・ランバート”
という名前すら覚えられないほど



無関心だった私







このブログを書き始めた当初に暴露した通り

この頃のアダムは私にとって


“ブライアンとロジャーを
また日本に連れてきてくれた
ありがたい人”


に過ぎなかった。(ごめんね、アダムぐすん)



↓関空到着時の話を【映像百選】でご紹介しております。


アダムのとった“ある行動”を
掘り下げて書かせて頂きました。


リンク貼りしておきますのでよろしかったらご覧下さい。
(いちばん末尾の記事です)






さあ!

いざ大阪の陣、


出陣じゃ〰️!!



時は2014年8月16日


戦場はサマーソニック2014大阪・舞州サマーソニック特別会場


真夏のサマソニ


まさにここは“戦場”と化する

ロッカーたちの“闘い”の場なのだおーっ!



サマーソニック─


これまでも何度か参戦しているが

日程はだいたい8月初~中旬=地獄


梅雨が明けて本格的な夏到来


灼熱の屋外ライヴ、それもフェス。



“クイーンはトリだから夜だし~”

なんて余裕ぶっこいてるととんでもない目に合います。



下矢印当日のタイムテーブル(大阪会場)





この年のサマソニは私にとって嬉しい悲鳴おーっ!


この頃BON JOVIを離脱していた

リッチー・サンボラ来日(オリアンティ孃同行)という

あり得ない夢のバッティング。


幸運にも同じ会場、時間も近い。

あー、神様ありがとう✨


気合い十分、準備万端。



抜かりなくベストなポジションを確保するため

午前中から現場をウロウロ。


場所を確保しながら

タイムテーブルの進行に合わせ

入れ替え時にシートと荷物を持って

ズルズルとステージに向かって幅寄せして行く。


いきなり前方へ陣取るのは危険。

ファンキーな輩たちのモッシュに巻き込まれ

本命の前に体力を失う羽目になる。


サマソニはいかに体力を温存するかが

勝負のカギだ。



しかしこの日は最悪なことに朝から雨模様。


舞州の会場は千葉マリンと違って地面にシートもなく、足元は地面があらわに。

当日は雨だとわかっていたので、あらかじめ水陸両用スニーカーを用意していった。


リッチー・サンボラの時は降られたが、クイーンの出番の頃には取りあえず雨は上がっていた。




怪しげな空を仰ぎながら


さあ開演ですビックリマーク



おっと、肝心のセトリ発表を飛ばすとこだった!



どんっ!


◆【セットリスト(15)】



下矢印コチラ比較バージョン


◆【セットリスト(15)&(16)】



見づらいとは思いますが

内容がとても繊細なセトリ故

比較しやすいよう両日合わせたものも掲載いたします!


ひじょーに、神経細やかなセットリストを

組んでくれてありますえーん





さあ、開演でぇす!!(←2回目)



と、待って待ってその前に、(早くっ)


コレ、大事な情報だから言っておかないと!



肝心要のオープニングなんですが、一度はいつものロゴ幕を張ったようですが、この日は悪天候ため急遽外したようです。


まだ撤去する前の強風で煽られる幕の様子を撮影した貴重な動画発見!(投稿者様、感謝いたします。)



サマーソニック大阪 QUEEN 2014/8/16 開演前

さっきまでまだ幕あったのに
なくなってる!


いきなりQヴィジョンが露に。(美しい✨)




悪天候のため幕なしパターン。


でもコレはコレでいい感じじゃないですか~✨

超レアパターン!




と思ってるうちに荘厳な“Procession”の調べが鳴り響き

スモークが暗闇を覆い尽くしていく。



ついにアダムの初めてのステージ

幕が上がった。



オープニング

Summer Sonic Osaka 2014 Opening 



↓「I’m just a!」の瞬間
アダムの現れた瞬間をどうしても捉えたかったがこれが精一杯。




ブライアンがアダムに
何度も目線を向けていたのが印象的でした。
オープニング、慎重に慎重を重ね
坊っちゃまを見守るじいでしたにやり


韓国では革ジャンスーツにサングラス姿だったけど

さすがに暑かったのかな。


モノトーンのゼブラ柄タンクトップに革ベストと

完全な夏仕様になってます。


サマソニのアダム=この衣装のイメージが強い。



今回のセットリスト


日本限定曲

“Teo Torriatte(Let Us Cling Together)”

“I Was Born To Love You”

を加えた基本のセットリストに各日2曲ずつ入れ替え限定曲を組み込んでくれてある。


少しでも多くの曲を届けたいというメンバーの細やかな配慮が伝わってくる。



大阪のみの限定曲のひとつ“Somebody To Love”

今では私にとって特別な曲。


この曲の動画この一本しか探せだせず、冒頭が切れているがアダムはいつもの「寂しいと思う時はないかい?」のMCはちゃんとしてくれてます。

でもこれだけ…💧


韓国は“love you~!”

連発だったんだけどなあぼけー



“somebody to love 8/16 Summer Sonic Osaka” 





オーディエンスの心配をよそに
この曲の前“Killer Queen”あたりから
急に雨足が強くなってきた。



さていよいよ
ブライアンのアコギの時間。



ブライアン

日本語しゃべる、しゃべる(笑)



「オハヨウゴザイマス、wrong?」

「コンニチハ?」

  「No~」

「コンバンハ?」

  「Yes~!!」

「マイド、オーサカ!」



おかえり、ブライアンニコ


“Teo Torriatte(Let Us Cling Together)”


この曲、初リストイン集(末尾にリンク貼りあり)でもご紹介した通り、1982年11月3日、埼玉・西武ライオンズ球場のフレディが歌ったとき以来の日本での演奏となる。



32年前はピアノの前に座っていたブライアン。

見上げればそこにはフレディがいた。


今、アコースティックギターがそのイントロを弾き出し、

ブライアンがひとり歌い始める。


20140816 Teo Torriatte SummerSonic Osaka 




涙を拭って“Love of My Life”へ。



おっと、その前に

博士お楽しみセルフィー📷の撮影しなくっちゃね。




撮影が終わってから
「これはセルフィースティックっていうんだよ。」
と自慢気に紹介するブライアン。

笑顔が戻った。

そしてカタコトの日本語で続けた。

「いっしょにフレディのために…フレディのために…」

そのあとに続く日本語がうまく言えない。

「Shall we do this for Freddie?」

─もちろん、ブライアン。

2014/8/16 Selfie Time & Love of My Life






おかえりフレディ

みんな言っていた。
あの雨はフレディの涙だって。




13曲目
大阪のみリストインしたもう1曲

“Who Wants To Live Forever”


慎重に歌い始めたアダム。
緊張が伝わってくる。

湿った空気に響き渡る
透き通った声が
こんこんと心にしみ込んでくる。

アダムが歌って
またより好きになった曲。


2014/8/16 Who Wants To Live Forever – Osaka – 





さて前々回の記事で私が迷走したこの曲
どうなったのでしょうか。

2005年ポール・ロジャースとの来日時、ブライアンとロジャーのアコースティックバージョンで演奏されて以来の

“I Was Born To Love You”


アダムとしてはもちろん日本初披露。
やはり緊張は隠せませんね。
(韓国みたいにはいかないさ!ここがホームだからねイヒ)


日本にとって特別な曲
アダムは大事に大事に歌ってくれました。

きっと緊張してたのね…
笑顔は少なかったけど
気持ちはちゃんと届いたからね。

明日はきっといつもの笑顔で歌えるね。
がんばれ!

ブライアンも練習の成果が出た(?)
バッチリだったよウインク

2014/816 I Was Born To Love You – Osaka – 




さていよいよ終盤に入り
幕引きのときが近づいてきました。


アンコールを迎え“We Will Rock You”も盛況のうちに終わり、
エンディング“We Are The Champions”

スパイク・エドニーのピアノが
いつものイントロを奏でた…

とそのときだった。


突然、私はフラッシュバックのような
感覚に襲われた。



雨に濡れた手と
レインコートがはりついた腕の感覚

蒸しっとした雨の匂い…

感覚だけが、蘇ってきた。


あの時、あの場所で
私は泣いたのだろうか。


アダムはこんなに立派に歌っていたのか─

感覚は蘇っても
アダムの記憶は戻ってこない。

喉元に熱いものが込み上げてきた。


そして─
エンディング
Qビジョンにアダムの姿が映しだされた

そのときだ。


アダムが右手で
そっと目元を拭った。

一瞬、自分の目を疑った。

初めてみたアダムの涙。


涙腺完全崩壊。


私は動画そっちのけで顔を伏せて
おいおい泣いてしまった。

脳裏に浮かんできたのは─


到着した空港での写真撮影
ふたりの横から少し離れてすっと立つ
アダムの姿。


この日がアダムにとって
どんなに大切な日だったのか…

6年もたって私はようやく気づいた。

そんな自分でごめんね、という涙だった。


この日初めてアダムが笑ったような気がした。

ブライアンもロジャーも、エドニーも泣いていた。

そして笑っていた。


明日はオープニングからみんな笑顔だよね
きっと。


エンディング
“20140816 We Will Rock You & We Are the Champions SummerSonic Osaka 2014” 







『【初リストイン集】2014アジアツアー&オセアニアツアー』今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。お待たせしました。2014年後半、アジアツアー&オセアニアツアーの【初リストイン集】はこちらにな…リンクkaori-glambert の輝けるひとつの海 

 


「I Was Born To Love You」─ふたつの「ボーントゥ」はコチラ!」 

『「I Was Born To Love You」─ふたつの「ボーントゥ」』今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。「ボーントゥ」=“I Was Born To Love You”=“ボーン・トゥ・ラヴ・ユー”(…リンクkaori-glambert の輝けるひとつの海 

 




コメント

  1. kaori-glambert より:

    >shiratama さん
    はじめまして。
    コメントをいただき、またフォローしてくださりありがとうございます_(..)_

    そして私のつたない記事にもったいないくらいの嬉しいコメントありがとうございます。
    ただただ、溢れるばかりのアダムへの想いだけでいつも綴っています。
    なので支離滅裂な記事になっていると、いつも公開してしまってから恥ずかしくなるのですが…。
    初めて頂いたコメントに舞い上がっております(汗)
    また目をとおしていただければ嬉しいです。

    勝手にお邪魔し、フォローさせていただき失礼いたしました。
    どこかほっとする記事についついひかれてしまいました。
    実はCheap Trickファンということこもあるのですが(^.^)
    またお邪魔させていただきます。

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