今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださり
ありがとうございます。
その一報が流れたのは
来日まであと一ヶ月と迫った
2024年が明けてすぐのことでした。
招聘先クリエイティブマンのXポスト
(2024年1月5日付)
札幌公演のオープニングアクトとして
GLAYの参加が発表された。
それに伴い開場が16時、GLAY開始17時30分
QAL開始時刻が18時から19時に変更された。
私の起こした行動を
ここに残しておくべきだろう。
かなりの動揺から
心無い言葉をタイムラインに投げかけた。
2022年欧州、2023年北米とツアーを追いかけ、今回は最後の来日だと覚悟していた。
最後は彼らときちんと向き合いたい…入念に準備してきた私にとってその開始前に他のアーティストを同じ会場で観る、という事がどうしても受け入れることができなかった。
元々邦楽は聴かず、名前は聞いたことあるけどGLAYって誰?状態、しかし自分が存じないアーティストだという事が問題ではなく、例えこの枠にブルーノが来ようがビリー・ジョエルが現れようが誰が来ても受け入れる事ができない心情は同じだった。
オープニングアクトであるGLAYの時間帯は参加しないことを示唆し、さらに開演時刻が1時間遅れることについて、運営側に向けて会場の門限延長に対する確認のコメントをポストした。
そのことがさらにGLAYとファンの方々の気持ちを傷つけることとなった。
感情的に振る舞っていた私の態度は、今思い返しても叩かれるに値するものだったと思う。
発表から一夜明け、
夜通しSNSを彷徨っていた私は
あることに気づく。
そしてひとつの意思表明をした。
“GLAYファンの方がQALと共に札幌を盛り上げようとポストしてくれている。これはとても有難いしGLAYが悪いわけでなく、自身がどうしても受けつけないのはどうしようもなく、私はそこにいても地蔵になるだけなのでやはり遠慮させていていただこうと思う。
でもあと一ヶ月、そこにいることができるよう努力してみます。”
完全に改心できたわけではなく
でも、いち音楽ファンとしてやるべき事は何か…
この言葉通りその日からGLAYの動画を検索しつつ淡々と見続けた。
そしてライブ動画を観ていくうちに私の中である、違う感情が湧いてきた。
“彼らもライブバンドだ”
ということ。
ステージでの演奏中
其々のメンバーの対オーディエンスへの煽り方に
全く温度差がないことに驚いた。
ヴォーカルのTERUさんだけでなく
皆が同じ立ち位置でステージに立っていた。
彼らは30年もの間
変わらぬファンによって支えられ
歴史を刻んできた。
長きに渡りバンドが続いてきたことの
ほんの僅かだが背景を垣間見て
それは、、、クイーンにも通じるものがあると
気づいたのだ。
ブライアンがいつも言っていた
“音楽に国境はない。
音楽には人々をひとつにする力がある。”
この言葉を思い出した。
気持ちが…すーっと晴れていくのを感じた。
“歩み寄ろう。
何か大きなものが得られるかもしれない。”
その後XでGLAYファンの方との交流が生まれ、自身の不甲斐ない態度を謝罪させてもらい、そして今も一部の方と交流は続いている。
今秋から始まるツアーにもお邪魔させていただくつもりだ。
不器用な私には
かなりの時間と手間が掛かってしまったが
大事なことに気づけてよかったと思っています。
こんな私に声を掛けてくださった
GLAYファンの方々に感謝の気持ちでいっぱいです
音楽という同じ感情に
人生を支えられてきた者に垣根はない。
クイーンが繋いでくれたこのご縁に
感謝している。
札幌ドームは集客が困難だと言われている。
QALも苦戦していたのは確かで地元函館出身のGLAYが、本来であればメインアクトの位置づけであるバンドがオープニングアクトを引き受けてくれた。
そんな流れだと思っていたが、実はGLAYとクイーンは30年も前すでに出会っていた。
1994年、YOSHIKIとロジャーがコラボしたその当時、宣伝のためミュージックステーションに出演している。
その時YOSHIKIが「僕の後輩バンドを紹介します」と出演したのがGLAYだった。
そんなご縁が今回の札幌に繋がっていたのだ。
地元出身のGLAYが、会場に最後まで残ってくれたGLAYファンが、札幌ドームをどれだけ盛り上げてくれたか…どんなに感謝しても足りることはない。
しっかりとここに残しておきたいと思います。
今回の札幌公演
先でも説明した通り札幌ドームは集客が難しい。
人口が少ない、本州からの移動が困難、交通網は天候の影響を受けやすい。
上陸してから札幌への移動もネックになりやすいと、今回感じた。
またチケットの支払い、発券がコンビニの扱いのみで道民の方は最寄りのコンビニまで何時間も車を走らせることになるケースも多々あったようだ。
クレジット決済やモバイルチケットに移行、または選択肢を広げることも救済措置として今後必要ではないかと思う。
札幌ドームを完売できるのは嵐くらいだと言われていたそんな札幌で、なぜ今回クイーンがコンサートを敢行しようとしたのか…。
それについて北海道新聞(2024年1月12日付)に掲載された今回の招聘元クリエイティブマンプロダクション(東京)の清水直樹社長へのインタビューで明らかにされている。
清水社長によると、フレディが健在だった1979年5月と82年10月の札幌公演時はビール園での打ち上げもブライアンらの楽しい思い出になっており、「クイーン側から今回札幌を会場にと強く推された」と話す。年齢面からブライアン自身が『これが最後(の日本ツアー)かも』と公言している。貴重な機会に足を運んでください」
北海道新聞 2024/1/12付より引用
これは…すごいことですよね。
40年以上も前のことを引っ張りだし、その思い出を今も大切にしてくれているメンバーからの強いリクエスト。
彼らの日本愛は知っているつもりでしたが、心砕かれました。
この記事を見て今回の札幌開催が実現した経緯を知り、札幌行きを決意された方もいらっしゃいます。
こちらは来日が終わったあと偶然知ったある方のラジオ配信。
1979年のビール園での貴重なエピソードや札幌公演についてなど、柔らかな口調で淡々と話してくださっています。
今回札幌に足を運ばれた方々には様々な背景があり、でも想いが届くところは皆同じなんだなあと感銘を受けたお話でした。
こちらのla belleさんはベイ・シティ・ローラーズの故レスリー・マッコーエンさんの大ファン。
レスリーさんとのエピソードなどを語り継ぐラジオチャンネル『Dedication FM』を運営、活動されています。
今回は特別にQAL札幌公演のために回を設けてくださり、当初はアーカイブは残さないという予定でしたが、多くのクイーンファンの要望もあり現在は残していただいています。
ご本人の許可をいただき、こちらに番組関連のXの投稿を掲載させていただきました。
掲載を快諾していただき、改めてこの場をお借りしお礼申し上げます。
※投稿内のリンクから放送を聴くことができます。
便利なアプリもありますので是非ご利用ください。
※Xの表示ができない場合こちらからstand.fmの番組へ飛び、ご視聴できます。ご利用ください。
Queen + Adam Lambert The Rhapsody Tour 札幌公演(札幌ドーム)の話、なぜ今回札幌公演が実現したのか、45年前1979年日本公演札幌での打ち上げエピソードについてなどラジオでお話ししています。
— 💕la belle💕 (@labelle444) February 16, 2024
QUEEN AL来日話🎸青春に捧げるメロディー💖Dedication FM https://t.co/z5MD3D7C8Y
さて極寒の札幌でまだまだ起こる熱い事件😱
今回日程がさっぽろ雪まつりと重なり
“雪像立つんじゃないの?”と騒いでいたら
ほんとに立ってしまいました😭
5丁目会場というメイン会場に建てていただきました。
雪像の製作は自衛隊や札幌市消防局のレスキュー隊員の協力を得て、何千トンもの雪踏み作業から最後の化粧雪での仕上げまで、約一ヶ月という短い期間の中、困難な環境の下で手間と労力を惜しみなく注ぎ作製されています。
ロジャとアダムが公演前日に訪れた時のことが
ポストされていました。
素顔のアダムが可愛い😍
そしてこちら、閉場後の雪像のポストに
一ヶ月以上も過ぎてから気づきました。
この写真の翌日取り壊されたようです。
雪像のデザイン候補の中には
White Queen…もあったそうです😱
(アダムはいなかったかもしれない…)
アダムがいなかったら
自分が雪だるまで作って置いて来る!
勢いでしたが…名前があっただけで感無量です。
完成するまでに関わってくださった
全ての方々にお礼を申し上げたいです。
取り壊されるのは寂しい。
でも形なくなる儚いものであるが故
見る人の心に深く刻まれるのだろう。
祭りのあと。公開前はどんなデザインになるかと色々言われてたけど私はアダムの名前があっただけで嬉しかった。
— milkyseas (@milky_seas39) March 15, 2024
大変な作業の中作ってくださった自衛隊の皆様ありがとうございました。生きてる間にQUEENの雪像が見れるなんて…冥土の土産にします🥲 https://t.co/X2287gtBYv
では今回の会場札幌ドームのご紹介を
さらっとしておきます。
(まだココ…😅)
札幌ドーム 2001年開場。北海道コンサドーレ札幌(Jリーグ)のホームスタジアムで、2004年から2022年までは日本プロ野球所属の北海道日本ハムファイターズの本拠地球場でもあった。プロ野球チームとプロサッカーチームが本拠地を共用する日本唯一のスタジアムとなっていた。 日本で唯一の完全屋内天然芝サッカースタジアムで、屋外で育成した天然芝を必要な時に空気圧で浮かせて屋内へ移動させる「ホヴァリングサッカーステージ」を世界で初めて採用したことにより、サッカーモード、野球モード、平らなコンクリートモードを使い分けられるようになった。 日本ハムの本拠地移転の影響は大きく、現在ネーミングライツの売却先を募集しており、2万人規模の新モードでのコンサート開催の打ち出しなど経営の立て直しに奔走している。 最大収容人数 53,738人 (Wikipediaより拝借) ※当日のコンディション 天候 曇りのち雪 最高気温 1.4℃(11:40 am) 最低気温 -3.9℃(1:50 am) 降水量 0.5mm 最大風速 3.8/s
※セットリストは前回の大阪から変更なし
公演中ドームにしては音がいいと感じた。
屋外にいるような響きと音の広がりを感じ、心地よかった。
後に知ったのだが、ブライアンがサウンドチェックの時音が良かったとインスタグラムにポストしていたようだ。(インスタグラムのリンクを貼っておきます。)
照明に関してもブライアンから指摘されていた名古屋の教訓(低すぎた照明位置のためステージから観客席の様子が見辛かった)が生かされ、高い位置からの人力によるライティングの効果がしっかり表れていたようです。
こちらはアリーナ座席図
私の席はA11 ステージ上手の花道脇でした。
お待たせいたしました!
では開演いたします‼
午後5時30分
定刻通りGLAYで幕を開けました。
2曲目SOUL LOVEが始まると同時に
TERUさんからご挨拶🤩
“クイーンファンの皆さんこんばんは!
GLAYです!北海道に帰ってきました。
一緒に楽しんでください‼ SOUL LOVE‼”
この曲最後の一節の歌詞が変えられていました
“待ちこがれていた
クイーン(あなた)をこうして uh”
私はもちろん気づいてませんでした😭
5月29日に発売されたGLAY30周年記念シングルにこの日の4曲のパフォーマンスが収録され、それを聴いて初めて知ったのだ。
ファンの方の話によると、こうやって歌詞が変えられることは結構あるらしい。
ありがとうTERUさん🙏
そして最後の言葉
“Thank you Sapporo!
Thank you Queen!
Thank you Adam Lambert!
Thank you クイーンの関係者の皆さん!
そしてありがとう!札幌‼
Thank you! Thank you! Thank you!!”
こちらこそ
ありがとうを何回言っても足りない。
本来であれば、メインアクトを務め上げる日本を代表する大物バンドがオープニングアクトを引き受けてくださり、極寒の冷え切った札幌ドームをしっかり温め、ステージをバトンタッチしてくれた。
午後5時30分開始
午後6時15分終了
きっちり予定通りのタイムテーブルに
GLAYのステージに向き合う真摯な姿勢と
QALへの深い配慮の気持ちが伝わってきた。
【セットリスト】
1. グロリアス
2. SOUL LOVE ※
3. サバイバル
4. HOWEVER ※
5. Winter, again
6. Missing You
7. 彼女の“Modern…” ※
8. 誘惑 ※
※印 GLAY30周年記念シングル収録曲
◆GLAY デビュー30周年記念ダブルA面シングル
・whodunit-GLAY×JAY(ENHYPEN)
・「シェア」HBA 創立60周年 CMソング
ご購入はこちらから
https://www.glay.co.jp/feature/62ndsingle_whodunit
GLAY終演後メンバーはバックヤードに呼ばれ
QALのメンバーと対面を果たした。
こちらudiscovermusic.jpの記事
u42年ぶりの札幌公演。クイーン+アダム・ランバート札幌ドーム公演スペシャルゲストでGLAYが出演 udiscovermusic.jp
TAKUROさんとBrian
どっちが背高かったんだろう😶
てか、遠近感狂ってるよね‼ww
両脇のっぽさんに真ん中小さいのが固まって
ロック小僧の緊張と嬉しさの入り混じった表情が
何とも印象的で貴重なお写真です💕
それでは第二部✨
QAL開演いたします‼
Opening
1. Machines(Or ‘Back To Humans)/
Radio Ga Ga(Short Ver.)
2. Hammer To Fall
19時16分
いつもの隠しトラックから
Machinesの金属音に変わる。
オープニングアクトからの
バトンを受け取ったステージというのは
こんなにも違うものなのか。
会場はすっかりウォーミングアップができていた。
いつでも来い!と受け入れ態勢万全。
きっと待機中のバックヤードのメンバーたちにも
伝わっていたはずだ。
私の隣の席の方GLAYのタオルマフラーを掲げ、終始盛り上がっておられたのでGLAYファンかと思いきや、終わると次はQALのタオルを取り出し変わらぬ熱量で両手を上げ大声援。
最後までこのテンションが変わらず、今回こんな方々のひとりひとりに支えられたと実感しています。
私のいたエリアは大盛況でアダムもこっちを何度も凝視する姿が見られました。
頭上で左右に振られているハート🩷が気になってたかもね。
QALではあまり見かけない小道具…私もついつい目で追ってしまいました。
GLAYが温めてくれたステージ
しっかりと受け取らせていただきました。
Queen史に残る一夜のスタートです。
3. Fat Bottomed Girls
“Are you ready to rock!!”
“Oh, Yeah! Queen!!”
口数の多いアダムくん😍
ブライアンもまあ気合入っちゃってます。
そしてコーラス復活二日目にも全く気づかず
大声で唱和する撮影者。
いや~やっぱりこの曲はコーラス必須ですよね
(気づいてないクセによく言うよね😅)
3曲目に持ってきた理由確定かな。
レスぺのぎゅいんぎゅいんも凄いけど
走りも…全速力😶
危ないから~
ブライアンが走ると歓声上がるけど
殆どは転ばないでね~の心の声だからね💦
と、あれ?
(またどうでもいいことに気づく…)
サングラス外してるよ、お坊ちゃま😍
いつ外したんだろ?
巻き戻すもわからず。
大阪はこの曲の途中で外してるのよね🙄
(ほんとどうでもいい話)
6. Bicycle Race
札幌の音の良さがここに来て
グッと際立ってきた。
タイラーのパーカッションの小道具たちが
ここぞとばかり存在感をアピール。
聴いたことないような楽し気な音色を重ね
ドームの天井に響き渡る。
アダムのBicycle Raceは
来日三日目にして上々の出来。
自分の声がドームの内側に反響するのを
楽しんでいるかのようだ。
2分半の短い曲だが
エンターテインメント性は十分。
ロジャの車の曲の間、クルー3人掛かりで直前までライトを組み立てる作業をしてくれてます。
(直前じゃないと装着できないライトがあるのかな)
アダムのわがままにおつき合いくださりいつもいつもありがとうございます。
世界のハーレー相手に
ふざけているとしか思えない(走る気なし🤣)
違法改造バイク🏍✨✨✨
この破天荒さに負けてない
アダムを褒めるべきですよね😂
7. I Was Born To Love You
Hello!て言っておきながら
座り心地が決まらないのか
こうか?いや、こうか?と座り直すアダムくん😍
バイクからこの曲への流れ二日目故に
まだスタイルを模索中😂
可愛いからずっとやってていいから😍😍😍
彼はこの曲に呑まれる時がある。
ツアーの初日などやはりプレッシャーはある。
でもここ札幌では自由自在に操り、ファンと一緒に楽しんでる様子が伝わってくる。
そしてアダムの調子が上々だとブライアンのレスぺもご機嫌だ。
今日は(も)🎸ソロ、バッチリ決まりました!
9. Love of My Life
ブライアンは…お辞儀をしなかった。
花道を歩いて来ると立ち止まり
いつも深々とお辞儀をする。
今日は手を振る私たちの方向へ体を向け
じっとこちらを眺めていた。
そして歩き出し、両手を首元のあたりで組み
椅子の手前で一瞬立ち止まる。
ブライアンのいつもと少し違う様子から
この札幌への特別な想いが垣間見えた。
“サッポロノミナサンコンバンハ~!”
初めて口にした“サッポロ”
この言葉をどんな思いで口にしたのだろう。
曲が始まる頃には
たくさんのライトが浮かび上がっていた。
ライトを照らしてくれた札幌のみなさん
ありがとうございます。
ブライアンはほんとにほんとに
嬉しかったと思います。
10. Teo Torritte
今回この曲のために描かれたスクリーンの風景。
お寺の屋根と桜、夜空に浮かぶ朧月、古い町並み
アダムの艶やかな歌声が溶け込んで美しさを増していた。
海外アーティストが日本語歌詞を入れ、日本のファンのために曲を書く。
私たち日本人でさえ容易ではない日本語歌詞を、丁寧に歌い上げてくれている。
この難しい日本語をここまできれいな発音で歌えるようになるまで、どれだけの時間を掛けてくれたのだろう。
(気持ち的には正座をして聴きたいくらいの有難さだ。)
私たち日本のファンはうんと恵まれている。
ひとつの国で5回も公演をしてくれる国なんて他にない。
さらに限定曲を2曲も組み入れてくれ…
当たり前ではない、当たり前だと思ってはいけない。
今回の来日のために特別にスクリーン映像を用意する。
日本を象徴する幻想的な絵柄に、日本人以上の感性と愛情を感じた。
感謝の気持ちはいつもいつの日も
忘れないでいたい。
13. Tie Your Mother Down
昨年北米からこのCountry Blues Versionになって
アダムが“ヒィーハー‼”て言うようになって
日本でもそれは健在😍
何がきっかけかわからないけど
突然言い出すようになった。
日本で“ヒィーハー‼”て言うとウケるって
知らないよねたぶん😂
曲が始まる前に二人のレジェンドを紹介し、続いてブライアンがアダムの紹介をする。
“あだむらんぶわーっとっ‼”とここぞとばかり気合が入る。
まだ結成当初は“うちのNew boyのアダム、みんなどうだい⁈”とまあどこにでもいる、孫が自慢げでしかたないじぃじのようだった。
(その頃はCrazy Little Thing Callde Loveの前に紹介してました)
この“New boy”を言わなくなった時…確か2016年欧州だったかな。
アダムが一人前になったんだなて思ったっけな。
中盤からいつものお祭り騒ぎに変わる瞬間を今か今かと待ちながら、貴重なこのバージョンをのんびり楽しむ。
低い位置から客席を這うように回転するライティングはこの曲の象徴。
一粒で二度、全く違う味が楽しめるお得感🥰
17. Is This The World We Created…?
ギターソロの後ガラッと舞台はチェンジする。
椅子が置かれ、衣装替えした主がステージ袖から入場。
黒の艶やかなスーツに身を委ね、凛と歩くその姿が何とも美しい。
アダムの登場で空気は一変…存在感という名の魔法。
静まり返った会場には、舞い散る枯れ葉のカサカサした音だけが響いていた。
今回の日本仕様に施された天井を鴨居のように走る装飾の、中央に輝くクレスト。
下からえぐるように映し出すと見事に美しい。
一生を終えた枯れ葉は地面に落ち、再び土となり次の命が宿る。
繰り返される地球の再生。
そんな自然の摂理には人の一生も含まれる。
人工知能に支配されつつある世の中への警鐘
“Back to humans”
オープニングのメッセージはここに繋がっている
そんな気がした。
18. A Kind of Magic
QALの舞台演出に於いて、プロジェクションマッピングの技術と表現力は世界でもトップクラス。
視覚からくる情報量の破壊力が凄まじい。
その究極をいくのがこの曲。
まさにタイトル通り魔法の世界。
絶景ポイントが多いこの曲、撮影者は忙しい💦
アダムのくねくねダンス😍を追っていたらブライアンが花道へ歩き出していたので、慌ててカメラを移動。
名物のレスぺ花火、札幌では無事許可が下りたようです。
今回5公演のうち花火が上がったのは名古屋とこの札幌だけでした。
名古屋は一発目が不発でしたが、札幌はきれいに3発上がりました。
無事動画に残すことができ、ほっとしています。
19. Band Intro
Don’t Stop Me Now
年末の紅白から思わずチケットをポチってしまわれた札幌のお客様‼
お待たせいたしました。
あの伝説の(勝手に伝説になってる✨)ドンストの登場です。
アダムはなぜかステージ向かって左側へ行く傾向があります。
QALが結成した頃から…たぶんそう思います。
(そういえばソロもそんな気がしてきた。。。)
ドンストに関しては左側しか、、、行きません😅
後半の
“Don’t stop me, don’t stop me,
don’t stop me, hey, hey, hey!”
オーディエンスを煽るココ、100%左側です😳
海外のチケットは席が選択できるので、これめちゃめちゃ迷うとこです。
ブライアンを観るなら右。
でもアダムは左側大好きだし、サポートメンバーも左に集中している…
そうなると左なんですよね。
日本でも席が選べるようになればいいのに!
と思います。
生きてるうちに果たしてそんな日が
来るのだろうか😶
20. Somebody To Love
始まってすぐ“えっ⁈”とわが目を疑った。
アダムは、、、何をしている⁈
曲がスタートする
“Can anybody find me somebody to love”
ここはいつも手のひらで耳を覆い、注意深く聴いているとこだ。
聴いていた、、、なのにいきなり、いきなりだ。
右のイヤモニを外し、“えっ、あんた何やってんの⁉”と突っ込む間もなく左まで外してしまった。
両方のイヤモニを無造作に外し、そのままずんずんと花道を、、、
また花道を!どんどん歩いていった。
“Can anybody find me somebody to love”の
“somebody to love”はイヤモニなしで歌っている。
ここで両耳のイヤモニなしはあり得ない。
いきなり花道を歩いていくのも、ない。
アダムはずっと花道で歌い続けている。
両脇のオーディエンスに目をやりながら…
ここで私は思った。
オーディエンスの手の動きでリズムを取っているのかもしれない。
妄想全開…しかしそんな可能性もゼロではないだろう。
そして驚くべきことはこれだけではない!
アダムは左のイヤモニをほとんど外していた。
両方つけていたのは序盤の1分程と、後半クロージングの部分だけだ。
右も頻繁に着けたり外したりを繰り返していた。
こんなにイヤモニの脱着を繰り返すアダムは、ほとんど見たことがない。
この状態でバンドはどういう体制なのか、想像してみる。
外部からの音だけを頼りに歌うイヤモニなしのアダムに、バックが合わせる、
そう“アダムに合わせる”しかない。
そこにいちばん重要な役割を果たすのはやはりロジャのドラムだろう。
ロジャを軸にパーカッションのタイラーがサポート、さらにスパイク、ニールがぴったりと並走する。
終盤前の“find me somebody to love”を客席と唱和する際、アダムの歌い出しが少しずれていた。
両方外していたからだろう。
アダムの異変もバック陣はわかっている、すぐに修正されたのは流石だった。
過去12年間300公演近いステージをいっしょにこなしてきたブライアンとロジャ、サポメンだからこそのチームワークが成せる業だった。
イヤモニはボーカリストにとっては命綱。
それを外すという行為は何を意味するのか。
自分の声が聴こえなくとも
オーディエンスの声を確かめたい。
それはファンと一体になりたい、
なれるという願望と自信の表れだ。
会場が自分を支えてくれるという信頼が
あったからこそなのだろう。
アダムは自分なりに
QALのAdam Lambertとして
きちんと札幌と向き合っていた。
そんな気持ちを最高の形で届けるには
やはりこの曲の助けが必要だったのだ。
アダムの戦友と呼んできたこの曲
またひとつ彼を輝かせてくれた。
ありがとうサンバデ。
ひとつ余談だが
4:32
向かって左スクリーンに映るブライアン
上からもみじの枯れ葉が落ちてくる
(1枚だけまるで狙ったかのようにポンと当たった)
4:49
その後“Anybody find me~”
アダム向かって左上クレストの下から枯れ葉がパラパラ
これ誰かさんの仕業かしら?ってふと思った。
僕はここにいるよ~って😇
他の4公演を確認したが、どの公演もスタート部分ではイヤモニはつけたままだ。
花道へ進むのは札幌以外は全て後半になってからだった。
自分からどんどん攻めゆく態勢になったアダムはわかりやすい。
最初の咳払いとマイクスタンドの扱い方で、既に戦闘態勢に入っている。
そして出だしの花道を歩いていく時点で
たぶんブライアンとロジャは気づいている。
この曲はアダムの“攻めの態勢”が非常にわかりやすい曲だからだ。
今日のアダムは違うぞ、と自分自身も気を引き締める。
これまで何度もこんなことはあった。
アダムの良いも悪いもすべてをまるごと受け止めてくれる曲だということは、いつも後ろから見守っているロジャ、いちばん近くにいるブライアンはよく知っているのだ。
これだけ体当たりするアダムは久しぶりだなというブライアンの表情、ロジャの様子がつぶさに表れている貴重な動画を見つけたのでお借りしました。
ラストのスクリーンに映し出されるブライアンの表情…一瞬だがを是非、見てほしい。
合わせてこちらイヤモニ装着状態を検証したものを資料として載せておきます。
(タイムテーブルは上記の動画をお借りし参考にさせていただきました。)
右側は頻繁に取り外しを繰り返し、左側はほとんど外しているのがわかる。
稀なケースだと私は捉えています。
そしてこちらの動画に映っていたあるシーン。
2:29 左のイヤモニを装着
2:39 10秒後には外れてしまいます。
彼はつけ直すことなく、ペロッと舌を出す。
“もういいっか。このまま行くよ!
みんな僕を支えてくれ!”
と言わんばかりの表情。
こんな貴重な映像をスクリーンに抜いてくれるバンドクルーにも頭が下がる。
(もう超個人的に🙏)
メンバーのここぞという表情をピンポイントで映し出してくれる。
数々の映像にどれだけ助けられただろう。
実際その場にいても気づかないことも多い。
映像担当のバンドクルー、そしてたくさんの方にビデオをお借りしいつも感謝しています。
22. Bohemian Rhapsody
この曲の歌い方には三つの形があり、結成当初からフレディと歌い分けてきたが、2017年からアダムが全てのパートを担当し、フレディの歌声は映像と共に姿を消した。
しかし最後のクロージングの部分は、自分だけで歌ったり一緒に歌ってみたり、オーディエンスだけに歌わせてみたり…その日によって違っていた。
Any way the wind blows…
最後のここはオーディエンスに振る場合が多いが
Nothing rally matters to me
こちらはアダムだけか、一緒に歌うかが殆どで
“二箇所ともオーディエンスだけに歌わせる”
という珍しいケースがここ札幌で起こっていた。
Nothing really matters→アダム
Anyone can see→アダム
Nothing rally matters→アダム
(両手を広げオーディエンスに促す)
Nothing rally matters to me→オーディエンス
(アダムが会場に向けて小さく拍手)
(Everybody!)
Any way the wind blows…→オーディエンス
“Nothing rally matters to me
Any way the wind blows…”
ここを2箇所ともオーディエンスだけに任せたことは珍しく
アダムが“Everybody!”と言っているのもあまり聞いたことがない。
恐らくアダム本人もあまり意識はしておらず
その時の気分なんだろうと思います。
(でも無意識に“Everybody!”て出ちゃったんだろうなあ😅)
実はこれ、最近はあまり気にかけていなかったのです。
Xである方の「この曲の最後、アダムが観客に歌わせている。」という投稿を目にして“そういえばここスルーしてたな…”と気づくことができました。
この方の投稿に出会ってなかったら気にもとめず、最終公演までスルーしていたかもしれません。
全くのff外の方でしたが、このタイミングで出会えたこと感謝いたします。
まち☻@machi02MJ 様
この場をお借りしてお礼申し上げます🙏
Encore
23. Ay-oh
24. We Will Rock You
25. Machines/Radio Ga Ga
26. We Are The Champions
27. God Save The Queen
終演後20分後の私のポストです。
花吹雪が2箇所から出た。なんじゃこれ。腰抜かした。そしてカーテンコールなのにサポメンが花道に歩いてきてなになになに?札幌でいったい何が起こってるのか誰か説明して‼️もちろんこれはQAL史12年間の中で初です!!初!!初!!初!!😭😭😭😭😭#RhapsodyTour2024#JapanTour2024#札幌ドーム pic.twitter.com/9mHHaAEn6x
— milkyseas (@milky_seas39) February 10, 2024
クロージングでメインステージから盛大に吹き上がる恒例の紙吹雪。
これがなんと…もう一箇所、花道前方からも吹き上がった。
天地がひっくり返ってもこんな光景はあり得ない。
さらにその直後
花道を歩いてきたロジャとサポメンの姿が目に飛び込み
二度目の絶叫…😱😱😱
おいおい逆だろうが
歩いていくのはブライアンとアダムでしょ
なんか間違えてない?
合ってるの?これで?
急にこんなことされても頭ついてかない
嬉しくてただ嬉しくて、おいおい泣いた😭、、
過去12年間QALの歴史に於いて初めてのこと
紙吹雪が二箇所から出たことも
サポメンが花道を歩いてきたことも。
誰か説明してほしい
札幌で何が起こったのか
私がわかるのは
とんでもない歴史の1ページの目撃者に
自分がなったということ
札幌に何か足跡を残したかったのだろうか
42年前確かにここにいたことが夢でなかったように
42年後再び戻って来れたことが夢で終わらないように
札幌での開催を切望したクイーンのふたり
どれだけの想いがあったのか
これが答えなのだろうか
赤字覚悟の札幌ドームで敢行された今回の札幌公演。
最終の観客動員数は21000人と言われている。
決して多くはない観客数、しかしそんなことを感じさせないくらいの熱気で溢れていた。
満席だから盛り上がるとは限らない。
空席があってもこんな素晴らしい公演になるんだと、それはやはり観客の力なしでのライブの成功はあり得ないという当たり前のことを、まざまざと思い知らされたステージだった。
オープニングアクトとして会場を温めバトンを渡してくれたGLAYの存在、
そして最後まで残ってくれたGLAYファンの力無くしてはこの成功はなかった。
そう言い切っていいだろう。
それは私の隣りで
最初から最後まで声援を送ってくれていた、
GLAYファン…その姿が証明していた。
たったひとりの力はとても小さなものだ。
始まりはいつもたったひとりの小さな力から。
そこから輪が、エネルギーが波及し
思いもよらない化学反応があちこちで起こり
小さな渦から大きな渦となり…
ステージへと押し寄せる。
もしかしたらサポメンを花道に連れ出したのは
そんな観客の力かもしれない。
この成功が東京へのファイナルへと繋がる。
引きずられるように東京のチケットを買ってしまった人を、私は何人も知っている。
札幌にかけられた魔法はたくさんの人を巻き込み、ファイナルへ導いた。
技術だけでは成し得なかった
ジャパンツアー成功の鍵が
ここ札幌にあったのだ。
その鍵を札幌まで運んだのは
もちろん名古屋から大阪へのリレーがなければ
できなかったこと。
どの公演もその重さに変わりはない。
5話でひとつの物語
どれひとつ欠けてもこの物語は完結しない。
ツアーを全通する意味はそこにある。
札幌でまたひとつ
私の手の中に滑り込んだ宝物。
アダムとの旅は
最後の2枚の切符を残し
最終章へと向かいます。
終演後、深夜に降り積もった雪。
翌朝かなりの積雪になっていた。
しかし朝のうちには主要道路、歩道などの除雪は終わっており、“ロンドンで同じ状況になったら都市はとたんに麻痺する。サッポロはすばらしい!”とブライアンは感心していた。
札幌入りしてからは日中お天気もよく気温もそれほど下がらず、夜半に積もった雪も見てもらえて札幌を堪能してもらえてよかったなと思いました。
※追記 2024/6/27
こちらのブログ公開をいつものようにXでポストしたら
な、な、なんと、、、
奇跡が起こりましたことをご報告いたします‼
GLAYのTERUさんから
直接リプをいただきました‼😭😭😭😭😭
読んでいただけたのです!
読ませていただきました!
— TERU (@TE_RUR_ET) June 26, 2024
感動しました!
私はずっと思ってました。
大切なことを教えてくれたGLAYのメンバーに
謝罪と札幌のお礼を伝えたい。
直接伝えるにはどうしたらいいんだろう
届いてくれーーー‼と念じていました。
そして一番届いてほしかったTERUさんに🥹
言葉になりません‼
私の愚行は決して消えるものではありません。
それはしっかり心に留めて生きて行こうと思います。
でも…TERUさんの言葉に救われた想いです。
たくさんの温かい言葉と
拡散していただいたGLAYファンの皆様
ありがとうございました。
※こちら札幌公演のプレイリストになります。
(予告なく非公開になる場合がございます。ご了承ください。)
※作成済のライブレポートはこちらからご覧いただけます。
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