今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
ハンブルク公演を無事終えたクイーンとアダムはいよいよドイツ最終公演フランクフルトへ向かいます。移動距離492km。
正式名称“フランクフルト・アム・マイン”
マイン川沿いにあるフランクフルトは欧州中央銀行があるヨーロッパ屈指の金融都市。
世界最大級のフランクフルト空港、ヨーロッパ最大級のフランクフルト中央駅があり工業・産業・交通の要衝でもある。
有名な作家ゲーテの生誕地でもあり、彼の生家はゲーテ博物館として公開されています。
今日の会場は『Festhalle Messe Frankfurt』(フェストハレ・フランクフルト)
フランクフルトにある歴史ある施設でコンサートやスポーツ、展覧会などに対応できる多目的ホール。
1909年5月に開場。
1940年に第二次世界大戦で施設が焼失。
1980年代に再建された。
収容人数はコンサートで13500人。
歴史を感じるレトロな空間✨
この美しい天井は
後ほどまたご紹介します。
フランクフルト公演
セットリストはこちらです。
◆2015/2/7 Frankfurt-Festhalle Frankfurt
ブライアンが体調不良だったアダムのバースデーだったケルン公演(2015/1/29)の最小曲数タイの25曲編成。
そして、ついに“Who Wants To Live Forever”がリストアウト。
この曲は2012年の初ステージで披露されてからの8年間229公演中、リストから外されたのは今回を除いて過去3回のみ。
2014年初来日のサマーソニック2日目、これは構成上意図的なものであった。
あと2回は2016サマーフェスティバルツアー、6/3フィンランドと6/5エストニア。
こちらも夏フェスなので時間調整のためかと思われる。
このフランクフルト公演がQALの8年間の歴史の中で唯一、やむなくリストから外された日となった。
では開演いたします。
オープニング
◆1.One Vision
アダムは歌っていた。
パフォーマンスしていた。
いつもと変わらず。
笑顔もあった。
ここにきて、これだけ歌えていることに驚きとショックをおぼえた。
私はこの先25曲
彼の姿を追っていく覚悟を
決めなければいけない。
選択肢はない。
追うと決めたのだから。
◆2.Stone Cold Crazy
鮮やかなマイクスタンドさばきも
いつもと変わらない。
言われなければわからない。
一見なんの違和感もない、怖いくらいに。
◆3.Another One Bites The Dust
途中でサングラスを外し
初めて素顔を出した。
高音がやはり出しずらそうで
声が潰れているのがわかる。
しかしパフォーマンスにはキレがあり
足元もしっかりしている。
信じられない光景だった。
こんな非常時に全くの余談になるが、私がクギ付けになった場面があるので記しておきたい。
アダムが外したサングラスが
アダムボックスから床に落ちてしまった。
それをベースのニールがさり気なく拾い上げ、きちんと畳んでボックスに戻してくれたのだ。(1:35〜)
何でもないシーンかもしれないが、私はこういうシーンについつい目が行ってしまう。
実はニールは床に落ちているものをよく拾ってくれる。
特にエンディングシーンではよく見かける。(因みに今日のエンディングでも何か拾っている!)
もともとよく気がつくとってもいい人なのだ。
だからアダムもよく懐いてるわけなんですけどね。
◆4.Fat Bottomed Girls
セットリストは淡々と進んでいった。
と、突然驚きの光景が…。
なんと、まさかの…
自分の目を疑う光景。
それは一瞬のできごとだった。
ブライアンが、涙を拭った。
笑顔も時々見せながら
淡々とオープニングからプレイしていたブライアン。
そして曲の後半
アダムがいつものように花道へ進み
その後ろ姿を見ていた。
(4:00~)
私はこの瞬間
初めてことの重大さを思い知らされた。
熱いものが込み上げてきた…。
これまでの
アダムのいろんな場面の
いろんな顔が浮かんできた。
私はいったい
彼の何を見てきたんだろう。
いや、アダムががんばってるのに
泣いてる場合じゃない。
レポート再開。
◆5.In The Lap of The Gods…Revisited
◆6.Seven Seas of Rhye
◆7.Killer Queen
アダムの高音は
嘘のようにきれいに出ていた。
ブライアンにも笑顔が見られた。
今、目の前にある
やるべきことをやる。
そんな彼らの強い決意が伝わってきた。
◆8.I Want To Break Free
いつものスパイクのイントロが鳴り響く。
暗転の花道からKiller Queenのカウチが片付けられ、
ブレイクフリーがいつも通り始まる。
美しく誇らしげに会場内に響き渡った。
いつもと同じステージが過ぎていく。
淡々と。
◆9.Somebody To Love
いつものオーディエンスへの呼び掛け。
“I’m not.”の後のいつものレッドスペシャルの効果音が、さらに口数多くアダムに声を返していた。
エンディングはいつもよりショートバージョンだったが、オーディエンスはしっかりと“love~!”を返してくれたよね

◆Selfie Stick
リハーサルでのブライアン。
“セルフィー”もしっかりリハする博士!
やはり、おもちゃへの愛情は果てしなく

フランクフルトのクイーンファンのみなさま~
こんな素敵な会場での記念撮影
一生の思い出となりましたね。
◆15.Under Pressure
◆16.Save Me
ここまでくると、このハスキーボイスに気がついた2月4日のベルリンから、既に喉に異変があったのだと改めて思い返す。
会場に響く大合唱…
エンディング
とうとう高音は出なくなってしまったけれど
オーディエンスにはしっかりと届いたよね。
“Save Me”のあと“Who Wants To Live Forever”はプレイされることはなく、アダムは退場した。
ブライアンのギターソロへ、セットリストは進行していく。
◆18.Tie Your Mother Down
ギターソロから一気になだれ込むこの曲。
喉を休めたアダムが合流。
そこには
力いっぱい弾けるパフォーマンスと
メンバーの笑顔しかない。
アダムは最後まで手綱を緩めることなく
畳みかけた。
いつもならこのタイミングで続く“Vocal Solo”も今日は外されいる。
◆19.I Want It All
ロジャーのドラムキットに座っていたルーファスとロジャーがチェンジしている間に、アダムは喉を潤し、汗を拭いて次の曲にスタンバイ。
ロジャーと呼吸を整え、ブライアンとも慎重にコンタクトをとる。
この曲に入っていく最初の大切な作業だ。
いつものイントロ前の掛け合いは省かれたが、正面を向き、全員の呼吸を整え万全のスタートを切った。
いつもの高揚感を感じさせる力強いコーラス。
何の違和感もく勢いは続いた。
◆21.Crazy Little Thing Called Love
曲に入る前、いつものアダムを紹介するシーン。
ブライアンはいつもより増して声を上げていた。
そして何も変わることなく
いつもの楽しい時間が過ぎていく。
笑顔、笑顔、笑顔…
そこには笑顔しかない。
長い夜が、ついに終演を迎える。
最後まで精一杯のステージを。
ステージとオーディエンスの間に
1ミリの距離も感じられない。
会場一体となったエンディング。
◆23.We Will Rock You
◆24.We Are The Champions
この映像には
アダムの姿をほとんど確認することは
出来ません。
アリーナ後方から
光に反射するステージが
浮かんでいるだけです。
でも
この果てしなく広がる
オーディエンスの海、歓声から
震えるくらいの感動をもらいました。
この日のアダムの姿は、ちゃんとここにいる人たちの心に届いていたんだと、私は今日初めて安堵することができました。
美しい歴史あるフェストハレの会場とともに、こんなに心温まる映像を丁寧に編集してくださり届けてくださった撮影者の方に心より感謝いたします。
こちらの動画は是非、最後の瞬間までご覧ください。
このフランクフルトの人たちの溢れんばかりの笑顔を、どうかご覧くださればと思います。
◆25.God Save The Queen
そしてこちらは昨日のハンブルク公演ですばらしいオープニングの動画を届けてくださった同じ日本人の方の映像です。
感謝の言葉が見つかりません。
アダムの輝かしい姿を最後、こちらもフェストハレの美しい映像とともに届けてくださいました。
すべてを成し遂げたステージの上の彼らに涙はなく、笑顔しかありませんでした。
よかった…。
そんなメンバーの姿を目にすることが出来、心からほっとしました。
アダムの、メンバーのがんばりが報われた気がしました。
しっかりとこちらも最後の一秒までご覧いただけたら、と思います。
“たとえその場にいなかったとしても
同じ感動を共にすることができる。”
動画って、人の力ってすばらしい…
そんなことを
改めて教えてくれた
エンディングの映像でした。
最後までしっかりと
あなたはステージの上で輝いていた。
紛れもなく
そこがあなたの居場所。
それだけは間違いない。
このフランクフルトの
美しいフェストハレの会場の人たちが
それを証明してくれた。
あなたが招いてしまった
最悪のアクシデント。
これはあってはならないことだけれど
それに挑んだあなたの姿勢は
決して間違ってはいなかったし、
勇敢だった。
よくがんばったよね、
と私は言ってあげたい。
胸を張っていいんだからね。
そして
このフランクフルトの人たちの
笑顔を忘れないで。
これからのあなたを
きっと支えてくれるはず。
今日も長丁場となってしまいました。
最後までお読みくださりありがとうございます。
そしてアダムの“最終章”までおつき合いいただきありがとうございました。
この翌日、ブリュッセル公演当日、「公演中止」の公式発表がされました。
実際、アダムの喉は“24時間喉を使ってはいけない”という強いドクターストップがかかっていたそうです。
病名は“急性気管支感染症”。
重症でした。
そんな状態でこの25 曲を歌い続けた。
“アダムのばかっ!!”
とほんとは大声で怒鳴ってやりたい。
見ているだけでもこんなに辛いのに…
どんなに、どんなに苦しかっただろう。
きっと誰にもわかり得ない、
想像できないほどの
苦しみ、闘いがあったはず…。
2012年のQAL初ツアーから2年半。
順調に進んでいるかのように
このまま進んでいけば大丈夫なのではと
感じていたのかもしれません。
実際、順調であったと思います。
その反面、様々なプレッシャーの中
いつの間にか“自分はこうしたい”ではなく“こうあるべきだ。”と
自分を演じることでさらに自身を追い込み、
勢いだけで突っ走ってきたようなところがあったのかもしれません。
そんなアダムに
ブレーキをかけたのでしょうか。
背負っているもの、さらに次から次へと積み上げようとするその手を止めさせたのでしょうか…壊れてしまう前に。
アダムが乗り越えるべき壁をこういう形で与えられたのかもしれません。
でも、アダムが乗り越えられるからこそ、与えられた試練なんだと思っています。
中止となったブリュッセル公演の二日後、2月10日イタリア・ミラノでアダムは無事復帰を果たします。
アダムの新たなスタート、新たな“章”がまた動き始めます。
復帰したミラノ公演はアダムにとって
クイーンにとって大きな転換期となりました。
この日がなければ今の姿はなかった、
と私は思っています。
そして
自分の生き方を変えてくれた、私にとってもとても大切な公演です。
しっかりと追っていきたいと思いますので、またおつき合いいただければ嬉しいです。
おバカなアダム!
今はなにも考えず、しっかりと療養するのよ。
◆記録用
こちらフルセットリストのプレイリストになります。
コメント
おはようございます♪
読ませていただいているうちに
ウルウルしてしまいました・・・
アダムって人は・・・(T_T)
1回お休みしたアダム
次がとても楽しみです!
また続きを楽しみにお待ちしています(^O^)/