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のぞいてくださりありがとうございます。
1月29日
アダムは42歳の誕生日を迎えました。
今年の絵はこちらです。
今年の題材は2016年前後のアダムを探しました。
これは2017年、北米ツアーに入る前にリリースした曲「Two Fux」のプロモーション用の写真です。
2016年アジアツアーが終わってから
北米ツアーが始まるまでの
空白の9ヶ月を追っていた私が見つけた曲が
この「Two Fux」でした。
その謎の9ヶ月を紐解いた記事がこちら。
アダムの大きな転機となった2017年。
その直前のアジアツアーでは全身黒づくめだった衣装が、北米からは突然カラフルになり髪も赤に染め上げていた。
この変化がどうにも不思議で、何か理由があるはずだと追っていた経緯とたどり着いた答えを、この記事にまとめた。
今年の誕生日にこれを描いたのは
昨年から今年にかけても
アダムの大きな転機になっているような
気がしたからだ。
パンデミックも
ようやく出口が見えかけた昨年2月
カバーアルバム「High Drama」をリリース
クイーンのカバーを10年以上続けてきたアダムならではの出来栄え、オリジナルに忠実でありながら彼の個性が余すとこなく散りばめられた珠玉の一枚。
カバーアルバムの概念が覆されるほどの作品だと私は感じた。
発売直後の2月から夏にかけてヨーロッパ各地を回るソロミニツアーを行い、10月からQALとして北米ツアーをスタートさせた。
私はソロツアーの最終地フィンランドへ飛びヘルシンキのアダムを見納め、北米ツアーに臨んだ。
彼の成長は手に取るように感じた。
もうここまで来るとただの母親のような心境。
一つ一つ階段を駆け上がる彼を
はらはらしながら見守り
一喜一憂しながら追いかける日々。
そんな2023年は年末に紅白出場という
大きなおまけ付きで年が明け
待望の2024年来日公演は目の前に迫っている。
前回の2020年が恐らく最後の来日だと思いその後ロンドンへ行く決心をし、その欧州2022がさすがに最後だろうと千秋楽フィンランドへも急遽飛び、さらに昨年の北米が絶対最後よね、と思い込み11公演もチケットを買ったらその矢先来日公演発表…このバンドは不死身だと悟るしかなかった。
しかし…
アダムがひとりで歩きだす日も
そう遠くはないはずだ。
悲しいけれどそれはどうしようもない事実で
どんな奇跡が起きようとも
時計の針は戻ることはない。
42歳はまだまだ若い。
何を始めるにも可能性は十分ある。
でも私はほんのちょっぴりの不安を感じている。
この12年は彼にとって何にも代え難い年月であり、苦悩と発見と喜びに溢れた、かけがえのない経験を積み重ねてきた。
アダムはクイーンとして少し長く身を置いてしまったのではないか、そんな気がする時がある。
それはブライアンとロジャーが彼を愛しそうに見れば見るほど感じるのだ。
アダムは独り立ちをする…
このふたりの手を離れて。
そんな日が私はまだ想像できないでいる。
いや、想像したくないと言うのが
正しい表現だろう。
赤い髪のアダムが飛躍した2017年北米は私が一番好きなツアーだ。
しかしそれに迫るほどの飛躍を見せた昨年の北米ツアー2023。
私が見守ったナッシュビルから最終地LAまでの11公演の間でも、彼の輪郭はどんどん変わっていった。
最初このバンドがスタートした頃は
ブライアンとロジャーが彼を見守っていた。
それが逆転したのは2017年からだ。
Bohemian Rhapsodyの全パートを
フレディと分け合う事なく
単独で歌うようになったのはこの年。
アダムにならバトンを託してもいい、
ふたりがそう思えた唯一の人物だった。
アダムは託されたバトンを…
手離すことはできないだろう。
彼がソロに戻って
例えクイーンの曲を歌わなくなったとしても
彼の手にバトンは握られたままなのだ。
(まあクイーンのナンバーはセットリストに並ぶと思いますが、、、)
日本公演は初めての5大ドームツアーが組まれた。
やがて巣立つフロントマンに少しでも多くの経験を積んでほしい。
ブライアンとロジャーの深い愛情の表れのような気がした。
“最後の来日公演”と謳われているが
あるとしたら次はUKツアーロンドン凱旋公演…
ロンドンが…幕引きになるであろうと
何度目かの覚悟を決めている。
来年のアダムの誕生日には
私はここに何を書くのだろう。
何があろうともアダムと共に私の人生は進んで行く。
今日“最後のジャパンツアー”へ向けて出発する。
涙はファイナルまで持っていこう。
アダムときちんと向き合い
ブライアンとロジャー
スパイク、ニール、タイラーの姿を
脳裏に焼きつけよう。
そして何よりも6人のメンバーと
バンドを支えてくれるクルーたち全員で
最終日東京を迎えられるよう
ジャパンツアーの成功と
自身の5公演完遂を願う。
Happy Birthday Adam
I’m so excited to see you again in Japan!
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