今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
いよいよ北米2017スタートいたします!
どんな旅がアダムくんを待ち受けているのか…✨
ワクワク❤
全26公演のスタートを切るのは
アリゾナ州フェニックス
(アダムの住むロサンゼルスからは約600km)
アリゾナ州フェニックス(Phoenix)
日本語では不死鳥のフェニックスから慣用として“フェニックス”と表記されることが多いが、英語での発音は“フィーニクス”だそうです。
アリゾナ州の州都であり、砂漠の中心にありながらも全米有数の工業都市。
郊外の至る所にサボテン🌵が見られ、市の象徴にもなっており、近辺にはグランド・キャニオン国立公園があります。
6月は一年で最も暑い時期。
ライブの行われた
2017年6月の気温を調べてみました。
月平均最高気温 42.2℃
月平均最低気温 27.4℃
月降水量 0
砂漠やん…😑
この日は20時開演。
乾燥しているので過ごしやすいとはいえ…💦
◆ツアーポスター🔥
わーい!!
ツアートラック🚚発見!!
(Twitterからお借りしました。)
過去の欧州ツアーでは「FLY BY NITE」
というトラック会社にお世話になっていました。
2015欧州ツアー 25公演
2016欧州フェスティバルツアー 15公演
ヨーロッパ大陸を駆け巡った
計40公演
全てを合わせた総移動距離
約26380km
それこそ雨の日も風の日も…
(悪天候も幾度となくありました😟)
コンサートの心臓部とも言えるステージに関わる全ての機材資材を運び、設営解体を繰り返し、安全にそして迅速に走り抜いてくれました。
こうやって裏で支えてくれるあらゆる力のお陰で、ツアーが出来ていることに改めて感謝したいですね
北米ツアーはTRUCK’N ROLL
こちらの会社になります!
男前〜😍
ここから8月5日の千秋楽ヒューストンまでの26か所
どうかよろしくお願いいたします!🚚
さて今回の会場は『Gila River Arena』
(ヒラリバーアリーナ)
フェニックスでの開催は初めてなので
もちろんこちらの会場も初めてとなります。
アリゾナ州グレンデール市に位置する多目的アリーナ。2003年にこけら落とし。
アメリカ・ウエスト・アリーナから移転したNHLアリゾナ・コヨーテズの本拠地。アイスホッケーチームの所有するアリーナとなります。
コンサート時の収容観客数は約19000人。
O2アリーナ規模のキャパになります。
前回14年の北米ツアーと比べ、半数以上は同じ会場での開催となりますが、残りはアリーナクラスへとグレードアップしています。
ここにもアダムの成長が見えますね!
各会場については、今後のレポート内でまた詳しく追っていきたいと思います。
【日程&セットリスト】でも詳しく触れたように、今ツアーから新加入したタイラー・ウォーレン。
初日の開演前に早速ツイートしてくれていました
何の違和感もなく馴染んでいますね🤭
客席の様子もわかります✨
こちらも貴重なショット。
facebookよりお借りしたセッティング風景。
そうです!
気づかれましたか!?
ステージがレスペ🎸に型どられています✨
これは2017年からだったのか!と改めて感動。
私のツアーレポートも
ここまで来たんだなあとしみじみ…。
ライティングもさらにスケールアップしてますね!
あー!楽しみです!!🎶
それではお待ちかね
セットリストの発表です!
◆初登場曲
固定化していく曲
・Bicycle Race(Queenカバー曲/Jazz)
・I’m in Love with My Car(ロジャーVo./オペラ座の夜)
・You Take My Breath Away(Queenカバー曲/華麗なるレース)
・Ay-oh(Call&Response)
ツアー曲
・Two Fux(アダム新曲/17年リリース)
・Get Down, Make Love(Queenカバー曲/世界に捧ぐ)
・It’s Late(Queenカバー曲/世界に捧ぐ)
・Spread Your Wings(Queenカバー曲/世界に捧ぐ)
◆オープニング
We Will Rock You(Full Ver.)
オープニング→fast ver.
アンコール→full ver.
だと思いこんでいましたが、このパターンは二日目以降。初日だけはオープニングでフルver.でやってました💦(アンコールは無し。)これはかなりレア!
今回のツアーは1977年に発売されたクイーンのアルバム「News of The World」(邦題:世界に捧ぐ)がフィーチャーされたステージ、セトリになっています。
We Will Rock Youもこのアルバムに収録されているブライアンの作品。最初のシングルとして「伝説のチャンピオン」と両A面でリリースされた。
オープニング→fast ver.、アンコール→full ver.というのは、当時のツアーの“再現”なのだが、QALの場合正確に言えばfast ver.は“fast”というより“short”になる。
私も全公演をまだ確認していないので、レポートで追いながら確かめていきたいと思います。
オープニングとライブ終了後のエンディング、そしてKiller Queenにはアルバムジャケットのイラストであるフランクくん🤖が登場します。
◆Somebody To Love→アコースティックVer.
アダム&ブライアンのクイーン小劇場🥰
そして途中からロジャーが加わりドラマチックに展開するツアーの見所。
◆Bohemian Rhapsody
こちらが最大の重要ポイント。
16年アジアツアー最終日バンコクで記した通り、フレディと歌い分けてきたこの曲がこの北米ツアーから大きく動き出します。
『フレディが歌っていた2番をアダムが歌う最初の日』
となる初日フェニックス公演。
記事内でしっかり追っていきたいと思います。
それでは
北米ツアー2017
初日フェニックス公演
開演いたします
Adam!
Here we go!!!
オープニング
◆1.We Will Rock You(full ver.)
◆2.Hammer To Fall
オープニングから
いきなりありゃ?💦😑
We Will Rock Youがフルです…(動画見て慌てて気づく💦)
短いバージョンだと思い込んでましたが
初日のみフルバージョン。
これはこの日限定、アンコールではプレイしていないかなりレアなケースです!
(翌日ラスベガスからは
オープニング→fast ver.
アンコール→full ver.に変更されています。)
スクリーンに浮かび上がった
ロゴの壁を突き破り
突如現れたフランクくんの大きな手
ここでもう会場は大興奮!
心臓がバクバクしてきますね~😍😍😍
スクリーンが上昇を始め
その格子越しに
アダムとブライアンの姿が映し出されると
歓声と悲鳴が渦巻きます!
一気に全身鳥肌!!
アダムがカッコよすぎるぅぅぅ
しかし、この坊っちゃま
衣装がアメリカン🇺🇸⭐すぎるんですけど!
黒づくめの衣装だったアジアツアーから一変
ここまで変わると気持ちいい!
後ろも手を抜きません!!
どっからどう見ても北米ツアー
イヤモニ本体のケースも赤ですね✨
そして変わったのは衣装だけではなく
アダムの顔つきもぐっと大人びてきました。
骨格が浮き立ち、
体の線が引き締まってきたように思えます。
さてステージのセットですが
どこかで見たことありませんか?…
ラプソディツアーのメインモニターと
同じではないでしょうか?
2017年北米ツアー
セットリストもステージセットも
急に現在の形に近づいてきました。
しかしツアー初日のオープニング…
緊張が伝わってきますね💦
アダムはひとつひとつ
コマ割りを確認しながら
まだプレイには完全には集中しておらず、
あちらこちらに注意を払っているように見えます。
ブライアンもアダムに注意深く目線を向け、
また自身のパフォーマンスも手探り状態の中
プレイを続けていますね。
特に感じたのは
2曲目Hammer To Fallへ繋げるところ。
We Will Rock Youから
Hammer To Fallへとシフトするこの流れは
もちろん初めての試み。
いつもより慎重なブライアン。
ひとつひとつのフレーズを確かめるように
弾いています。
ブライアンの脳裏には
きっと3年前の北米ツアーの初日の
アダムが重なっていることでしょう。
こんなに成長した姿で戻ってこれてよかったと
ほっとしているのかもしれません。
いろんなことがあった3年でしたから…。
さてアダムの記念すべきツアーのオープニング。
豪華二本立てで花を添えたいと思います!
2本にするつもりはなかったのですが
私の大好物のアングルを見つけてしまい
もう迷いなく貼らせていただきます
急勾配の斜め上からの撮影。
スクリーンの上昇するさまや
レスぺを型どったステージの形も
しっかりと確認できます。
ロジャーや新加入のタイラー・ウォーレンの動き、
アダムのマイク指示や、ブライアンが小走りに自分のマイクに戻る様子なども、観察できますね。
こういう映像は無条件に楽しい。
見るたびに発見があり何度見ても飽きない。
撮影者さまに感謝🥲
◆2.Stone Cold Crazy
今ツアーのステージのライティングが
どこか『ライヴ・キラーズ』を
思い出させるような派手さがあり
その凄まじさがいきなりこの曲であからさまに!!
スタートから圧巻!
寸分の狂いもない激しいドラミングに
唸りまくるレスぺ。
アダムの赤い衣装が
青のライティングによく映えています✨
いや~惚れ直します❤
◆4.Another One Bites The Dust
何だかんだ言ってもやはり初日
さすがのアダムも緊張は隠せません。
オープニングから
まだ体が付いてってないなあて感じでしたが
この曲辺りから
ちょっとエンジン吹かしてきましたね!
それはブライアンを見ているとよくわかるんです。
ブライアンがアダムの方を何度も見ています。
彼もアダムの仕上がり具合いが気になっているはずなので、こうやって何度も目線を向けて確認しています。
この確認作業は曲が進むにつれて少なくなってきて、やがてブライアンも自分のギターに集中を始めるはずです。
しかし、アダムくん
今日の仕上がり具合いはまだまだですね!
足も全然上がってないよ~
どこでギアが変わるか…楽しみですね~
◆5.Fat Bottomed Girls
以外と早かったかも!
ここでギア上げてきました
いきなりブライアンの肩に手を掛けだしたとこで
あからさまにわかります。
そして曲のアレンジが変わっています。
途中のコーラス部分
Oh, won’t you take me home tonight
Oh, down beside your red fire light
アダムが歌わないので“あれ?”と思っていたら
1:58~
アレンジが変わりました!
カッコいい!!
そして決定打はこちら!
3:24~
動画のサムネにも使われていますが
ブライアンの肩に手をかけ
完全に調子ぶっこいてます😛
あとは、そう…いつもの“アレ”です!
“Get on your bikes and ride!”
アダムくん、完璧に波に乗った模様
ここで衣装チェンジのためかけ足で退場
これまでのツアーと同じ流れですね。
そして主役のいなくなったステージを引き受けた
ブライアンの圧巻のオンステージ!
いつ見てもカッコいい!!
乱雑に動画を貼るわけでは決してないのですが、
“ライティングがヤバすぎる”
という理由だけで貼らせていただきます…のつもりでした。
が、しかし!
この動画だからこそ気づけた貴重な場面を発見!!
2:10〜
アダムが頭上で手拍子を叩くお馴染みのシーンですが
いつもはニールも参戦、いっしょに叩いています。
でもこの日アレンジが変わったせいか
ニールがひとり乗り遅れてしまいました。
よく見るとその少し前、スパイクが早くも両手を上げ(2:16~)、“おい!今日はどのタイミングでやるんだい?”てな感じでそわそわ。(先に一度叩いてしまったようなww)
その流れで、まずスパイクとアダムが“パンパン!”と一度叩いています。(2:24~)
すると乗り遅れたニールが両手を上げ、
“もう一回やろうよ!”と言わんばかりにアピール。
アダムもそれに気づき
もう一度手拍子を繰り返しました。(2:28~)
アダムとニールの息はいつもピッタリ。
スパイクとの絶妙な絡みも楽しい🎶
初日からこういう光景が見られると
ほんとあったか~い気持ちになります
(埋め込み不可のためリンクからご覧ください)
◆6.Killer Queen
◆Speech(2:20~)
◆7.Two Fux(5:33~)
このツアーからお目見えしたフランクくん
上手にちょこんと座って
赤毛にピンクのスーツに赤いヒールのブーツ。
どこまでも可愛いアダムくん❣️
お尻の部分には窪みがあり、両側に握れる取っ手のようなものが付いてるだけで“落ちないのかなあ?”てハラハラしますが、途中でイヤモニの調整をしたりブライアンに拍手も送って、全く余裕ですね!
そして初めてのスピーチ。
言葉を選びながら流暢に丁寧に話す姿が
本当に大きく、頼もしく感じました。
“新しい僕の曲があるんだよ!”
アダムが自身のオリジナル曲をQALのステージで初めて披露したのは、2015年南米ツアーの“Ghost Town”でした。
それまではオリジナル曲をプレイしようというブライアンからの誘いも、頑なに遠慮してきたであろうアダムが(←これは想像)、とうとう首を縦に振ったのは、あの中止公演のあった欧州ツアーの後でした。
そして今回は…
きっと素直に“やりたい”と言ったんだろうなあと
これもまた勝手に想像しています。
前日のプロモーションライブで既にプレイしていますが、この日が正式にクレジットされるのでしょう…
自分に正直に生きようという
原点に戻ったアダムが
新しい一歩を踏み出した瞬間です。
“自分が何をしようとどう生きようが
君がそれをやり過ぎだと思ったとしても
それがどうしたって言うんだい
どんな言葉だって
どんな愛の形があったっていいじゃないか
僕は我が道を行くだけさ
文句あるかい?
ここにあるんだ、ほらね
真実はここにあるんだ
ナマステ、ほらね、ここに、ここにあるんだよ”
◆11.Get Down, Make Love
◆12.I Want It All(2:20~)
アダムくん
3回目のお色直し✨
赤のレザーのセットアップ!
赤毛に赤づくめ…それでも何の違和感もなく
ただただカッコいい
そしてここは…
先日記事にしたブライアンの
危険回避のシーンがある
I Want It All。
ロジャーの曲の間に素早く衣装替えを済ませ、さらにツアー曲として初リストインしたGet Down, Make Loveをプレイしてからの流れだったので、決して気持ち的に余裕があったわけではなかったと思います。
そんな状況の中、改めてこの冷静な判断と行動は驚くばかりです。
ここで詳細については触れませんので詳しくはこちらの記事を参照ください。
記事の中で使用した動画は正面からの撮影でしたが、今回は違う動画を。
こちらは横からのアングルになります。
これを観て気づいたのですが、正面から見るとブライアンの両足が噴射口にかかって見えましたが、右足は実は少し離れていることが確認できました。
(後からの確認になりましたが、ここで訂正させていただきたいと思います。)
この動画の横からの撮影だと
アダムの最初のアクション、一歩目がよりわかります。
7:28~
ブライアンを救った今回の出来事。
確かにアダムの功労ではありますが
彼にとっては当たり前のことであり、
目の前にあるやるべきことを
やったまでのこと。
歌い手としての才能、だけではない
アダムが“ここに”居る理由
アダムでなければ“いけない”理由
私が説明する必要は
どんどんなくなってくるかもしれない…
ふとそんな気がした。
◆13.Love of My Life
◆Selfie Stick
あら?
Selfie Stickの順番が入れ替わってますね~
いつも歌う前にやってたけど今回歌った後にやってます。
もしかしてこの後の余興❤️に関係してるのかしら?
そしていつも会いに来るフレディと
なんとブライアンは…ついに会えましたよ
これは反則です
ブライアン絶対泣くよ
ほら~
◆14.Somebody To Love
これまではLove of My Lifeの前にプレイされていたこの曲が、その直後に組み込まれた。
アダムとブライアンの小コント劇場は
レスぺを持ったアダムが
「Dr. May!」
とブライアンを迎えるところから始まる。
そしてまだぎこちない二人のやり取りも
ステージを重ねるごとに
どんどん賑やかになっていくのだ。
私の大好きなSomebody To Love。
いや、このアコースティックVer.を知ってから
ますます愛してやまない大切な曲になった。
アダムがレスぺを握る手が
たまらなく愛しい。
マイクを握る時も同じだ。
ぎゅっと、それはそれは大事そうに
握るのだ。
ブライアンの大切な相棒、
そして自分を励まし支えてくれてきた友
レッドスペシャル。
海のように深いコバルトブルーの衣装に
その赤いギターはくっきりと映えていた。
このアコースティックVer.の
私の一番好きなシーン。
もちろん花道でロジャーがドラムを叩き出す
その瞬間も好きなのですが、それは二番目。
一番はメインステージから花道を
ふたりで歩き出すシーン。
1:41~
今だからこうやって歩けるブライアンの穏やかな顔
てくてくと
どちらからともなく歩調を合わせ
歩き出す
これからもこうやって
彼らは歩いていく
後ろは振り返らず前だけを見て
その先にいる、ロジャーとともに
◆17.Under Pressure
ロジャーのドラムが始まったが
いつもの如く歌声はすれども姿は見えず。
ニールが振り返った先から
玉虫色に輝く黒のストライプのジャケットを着た
主役が登場。
ここで、、、とんでもないことが起こった。
ロジャーの…えっ⁉️
ちょ、ちょっ…そっち行くんかーい!
アダムくん、右だよ、そっち右!
いつもは左側でしょ!!
ロジャーのマイクは左側。
歌ってはいちいち振り返ってアダムを見る
ロジャーが忙しそう💦
“おい、アダム
俺のマイクは左なんや!
お前が見えんやないかぁ~!!”
わざとなのか…
2コーラス目でようやくいつもの左側へ。
ロジャーはガン見。
最初の“Ee do ba be…”のとこが
もう、これでもか!てくらいヤケクソ?(🤭)
ブライアンとはたまに駆け引きしてますが
ロジャーに対しては珍しい。
こういうちょっとしたイレギュラーな出来事にも
アダムの心の変化を感じます。
0:20~
さて、奥にいるニールの様子を観察していると
まだ遥か後方に待機するブライアンの方に
“早くおいでよ”
と言わんばかりに目線を向けていた。
ブライアンは静かに動き出し、ニールの元へ。
立ち止まり、ベーシストとの貴重なツーショットが実現した。
こういう時にもブライアンの人柄が出る。
彼はニールの体の前に出ることはなく
その影に重なるように演奏に臨んでいた。
暫くしてブライアンはニールと目線を合わし
“ありがとう、あとは大丈夫”
と言葉を交わしているかのようにうなづき、
主役のふたりの元へ歩き出した。
ニールはそれを見送り
静かにステージへと戻っていった。
“サポートメンバー”
その名の通りメインのメンバーを支えてくれる
なくてはならない存在だ。
こういう何気ないシーンを目にすると
じわりと温かい気持ちになる。
レスぺを型どった花道と美しいライティング。
贅沢な光景が広がっていた。
演奏が終わり暗転した中
ステージへと戻る三人に突然光が差し込み
間髪を入れず次の曲へシフトする…
聞き慣れたメロディが流れ始めた。
“You Take My Breath Away─”
本当にここまで来たんだと
ラプソディツアーまで
あと2年のところまで来たんだなあと
…実感した。
撮影者様に感謝
◆18.(You Take My Breath Away) Who Wants To Live Forever
一気に加速するアダムの進化に
心が動揺する。
武道館のアダムからまだ一年もたっていないのに
今、目の前のアダムは
すでにラプソディツアーに手が届きそうなくらい
先へ行ってしまった。
青光一色だったステージは
幾重もの虹がかかったように
七色に染まった。
鮮やかな光のカーテンに
人々の感嘆の声が止まない。
You Take My Breath Away─
この曲が冒頭に組み込まれたことで
彼自身の世界観を創り上げることが
より可能になった。
このタイミングしかなかったのだと思う。
アジアツアーでは早すぎたし、
ラプソディツアーでは遅すぎたはずだ。
その未知の世界へ足を踏み入れたら
もう現実には戻れないかもしれない。
それほどまでに
アダムの声は威力を増していた。
説明は必要ないだろう。
技術的にも芸術的にも
破格のレベルだ。
アダムのWho Wants To Live Forever─
5年間彼を苦しめた曲は
ようやく穏やかな顔を見せ始めた。
◆Ay-oh(Call&Response)
◆20.It’s Late
突然のフレディのCall&Responseに
オーディエンスは度肝を抜いただろうか。
そこから続くこの曲のイントロが
鳴り響いた時はどうだっただろうか…。
It’s Late
何故この曲がリストインされたのだろう?
と考えてみる。
いかにもブライアンらしい作品。
これをレコーディングした頃に覚えた(生み出した?)というタッピング奏法をガンガン使い、得意のリフの繰り返しが心地いい。
三幕からなる戯曲のような想定になっていて、途中で曲調がコロコロ変わり、ドラマチックに展開していく。
歌詞はとりとめもない恋愛の後悔、迷いをひたすら綴ったものだ。
(どこからどう見てもブライアン作🥲)
三幕の挟間で揺れ動くこの主人公の気持ちを
見事に演じきったアダムの実力。
まさにミュージカルで鍛えた喉と表現力
そして生まれ持ったセンスが光った賜物。
ブライアンの
こんな細かい神経を使いまくった難しい曲を
(ごめんなさい!博士💦)
いとも簡単にツアー初日から
“あらよっと!一丁上がり!!”
てな具合で歌いあげるアダムって
やっぱり天才だわ
というところに落ち着きました、、、とさ。
(おいおい、疑問の主旨がズレてますけど?)
あー、たぶんね、アダムくんがやりたい!
って言ったんだと思う(←妄想が雑…💦)
だってかなりのお気に入り度が伝わってくるもの。
◆22.Bohemian Rhapsody
遂にこの日を迎える。
スクリーンに現れ歌い出すフレディの姿を
待っていたであろう二万人近くのオーディエンス。
まさかの展開になるとは
誰ひとり予想できなかっただろう。
いつものように1コーラスを歌い終え
せり上がった舞台が再び元の位置に降りてきた。
息を呑み、私はアダムの次の言葉を待った。
“Too late, my time has come…”
それはまるで
これまでもそうやって歌っていたかのように。
この瞬間を迎えるまでの
今日のステージでの彼の様子を思い出してみる。
こんな大仕事がその先で待っていても
なんら通常と変わりはなかった。
アダム・ランバートの強靭さは
まさにここにある。
しかしただの強さだけでなく、
物事を柔軟に受け止めることができる
繊細な心を持っている。
それはもろく傷つきやすいことも
忘れてはならない。
※Bohemian Rhapsody
移り変わりの詳細はこちらの記事になります。
アンコール
◆23.Spread Your Wings
◆24.We Are The Champions(6:17~)
◆25.God Save The Queen(11:10~)
“初日だよね?”
私は自分に問いただした。
千秋楽のようなこの達成感はどこから来るのか。
初日にしてこの完成度の高さだとすれば
最終日のアダムは
いったいどうなっているんだろう。
本日最後のサプライズ
Spread Your Wings
正面からの動画はよく知られているが
これは後方からの撮影。
アダムに近づくブライアンにも
注目が集まっていた。
この日限定の
We Will Rock Youのないアンコール。
そこに違和感を感じる必要はなかった。
どのタイミングで王冠を付けるのか
気になっていたら
Spread Your Wingsが終わった瞬間
クレストを象る鷲がまるで不死鳥のように
羽を広げた。
赤に負けないアダムが
そこにいた。
間髪を入れず最後の曲がスタートした。
このタイミングでアダムは動いた。
シルバーのスーツに王冠は
2017~18年ツアーの象徴になる。
素晴らしいアンコール。
フィニッシュの後、紙吹雪の中を
アダムとブライアンが花道へ歩き出すシーンが
私は好きだ。
ふたりが
“ただのアダムとブライアン”の顔になる。
そして肩を抱き合い、来た道を戻るのだ。
またツアーが始まった─
そんなことを実感する瞬間だった。
2017年6月23日 初日フェニックス
アダムがこの舞台に立っていたことは
実はとんでもない奇跡だということを
記しておこう。
ここに辿り着くまでの5年間
アダムは蛹だった。
いつ孵化するのか
いつ蝶になるのか、
ならないのか…
Two Fuxの
目の覚めるような紅紫のスーツ
衣装のせいかその姿は
無心に飛びまわる─
一羽の蝶に見えた。
“蛹から蝶へ”
ずっと見守ってきた小さな蛹は
こんなにも綺麗な羽をしていたのだ。
孵化する確率は
不可能にどこまでも近い
ほんのわずかなものだった…。
どこまでも追っていこう
幾色にも変化する羽と
眩いほどに輝く鱗粉をまとった
アダムのいう名の
美しい蝶を。
見失わないようにね
世界で一羽しかいないのだから。
今日も最後までおつき合いくださり
ありがとうございます。
覚悟はしていましたが、過去最長の長さになってしまいエラーの連続…。
二つには分けたくなかったので削る作業に時間を費やしました。
(お陰で動く絵文字やリンクカードに意外とバイト数が掛かっていることもわかり勉強になりました💦)
2016年は黒一色だったアダムが
堰を切ったように“色”を纏いだした─
これは大事件なのです。
アダムを追い、記録に残す─
それが一行であろうが、何百行になろうが
私にとって重さは同じなのです。
17年ツアーは相当なてんこ盛り🥰
たいへんな作業になりますが
ワクワクが止まりません。
アダムとの楽しい旅は続きます。
最終日ヒューストンまでの25公演
しっかりと食らいついていきたいと思います。
よろしければ
またお付き合いくだされば嬉しいです
(画像・映像すべてお借りしました)
コメント
こんにちは~✨
すごい超大作❗
最初から観ていたらどうもコメント間に合わなそう・・・
なので途中でコメントしてます
この長さでよくアップ出来た~
感謝です❗️