今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
先週の“大事件勃発”から
“海を越えてきた御一行様✨“ご到着と
バタバタしてましたが
2015ツアー再開いたします!
(時空を往き来するのは老体には堪えるのよ💦)
スミマセン、今日も長いです…たぶん。(最初に言っとこ💦)
波乱の
アダムのバースデー公演ケルンでスタートした
ドイツツアー6公演。
振り返ってみれば長かったような
あっという間だったような…
いろんなことがありました、ほんと。
しみじみ…
さてそんな思い出深いドイツをあとにして
クイーン御一行さまは一気に北上
向かったのは北欧デンマーク・ヘアニング。
移動距離996km!
デンマークは本家クイーンの過去のライブ’77年と’78年の2回公演のみ。
その時は首都コペンハーゲンだったので、ヘアニングは正真正銘今回が初となる。
デンマークといえばコペンハーゲンのイメージがあるのですが、今回の開催地ヘアニングとはどういう町なんでしょうか。
デンマークの中央ユラン地域に位置する人口約47000人の都市。
思ったほど大きくないですね。
繊維業が盛んで商業の中心地として発展したようです。
街は自然に囲まれ、北欧最大の展示場メッセ・ヘアニングがあって多くの見本市が開かれる。
(さすが、北欧✨て感じ)
また芸術の街でもあるようで、建物が美しいヘアニング美術館は観光名所となっている。
ちなみにデンマークの言語はデンマーク語
これ頭の片隅に置いといてくださいませ!
(あとのお楽しみ~☺️)
今回の会場は
『Jyske Bank Boxen』(ユスケ・バンク・ボクセン)
2010年に落成し、隣接地にはMCHアリーナもある。
ユスケ銀行が命名権を獲得した。
こけら落とし公演はレディー・ガ・ガ。
収容人数約15000人。
アリーナエリアはシート設置のパターンのようです。
ではセットリストの発表です
◆2015/2/15 Herning -Jyske Bank Boxen
ほらね~
やはり元サヤの3曲目に収まりました!
“Another One Bites The Dust”
シュツットガルトの“20曲目”は
やはり坊っちゃまのご乱心
ということですな!
貴重な記録となりました。
ロジャーがまだ二本立て✨
で頑張ってくれているということは
アダムはまだ本調子ではない…
ということかな?
でも今日は“Vocal Solo”は
インしてますね。
(そうよね~やっぱりやりたいよね!)
この辺もあとでチェックしていきましょう。
では初のヘアニング公演
開演です
オープニング
◆1.One Vision
この、下から覗き込むようなアングル…かなり最前列に近いということでしょうか。
なかなかこれはヨダレもんのレア感漂う
まさに私の“大好物”✨
思わず食いついてしまいました
あと少し気になったことがひとつ。
終盤に差しかかったブライアンのギターのあと、アダムのボーカルがワンテンポ遅れる場面がありました。(4:50〜あたり)
もしかしてイヤモニが聴こえずらかったのか、はたまた勢い余って見失ったかな…
まあ気にする程のことではなさそうです。
どう見ても絶好調ですからっ
◆3.Another One Bites The Dust
やっぱりこの曲はこの位置3曲目
衣装も革ジャンスーツじゃないとね
20曲目だった前回の
シュトゥットガルト公演では
“借りてきたネコ🐱”状態だったアダムくん
今日は大暴れ😸!
いつものキレッキレの
“Another One Bites The Dust”
が戻ってきました
見てみて〜!
こんなに足、上がるんだよ!!
◆4.Fat Bottomed Girls
まーーー、今日もキレッキレですな!!
ここまで少し注意してチェックしてみましたが、アダムの喉はほぼ元に戻ってると思ってよさそうですね。
表情だけ見てると、もう完全に“異常なし!”
花道の脇からのアダムを下から捉えた感じたまらん
ふぉーて雄叫びを上げる気持ち、わかりますとも!
今日はアダムの腰もクイックイ入って絶好調❗
なのはいいんたけど、“Get on your bikes and ride!”のあと退場するとき、いつもレッドスペシャルの小型カメラをのぞき込んだりしていくのに、今日は一目散にかけ足でぴゅーと行ってしまいました(トイレ?とすぐ思ってしまう私💦)
このあとひとり花道へ進むブライアン、背後からの撮影が逆光になって幻想的✨
さすがレジェンドたちは光りもの✨が似合う
◆7.Killer Queen
ブライアンがカウチに近づいて来るシーン
やけにアダムの至近距離を攻めるので
“今日も座るの?”
と思わせ振りな態度をしておきながら
“やっぱり帰るんかい!”と思ったとたん
尻もち着いたかのようにドスンっ
アダムもびっくらぽん!
(じぃ、座るんかーい!)
二日間連続で座るブライアンは
珍しいパターン。
これ、殆ど小コントの世界です。
ほんとこの人たち、役者揃い
この坊っちゃま&じいの“小コント劇場”は
今後違うツアーでも
さらにレベルアップ(?)して
披露されていきますので~
◆9.Somebody To Love
“I’m ok, I’m alright”のとこで
雄叫びをあげたり
足を蹴り出すような動き
初めて見たかも。
中盤から後半にかかるとこ
ロジャーの力強いドラムとともに
今日は金ピロのピロピロが
ぶんぶん勢いづいて舞ってます笑
今日もヘアニングのみなさまの“love〜!”
いただきました
それとこのタイミングで気づきましたが
ステージ上のVIP席
なんとお二人様!なんですね。
お二人限定なのか
上限に達しなかったとか…あり?
う〜ん…ヘアニングの謎、、、です
◆Selfie Stick
ヘアニングのみなさま、元気いっぱいですね
初のヘアニング歴史的瞬間
バッチリ撮れてますよ~
◆15.Drum Battle
◆16.Under Pressure(2’00″~)
久しぶりに見た“親子対決”。
やっぱロジャーのドラムは惚れ惚れするぅ
この最大級のキレ、迫力、正確なドラミングがクイーンを支えている
ルーファスもこんな目標✨があって
幸せですね。
“Drum Battle”から“Under Pressure”へシフト。
ロジャーが最初のフレーズを叩き出すとこが
たまんないのよね
次にニールのベースが重なり、
さあ、アダム登場のタイミング
今日はどの辺かな?(遅刻しないかな?)と
待っている間がワクワク
今回こちらの動画では、ニールがフォーカスされていてアダムの登場シーンは確認できませんでしたが、これはこれでまたレア✨
アダムは歌い出しの時には
もうロジャーの横にいたので
無事合流!(遅刻せず!)
そして、お次のチェックは
ブライアンの“幅寄せ戦法”のスタート位置
今日はいつもより近いよー、ブリさま!
花道の脇で待機
とすぐに足を掛けて上っちゃった!
それも今日はじわりじわりじゃなく
歩いてんじゃん、ふつーに笑
早くふたりの(アダムくんの)そばに行きたくて
ウズウズしてんのね!は~か~せ
今日はロジャーの満面の笑み
いただきました!
(ミラノ公演では泣きそうな顔してたから)
このふたりのじいは、ほんと
わかりやすい!おもろい!
かわいい人たち!
◆17.Save Me
アダムのSave Meはどんどん色づき始めている。
また今日も。
それがどこでわかるかというと、
ブライアンだ。
レッドスペシャルの音色が
今日はパイプオルガンのように
温かく響いていた。
と、実はそのギターソロに入る直前
アダムの、たぶん思わず口から出た
“uh~, yeah~”…
もちろん初めての光景、
私もちょっと驚きだった。
そのあと、とても気持ちよさそうに
ロジャーに向かってからだを揺らし始める。
その背景に漂う
レッドスペシャルの静かな心地よい調べ…
アダムの思わず口から出た“uh~, yeah~”
ロジャーとブライアンに波及して
思わぬ展開となった。
三人の波長が
ぴったりと重なりあったエンディング…
歌い終わって
ブライアンの肩に手をかけた。
そしてロジャーに向かって
ぺこりとお辞儀をするアダム。
ステージは暗転していたが
このときアダムがどんな顔をしていたか
私にはわかる。
ステージでは見せない
“オフ”の顔だ。
ブライアンとロジャーにしか見せない
きっと子どもみたいな笑顔だったはず。
◆18.Who Wants To Live Forever
私はもし、ブライアンに何か質問してもいいよって言われたら(まー、たくさんあるけど)ひとつ絶対聞きたいことがある。
この曲の後半
花道の先にいるアダムに近づいて行くとき
毎回アダムの変化を感じとっているはずだが
それがどんな風に変わってきているのか。
1月26日パリ公演【セットリスト(27)】
アダムがブライアンの肩にすがった
あの衝撃的なシーンから
日々どんな変化を
ブライアンは感じてきたのだろう。
今日もなんだか
異様な“神がかり的な”空気を感じた。
アダムが暗闇と光をまとうさまと
レッドスペシャルの音色が
この異様な光景を生みだす。
その声はどうしても
この世のものとは思えない
底知れぬ破壊力を感じる。
“Who Wants To Live Forever”のあと
“Guitar Solo”へと続く。
この2曲は2014北米ツアーが始まって以来の
不動の定位置だ。(サマソニ2014を除いて)
これは現在2020まで至っている。
これは何か意図があってなのか、偶然なのかはわからないが、“Who Wants To Live Forever”のあとに曲が続いてない=アダムが退場できるのはいいタイミングだと、私は思っている。
この曲でかなりのエネルギーを費やしたアダムが気持ちを切り替える時間が必要だからだ。
ギターソロのわずか約10分という時間だが、この貴重な時間をもらって充電したアダムは“Tie Your Mother Down”そしてこのパフォーマンスへと続く。
◆21.Vocal Solo
ここが先ほどの“Who Wants To Live Forever”…
光と闇に包まれた神秘的な空間と
同じ場所なのか?
この子どもみたいな赤パン小僧が
さっきの神がかったパフォーマンスをしていた人物と同じなんて。
どれも正真正銘の
アダム・ランバート。
今日も楽しい“Call&Response”
アダム坊ちゃまはご機嫌でーす
喉も大丈夫そうですね!
◆22.I Want It All
今日は復帰3日目
かなり自分の思い通りに身体が動くようになっ
てここにきて本領発揮
アダムに火が点いたようだ。
即興からしてもう
何か起こる気配がムンムン。
この曲はクイーンの数ある名曲といわれてる中でも特に完成度が高い曲だ。
ハードなイメージがあるけれど
キャッチーでメロディアスな部分も持ち合わせ
絶妙なタイミングで曲調が移り変わっていく。
そして最後一気に畳みかけるわけだが
この怒濤の展開がすでにわかっている
というところが最大のミソだと思う。
後半に差しかかるにつれ
ブライアンのボーカル辺りから
オーディエンスはうずうずし出すのだ。
“早くアレをやらせてくれ!”と。
そして曲のタイミングに合わせ
スモークが吹き上がり
ついに両手を挙げるその瞬間がやってくる。
この光景だ。
両手を頭の上で力いっぱい叩きつけ
ガンガン畳みかけてくれ!
と言わんばかりにオーディエンスの海が
ステージに襲いかかる。
客席とステージのぶつかり合いと
そのあとの一体感。
そこに行き着くまでの
達成感を味わいたいがため、
の曲なのだ。
不動の名曲“I Want It All”
またまた幕はガラッと様変わり~🎵
◆24.Crazy Little Thing Called Love
ここでおちゃめアダム炸裂いたします
『クイーン小劇場』
はじまり、はじまり〜
(アダムがオーディエンスに向かって)
アダム「l love to rockて何て言うの?」
オーディエンス「Jeg elsker at rock !」(翻訳あやしいです💦)
アダム「あー、…Right !」(わかったフリのアダム)
てけてけてけっと
ブライアンのそばにかけよるアダム。
(かわいすぎるやろぃ)
どう見ても雨上がりの小学生でしょ!
(いるいる、こんなの…笑)
アダム「なんて言ってんのかわかんないよ!」
(完全に想像です💦)
ブライアン「Tak !て言えばいいんだよ。」
(この小坊主、かわゆいのぉ)
アダム「Tak !!」
─オーディエンス大喜び
(“Tak”とはありがとう
という意味のデンマーク語です。)
どうしましょ。
このかわいらしい小動物くん
アダムが愛される理由‥
愛さずにはいられないでしょ!
さすがのレジェンドも
アダムにかかればただのじいさま!
楽しい時間はいつもいつも
あっという間に過ぎていく。
初のヘアニング公演も
終演を迎えるお時間となりました。
今回“God Save The Queen”は残念ながらありません💧
初めて?かも。
込みの動画はいくつかありましたが
今回は“この映像”以外の選択肢はなかったので…。
◆26.We Will Rock You
◆27.We Are The Champions
張りつめた緊張感の中
アダムが花道の奥から現れ
いつもの場所で立ち止まり
遠くを仰ぎ見る。
そのまなざしから
今日も特別なエンディングになるだろうと
感じられた。
今日のエンディングで注目してほしいのは
もちろんアダム。
そしてブライアン、ロジャーもだ。
今日のブライアン。
いつもと違う、
何かを悟ったような高陽感を
あらゆる所で感じた。
その表情にも
レッドスペシャルにも。
そしてロジャーもそれは同じだった。
ロジャーのドラムは
アダムを後押しするような
力強い存在感があった。
嬉しいことに今回探し当てたこちらの動画は
アダムにフォーカスを当てながらも
ここぞというブライアンとロジャーの姿を
余すことなく残してくれてある。
本当に感謝したい。
最後のクロージング
アダムが“We Are The Champions”を
繰り返すシーン。
ブライアンが何度もアダムをのぞき込み
タイミングを見計らい
ロジャーもまた慎重にタイミングを探る。
三人が息を合わせる
この共同作業が実に見応えがある。
思わず手に力が入る
渾身のシーンだ。
そしてもうひとつ
是非ご覧いただきたいのは
この映像が捉えた
オーディエンスの人たちの“手”だ。
頭上で力いっぱい振られる数々のその手が
今日のクイーンへの最大の賛辞、
アダムをがクイーンのメンバーとして
ここデンマークで
迎え入れてもらえたことの証だと思って
間違いないだろう。
いつもの感謝の気持ち
“I thank you all”を伝えた直後
こんな笑顔を見せたアダム。
このタイミングで
こんな笑顔を見せたことなかったよね。
パフォーマンスではない
これはあなたの“素”の顔だもの。
無垢な、
アダムらしい無防備な笑顔。
アダムをこんな笑顔にさせてくれた
ヘアニングの人たちに感謝したい。
また何かを掴んだエンディング。
アダムは一歩一歩その足で
確かな足跡を残していく。
今日のアダムもまた
いろんな顔を見せてくれた。
そんなアダムの変化を見てるうちにレポートの中でも少し触れたが、クイーンのセットリストの奥深さが見えてきた。
クイーンのセットリストは、まだしばらくはこうやって日々変わりながら、だんだん固定される部分が多くなっていき、2018年以降は何日も同じセトリが続く固定化が定着する。
それは一見マンネリに見えたりするのだが
そこは天下のクイーン
その逆を行く。
固定化されてこそ“活きる”
それがクイーンの美学なのだ。
それは“オペラ座の夜”に息づく一貫性
そこに重きを置いてきた表れだと思う。
クイーンのステージは
オープニングからエンディングまでが
ひとつの物語。
ストーリーは同じでなければならない。
展開がわかっているからこそ楽しめる、
観客を虜にする。
極端に言ってしまえば
紙一重の「中毒性」を求めている。
これはクイーンにしか
クイーンの楽曲でしかなし得ない
特殊なエンターテイメント。
その“ショウ”の主役を演じられるのは
もちろんフレディ
そしてもうひとり現れたのが
アダム・ランバートだ。
セットリストが固定化される2018年頃が
たぶんひとつの完成形に到達した時期と
見ていいのだろう。
そこまでの礎を作っているのが
まさに今、2015年。
今日のアダムを見ていて
その完成形に近づく可能性
手応えを実感した。
アダムの生まれ持った
真のエンターテイナーという才能が
くっきりとその輪郭を浮かび上がらせてきたのだ。
それを今日感じたのが
いつもいちばん近くでアダムを見守る
ブライアンだろう。
今日のブライアンを見ていればわかる。
表情も違う
何より彼のギターにそれが表れている。
ブライアンの心がいちばん見え隠れするのは
そこですから。
ブライアンは今日ずっと笑っていた。
いや、にやけていた?かな笑
最初にアダムに会ったときに感じた可能性を確信できた、自分は間違っていなかったと思えたからだろう。
アダム、あなたはほんとに幸せものね。
こんなにみんなに愛されて
大事にされて。
でもそれはあなたが自分の手で得たもの。
大切にしてほしい。
そしていつまでも
ブライアンとロジャーの
宝物であってほしい。
今日も長々と最後までおつき合いくださりありがとうございます。
ヘアニング─
“いったいどこの国?”
から始まった今回のレポート。
華やかな西、南ヨーロッパの各地、ドイツの町を巡ってきた私には正直、最初はあまりぱっとしない印象だった。
なので今回の紐ときは苦労した。
でもわずかな糸口を見つけ、いったん解きだすとどんどんその姿を露わにしてくれた。
ひとつひとつ追うにつれ
見えてきたのは
今までの華やかさはないけれど
素朴なヘアニングの温かさ。
今回、首都コペンハーゲンではなく
こんな小さな町、ヘアニングを選んだ経緯は
私にはわからない。
たまたま会場が押さえられなかったのか
それとも意図的であったのか…。
でも経緯がどうとかは
あまり関係ないかも。
ふたを開けてみれば
こんなにアットホームな会場で
まさに諸手を挙げての
大歓迎が待っていた。
肩の力を抜くことができた
ヘアニングだったからこそ
無防備なアダムが
また違う顔をいくつも見せてくれたのだろう。
アダム、今日覚えたデンマーク語
「Tak !」
はあなたとデンマークの
橋渡しになってくれた言葉。
忘れては
だ・め・よ
◆記録用
【フルセットリスト】
(14.Bass Solo 20.Tie Your Mother Down除く)
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