今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださり
ありがとうございます。
アダムのフロリダのツアー
最後の記事を書いてから更新も出来ず
2ヶ月近くたってしまいました。
私は無事ロンドンツアーを終え
帰国しています。
滞在中はTwitterの方でO2アリーナでのレポートや、撮影した動画をアップロードしたり、日々の出来事(=珍道中)、聖地巡礼の様子などをツイートしてきました。
O2アリーナでの4日間
滞在期間全8日間…
想像を遥かに越える体験の数々。
ロンドンでのとんでもない様々な出来事は
私にとってかけがえのない経験
お金では買えない貴重な財産となりました。
渡英前にお知らせしていた通り、帰国後
ライブレポートに取りかかっていたのですが
ある想いが私の心にのしかかり
気持ちを煽るものがありました。
それを…
どうしてもないものにすることが出来ず
想いを遂げようと決心したことを
今日はご報告したいと思います。
今回の欧州ラプソディツアーは
本来であれば2020年夏に行われるものでした。
コロナウイルス感染拡大の影響で
未曾有のパンデミックに巻き込まれ
余儀なく延期となる事態になりました。
二度のリスケジュールを施され
2年の年月を経て
そのときを待ち続けたのです。
ようやく2022年の年明けを迎え
感染拡大が沈着化されてきたかと
思われた矢先
今度はロシアの軍事情勢の悪化。
“もしかしたら3度目が…”と不安も過ぎる中
あらゆる困難に翻弄されながらも
ようやく実現されたツアーでした。
特別な想いが込められたツアーであることは
明らかであり
私がロンドンで体験した4日間のステージ
そこは
“人生のいちばん高いところからの景色”
実はツアー開始前から
ざわつくツイートをいくつも目にしていた。
開催まで2年のブランクがあり
アダムの身体的な変化や喉の調子など
いろんな憶測や波紋が拡がっていた。
言いたいことがあるのなら
気の済むまで言ってくれて構わないと
私は思っている。
アダムには揺るぎない実力と真実を貫く
強い意志がある。
それが偽りでないことを
初日のロンドンでのステージが
証明してくれていた。
この“アダムの揺るぎない実力”
を証明してくれたひとつが
この曲の初披露だった。
セットリストは
ロックダウンに入る直前、2年前のものと
ほぼ同じだったが
新しい試みのひとつとして
A Kind of Magicのボーカルを
これまでのロジャーに代わり
アダムが務めるというサプライズがあった。
ツアー初日のベルファストでのアダムは
正直、歌いづらそうにしていた。
この曲の難しさを改めて感じた。
ぶっちゃけて言ってしまうと
アダムには合わないかも、、、
とさえ思ったほどだ。
ところが予想に反して2日目からの
目を見張るような修正能力。
そこから日を追う毎の成長の凄まじさ。
瞬く間に歌いこなし
自分の色に染め上げた。
アダムランバートというシンガーの底力を
改めて認識することになった。
“何なんだ!こいつの伸び代は無限大か!!”
毎夜ストリーミングをしながら
唸っていた私。
ステージの演出
特にライティングは豪華絢爛の極み。
そして群衆の止めを刺したのは
O2アリーナのだだっ広い天井に向けて
レスぺの先から打ち上げられる花火。
最後宴を締めくくるのは
アダムの自らの手から放つ
一発の花火。
ギターのネックの先に
花火を仕掛けるミュージシャンて
どうよ?
キルトの裾をひらひらさせて踊りながら
手には金色の筒を持ち
真っすぐに放たれ火を吹く火柱。
ライブパフォーマンスを越えた
究極のエンターテインメントが
そこにはあった。
この曲、実は
ロジャーがアダムに歌ってほしいと
公言していた曲。
感染拡大のためツアーが延期になり
そのタイミングでリリースが決定した
QALライブ盤「Live Around The World」
発売日2020年10月2日(誰かさんの誕生日❤)
その前夜祭として行われた英国でのインタビューで
ロジャーが答えている。
2022/5/28 自身のツイート
アダム有言実行😆ロジャが #AKindOfMagic アダムにやってほしいと言っていたのはこちら😳Credit to owner/my edithttps://t.co/1zDcNr03TC https://t.co/1RZRsOQC9m
2022年05月28日 06:32
ロジャーにお願いされ
“練習しなくちゃね”とさらっと答えたアダム。
まさかこのやり取りが現実のものになるとは
誰が思っただろう。
有言実行し、きちんと形にした
アダムも凄いが
これを見抜いたロジャーの先見の明も
流石だなと。
例えここまでのものになると
本人でさえわかっていなかったとしても
ロジャーの本能が悟ったのかもしれない。
何度も言っていることだが
このツアーはQAL最後のツアーになるのでは
と、私は覚悟している。
二度目のリスケ直後、2日連続で
追加公演の発表(2021.5.25/26)があった。
その頃はまだ感染拡大は続いており
同じ時期の欧州ツアーを延期した
大物アーティストもいた。
そんな中でさらに追加発表をするその姿勢に
ブライアンたちの
このツアーに賭ける覚悟と決意を
感じずにはいられなかった。
5月27日
アイルランド・ベルファストをスタート。
順調にロンドン10夜公演を走り抜け
6月24日ドイツ・ベルリン公演に於いて
18公演を残し、折り返した。
順調…に見えたが
果たして感染は収まっているのだろうか。
メンバーがステージ上でマスクを着用していたり
最後のクロージングで
ソーシャルディスタンスがあったり
気になっていたシーンはあった。
そんな中、コンサートへの参加者へ
自己検査をお願いする呼びかけを目にした。
開催者側、ステージに立つ演者たちが
どんなに予防策を投じても
会場に足を運ぶ観客自身が感染予防を意識しないと
防げるものも防げない。
私は思い切ってリツイートした。
“当たり前のように
コンサートが開催されているという
概念は捨ててください。
毎回毎回行われていることが
奇跡なのです。
その奇跡が続くか続かないかは
参加する私たちファンにかかっていることを
忘れないでほしい。”
そして私自身も
その意識に欠けていたことを反省した。
イギリス滞在中マスクを付けていなかった私は、
こんな偉そうなことを
他人に向かって言えるような立場ではない。
でも勇気を持って
自己検査を呼び掛ける声を耳にして
少しでも拡散できたら、という思いがあった。
私はロンドンから帰ってきて、残り6日間のO2公演の様子を幸いにもストリーミングで聴くことが出来た。
O2アリーナは最大で約二万三千人のキャパがある。
その世界最大のドームを10夜連続Sold Out。
毎夜、世界最高峰の
エンターテインメントショウを繰り広げ
同じセットリストにも関わらず
何度も足を運びたくなる衝動に駆られる
音楽の魔法。
舞台の美しさや屈指の技術はもちろん
ブライアンを始めメンバー、スタッフのこだわり
2年の想いが凝縮されたステージには
このツアーにかけた
彼らの魂が込められている。
誰ひとり欠けることなく最終地で
全員の足でフィニッシュのゴールを切ってほしい…
それが何よりもの切なる願いだった。
そのゴールを─
私は見届けるつもりだ
最後アダムの側に居たいという強い気持ちと
7月24日フィンランドに
彼らが辿り着いているという
願をかけた。
航空券はキャンセル不可のものにした。
チケットは完売。
もちろん手元にはない。
現地へ行けば何とかなる。
いや、何とかする。
信じられるのは、これまでもこれからも
自分自身だけだ。
私を突き動かすもの…
クイーンとQALとアダムに出逢い
私の人生は救われた。
自分の思うがまま生きよう─
そう決めてから2年。
アダム以外のものを断ち切り
時間、お金、意思、欲望…
全てのものを
アダムランバートに費やしてきた。
“後悔しないようにするには
どうしたらいいか?”
答えは出ていた。
7月24日
7月25日
フィンランド・タンペレ
音楽史に新たな歴史が刻まれる
その瞬間を見届けよう
Queen+Adam Lambert
誇り高き勇者たち
ロンドン初日
ロンドン4日目(私にとっての最終日)
両日のプレイリスト(抜粋)になります。
※全て自身で撮影した動画を使っています。
ロンドン紀行(?)ライブレポートは
フィンランドからの帰国後となります。
(今年中に終わるのか?🤣)
気長にお待ちくだされば幸いです。
(画像・映像一部お借りしました)
コメント
素晴らしい現地レポートですね!
動画も、ゆっくり観させていただきます。
kaori-glambertさんの想いの強さが伝わります。
>YUMIA60さん
ありがとうございます。
ロンドン初日~4日目はまた日別で記事にするつもりです。
フィンランドから帰国後になると思いますが。
動画は…私の想いが詰まっています。
どうかご覧いただければ嬉しいです。
外から失礼します。
6月9日のSomebody to Loveの、最後のアダムのアドリブ、最高でした。これから何回も見ると思う。ありがとうございました。
アダムって本当に、ブライアンとロジャーに愛されているね。。
生で見れて、羨ましいです^^
>ひいさん
はじめまして。
お読みくださりありがとうございます。
6月9日のSomebody To Love…見ごたえありますよね。
この曲のクロージングはふたつと同じものがありません。
100回歌えば100通りのSomebody To Loveがある。
どの曲もそうなんですけどね。
これは特別です。
私は勝手にこの曲をアダムの“戦友”と呼んでいます。
それくらい苦楽を共にしてきた、と言えばわかりやすいかな。
そう、ブライアンとロジャーの溺愛ぶりは年々、いえこのツアー中だけだもどんどんエスカレート(笑)してますね。
クイーンの曲をあんな風に大切に歌ってくれて尚且つ可愛い❤️
たまらないでしょうね。
コメントいただき嬉しかったです。
私の撮った動画がどなたかの胸に響いてくれたなら本望です。
また気が向いたら覗いていただけたら嬉しいです。