9/15 最終更新【日程&セットリスト】Japan Tour2024ー駆けぬけた11日間の軌跡ー


今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださり
ありがとうございます。




今月初旬から始まった
QUEEN+Adam Lambertの来日公演は
無事終わっております。

前回2020年来日の時は
まだこのブログは始めておらず
X、インスタグラムなどのSNSとも
私は無縁でした。

QALが来日すると
SNS界隈はいったいどうなるのか…
予想もつかぬままその日を迎えた。

4年前彼らが日本を離れたその日を境に
私の人生は激変し
そして今回もまた私の心に大きな爪痕を
残していきました。

彼らの存在は唯一無二だと思い知らされ
そしてアダムの旅は終わろうとしている…
と感じた初日の名古屋公演だったが
そこからまさかの展開を見せ
再び動き出した彼らの未来。

どこまで私を裏切れば気が済むのだろう。


アダムが駆け抜けた
11日間5公演の軌跡をここに
記しておこうと思う。





ジャパンツアー2024】日程&ライブレポート

※ライブレポート記事作成後、各公演日末尾に順次リンク貼りしていきます。

9/15 最終更新 セトリ(151-4)追加済 完結

2/4  名古屋-Vantelin Dome Nagoya セトリ(150)
2/7  大阪-Kyosera Dome Osaka セトリ(151-1)
2/10 札幌-Sapporo Dome セトリ(151-2)
2/13 東京 day1-Tokyo Dome セトリ(151-3)
2/14 東京 day2-Tokyo Dome セトリ(151-4)





4度目の来日発表は2023年8月1日でした。




https://twitter.com/QueenWillRock/statuses/1686168774938865664?s




青天の霹靂…私にとっては、、、


以前から何人かのフォロワーさんに
質問されていました。

“milkyさんは来日あると思いますか?”
“いや~~~
北米のこの流れで来日はないと思うよ~😅”
と答えていた私。

来日を切望する皆様には
たいへん申し訳なく心苦しかったのですが
この答えには自身の願望もあったことを
暴露しておきます。ハイ💦


昨年の北米2023が最後だと思い込み
11公演ものチケットを爆買いし
渡米の準備をしていた私にとって
正直このタイミングで日本に来られたら困る💦
というのが本音でした。

資金面、仕事の休みの調整…
どうひっくり返っても“困る”案件でした。
行ける保障はどこにもない。
来るならせめて夏以降でと、願いました。

その願いはあっさりと裏切られ
さらに日程を見て凍りついた私。

初日名古屋 2月4日
最終日東京 2月14日
よりにもよって一年でいちばん忙しい繁忙期…

私はチョコレート屋に身を置いていた。


「終わった…」 


この一言がじわじわと私を押し潰していった。

夏にはアダムのソロのためヘルシンキ行き
秋には北米ツアーのため
一ヶ月近くの休暇をもらっていた。
アメリカから帰ってきて
身を粉にして働きます!と言っておきながら
帰国してから二ヶ月後の
それもバレンタイン直前に
「アダム来日します。お休みを~w」
なんてどの口が言えるのか。


そんな私が今ツアー全通を果たし
こうやってブログに向かっている。
有難い…私は環境に、人に恵まれている。
そんな事にも改めて感謝した
今回の来日公演だった。




今回の来日は
映画Bohemian Rhapsodyから再燃した
前回2020年の来日時の現象とは
全く別物と考えています。

QUEENには様々なファンがいて
その想いにもいろんな形があり
今回は特に年末の紅白歌合戦をきっかけに
新しいファンの方が増えていました。

メンバーやアダムも
その事をきちんと受け止めてくれていると
そう感じたひとつの大きな理由は
手をとりあってのヴォーカルを
アダムがとったと云う事でした。

私は実は当初、違う解釈をしていました。


北米ツアーからの流れで
最後はロンドンでの凱旋公演で
幕を閉じるのでは、と思っていた私は
ある意味不自然な流れであった今回の来日に
“何かある”と感じていました。

初日の名古屋公演で
アダムがこの曲を披露したことで
“彼らの旅は終わろうとしている”と
受け止めたのです。


Love of My Life、手をとりあっては
決してアダムが踏み込まない聖域だと
思っていました。
決して踏み込まないであろう聖域に
身を投じさせた…
これはアダムの卒業試験のような
気がしたのです。

これが歌えたなら彼は巣立つことができる
アダムに敢えて重い負荷を掛けることで
自分たちを納得させるため。
それだけブライアンとロジャーにとって
彼を手放すということは
辛いことだったのだろうと考えたのです。

しかし大阪、札幌と
彼の手をとりあってを聴いているうちに
違和感を感じていました。


“この曲こんなに明るい曲だっけ?”


これまではブライアンがアコギ片手に
単独で歌っていた…わかり易く表現すると
“暗い”曲でした。(ブライアンごめん💦)

そんな暗い曲が
後半レスぺに持ち替えたブライアンの手により
三味線チックな和ロックの旋律を奏で
ロジャーの力強いドラムに
厚みのあるコーラス隊のハーモニー
アダムの掛け声とともに
頭の上の手拍子で盛り上がるという
異様な展開を見せ、、、

はたと気づいたのです。


この曲は周知の通り日本限定曲であり
QUEENと日本ファンとの絆を象徴する曲。

彼らは考えた。

ファンとの絆の深い曲に
新しいファンはどうだろう…
壁を感じたりしないだろうか。

もし私がその立場なら
少し遠巻きに構えてしまうと思うのです。
でもアダムが歌ったことで
その印象は180度変わりました。

クイーンとの絆がガチガチである
曲の外堀を打破するため
“お前が行って来い”とアダムを投入=丸投げ😅
したブライアンとロジャー(←得意の妄想です笑)
勇気がいったと思います。

でも彼ならやってくれると
信じていたからこその作戦でした。


アダムはクイーンのカバーをする上で
あることを心掛けていた。

それは“極力感情を込めない”
曲に自分で色を加えないようにしていました。


これは2015年欧州のツアー曲
“Save Me”に苦しめられた経験と
自らの病が引き起こした
ブリュッセル中止公演をきっかけに
クイーンの曲をカバーする
ということに対しての流儀が
全く逆へ方向転換したためでした。

その流儀に従い
敢えて感情を込めずシンプルに歌い上げ
聴く人が感情を入れ込む隙間を作り
それまで存在していた厚い壁を取り除いた。

新旧のファン誰もが参加できる
それぞれの“手をとりあって”に
してほしかったからだ。


それが仕上がってきたのが
私が“はたと気づいた”
東京初日だったのかなと思います。


紅白を観てチケットを買って
わざわざ足を運んでくれたファンにも
楽しんでもらいたいという
彼らの想いが伝わってきて、、、

改めてアダム・ランバートという
シンガーの才能と思いやりの深さに気づき…
彼の美しい日本語の歌声に
思わず涙が溢れおいおい泣いてしまいました。

私の好きになったアダムは
やっぱり凄い人だったと
ひとりで感動に浸っていた東京初日でした。


QALの活動がアダムのソロキャリアを奪っている
身体的にも負担をかけてしまっているのでは
という心配の声も聞かれますが
少なくとも
こうやってステージでの彼を観ていると
フレディの遺したQUEENの楽曲を
歌い繋いでいくことに
意義と誇りを持ちステージに立っている、
12年のQALのキャリアを全うし過ごしてきたと
私は感じています。


アダムは賢く慈悲深い心を持っていますが
自分を大切にできる自分軸も
ちゃんと兼ね備えています。
できないならば
はっきりNoと言っているはず。

彼が選んで今がある。

これまでもこれからも
彼の選んだ道を応援していく、
私がしたいことはただそれだけなのです。








私は10年前の
サマーソニック来日のアダムを
思い出していた。

QALとしては初来日初日の大阪では
緊張に押しつぶされそうだった。
しかし、最終日東京公演でQ史に残る
I Was Born To Love You を披露し
皆の胸に刻み込んだ。

日本列島を駆け抜けたアダム旋風ー
と名付けたが
あの頃と同じように
今年もまた新しい風が舞い降りた。


彼のことをほとんど何も知らず
その歌声に魅了され
アダムの沼の淵に立たされ人たち。

よくぞここまでお越しくださいましたと
心から歓迎しお礼を申し上げたい。

コンサートに行った回数や
ファンであった年数は関係ない。
アダムの歌声に人生を奪われた今こそが
価値あることに何ら変わりはない。

これから先抱えきれないくらいの宝物が
あなたの手の中に転がり込みますように…

私がそうであったように。




2024/02/07 Kyocera Dome Osaka





2年前のYTアカウント削除に伴い2022欧州、2023北米と記事が一部下書きに入ったまま公開できず来日ツアーに突入しています。
今回は自身の撮影動画を使い何とかレポートを公開したいと思っております。
よろしくお願いいたします。










コメント

  1. Ryoshka より:

    更新ありがとうございますXと迷ったのですが私が文を140字でまとめられず、またこちらですみません。前記事のお返事もうなずきながら読ませていただきました。(どうかmilkyさんの負担になりませぬよう)

    手をとりあって、のアダムの歌、当時はその価値や意味をわかっていなかった私でも、何か私にとっては「包まれた」感覚がすごかったです。(名古屋ではブライアン的には客席が遠く感じたのかもしれないのですが)少なくともスタンド席の私にも届いてきたのは、優しさと温かさでした。そうか、アダムの、あえてシンプルにそして丁寧に歌い上げてくれたからこその、あの空気が優しく溶け合うような、はじめましての人をも迎え入れてくれるような空間を生み出してくれたんだなあ。。反芻しています。ありがとう、アダム。(すっかり沼淵人)
    今年2024は私にとってまさしく大きな宝物を手にすることができた年、大切に育みます。

    • kaori-glambert kaori-glambert より:

      こちらにもコメントありがとうございます。いつもお心遣い感謝いたします。ほんとに無理な時は音沙汰なしになりますのでご心配なくです。
      映画ボラプ考察の記事の方へお返事させていただいた内容と今回被る形になりました。実は当初こちらの記事の内容は少し違う方向へ向いており、まとまりがつかず一旦止まっていました。
      でもRhoshkaさんへのお返事を書きながら何となくバラバラだった頭の中がひとつに繫がってきてそこから一気に書くことができました。
      お礼を申しあげます。重複しますが読者の方のお言葉は本当に嬉しく支えになっています。私のほぼ妄想の自分本位なアダム愛暴走の記事におつき合いくださりほんとにほんとにありがとうございます。

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