【セットリスト(56)】2016/6/17 荒天決行 スイス公演「Rock The Ring」

今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。




1年4ヶ月越しの大切な約束を果たし無事終わったブリュッセル公演
クイーン御一行さまは次の開催地スイス・ヒンヴィールへ向かいます。

ブリュッセルからの移動距離 約680km




“Hinwil”(ヒンヴィール)

初めて聞いた地名。
ヒンヴィールチューリッヒ州の12地区のうちのひとつです。

田園風景が広がる絵に描いたようなのどかな村🏡
農業と手工芸、リネンの生産などで村は支えられてきたようです。

公用語はドイツ語



今回は「Rock The Ring」フェスティバル

2014年から始まったフェスティバルで期間は3日間。
歴史がまだ浅くQALが招致されたのは始まってから3年目。

2019年からからソウルズ・オブ・ロック財団と提携して招致アーティストの選考にも変化があり、国内外の新人アーティストが聴衆の前で演奏できるチャンスを与えられる場となっているようです。

会場はOberland(オーバーランド)



駐車場にも“VIP Premium”があるんですね。
通しのチケット持参の観客が会場のすぐ近くで寝泊まりできるという環境なんでしょうか。

会場は1ヶ所のみ。
この2年後の2018年には2ステージに拡張されています。

6月17日〜19日の日程で組まれ
QALは初日のトリで出演。


下矢印ポスター&フライヤー




下矢印初日17日のタイムテーブル



QALは22時スタートです。

最初の組は17時スタート 4組の出演。
始まりが遅いんですね。

ちなみに二日目15時 三日目13時スタートとなってます。


下矢印本日のコンディション

日の出 5時32分
日の入 21時24分
6月の平均最高気温 23℃ 最低気温 13℃
降水量は年間で6月が一番多い。


下矢印当日のお天気

午後1時35分
晴天 抜けるような初夏の青空キラキラ




下矢印開演前
ちょうど日没 
開演30分くらい前でしょうか。

前から気になっていたんですが
フェスの会場てなぜか観覧車🎡があるんですよね。
公園が多いからかなあ。。。

と、と、、、
そんなことより雲行きが怪しくなってきちゃいましたよガーン




下矢印こちらルーファスくんのIG投稿から拝借

これまでも豪雨に見舞われたことはありましたが、こんな稲妻雷が目撃されたのは初?ではないでしょうか。

ロジャーがフリーでいるので“A Kind of Magic”の時ですね。
ちょうど中盤、スタートして1時間後くらいです。

こんな環境=命がけゲッソリ

最後まで無事終えることができたのでしょうか…

セットリストをチェックしてみましょうビックリマーク


【セットリスト(56)】2016/6/17 「Rock The Ring」Hinwil, Switzerland


悪天候のため

なんとQAL史上初の

intermission=“中断”あり滝汗

10曲目 Somebody To Loveの後ですが先ほどの稲光が捉えられたルーファスのIG投稿はこの中断の後です。

かなり荒れた天候だったことは確かです。
何度も悪天候のピンチは切り抜けてきましたが今回はどうなったでしょうか。

そして雨…といえば…

あのヤンチャお坊ちゃまがまたまた人様のものを☂️💦
拝借しちゃったりとか…ないでしょうね。

笑い泣き笑い泣き笑い泣き



それでは開演いたします!!



オープニング
◆1.One Vision

つくづく思う。
こんな動画を残してくださるクイーンファンの方がいらっしゃる。
ファンてすごいなあって。
クイーン愛はどこに行っても世界共通なのよねキラキラ


前回ブリュッセル公演では中止から1年4ヶ月の空白を埋めるかのような渾身のステージを披露、ようやく肩の荷を下ろしたメンバーたちだった。

中でもいちばんの重荷を背負ってきたであろうブライアン。
彼の背負ってきたものがどれだけのものだったのか、この表情がすべてのその答えだろう。

責務を果たし、新たなスタートを切ったこの日。

ブライアンは心底楽しんでいた。
こういう時彼は子どものような顔をする。
ただただ自分のギターに集中し、屈託のない笑顔を見せていた。

アダムにもそれは伝わっていた。
そんなブライアンの表情をひとつひとつ確かめているかのようにも見えた。

アダムが二重のサングラスをしているにも関わらず、ふたりはしっかりとアイコンタクトを交わすことができる。

絆がまた深まった
こんな瞬間もそうそう見れるものじゃない。

オープニング、
アダムではなくブライアンを追ってくれた
撮影者さまに感謝したい。




◆2.Hammer To Fall
◆3.Seven Seas of Rhye(2:50〜)
◆4.Stone Cold Crazy(4:13〜)

アダムくん
どーしたのかなあ?

何でそんなに妙に落ち着いてるわけ?

ハマーなのに淡々と笑顔で歌い上げてる。
それとテンポがいつもより少し遅いのよね。
実は以前にもこんなことはあったんです。

この話少し前のスウェーデン公演でも取り上げたことがあります。
その日もこの曲のテンポがやけに遅く感じて、他の公演と比べてみたら実際10秒以上のタイムラグがあったことがわかったんです。

理由はわからないがアダムのご機嫌がいいことだけは確かだ。
笑顔、ひたすら笑顔そして‥アダムはブライアンを追っていた。

ブライアンは相変わらず自分のギターを楽しんでいる。
そんなブライアンをじっと見守るアダムだった。




◆5.Another One Bites The Dust

アダムの動きが何だか妙なんですけどキョロキョロ
スタートしてすぐのとこ、蹴りあげた右足の動きがぎこちない。

この曲はいつもならキレッキレなんだけど、今日のアダムはやけに丁寧に淡々とパフォーマンス。

またまた不思議ちゃんアダムね。

前回ブリュッセルではオープニングからエンジン全開で飛ばしまくりでしたが、今日はそれに比べればまだ出力50%と言ったところでしょうか。

ここまで抑え気味だとどこでギアチェンジするかがまた楽しみになってくるのよね。




次のFat Bottomed Girlsも淡々とこなし
アダムは最初のお色直しへキラキラ



◆7.Play The Game 

音程をとる難しさがどこかドンストに似ていて
最初はタジタジだったアダムくん。

艶やかなその声がこの曲には映える、その武器を最大限に生かしながら…ツアーも後半に来てなんの違和感なく歌い上げるようになった。

いえ、アダムは既に二日目のバルセロナで歌いこなし、三日目のオーストリア・リンツでは別人のようなパフォーマンス、私を慌てさせたんだっけね。




◆8.Killer Queen

アダムくん
すこぶるご機嫌がよろしゅうようでおねがい

満面の笑顔で、脚を交互に入れ替え体の向きをクルクルと変えながら、忙しく愛想を振りまく。

後半ブライアンがレスぺを鳴らしながら絡みにくるシーンでは、いつものように前のめりにWelcome。

子どもよのうにはしゃいでブライアンに甘える素振りを見せたり、この時のアダムはほんとに可愛いらしい照れ

今日はキセルを
横着にも手を添えずに
口だけでくわえて上下させ
ブライアンにおどけて見せようとしたのか…

と思ったら

次の瞬間そのキセルの先が


ポロリと、、、落ちた笑い泣き


思わぬ展開に
坊ちゃま苦笑あせるあせるあせる

(2:05~)


ブライアンと顔を見合わせ。。。

ここは笑うしかないでしょっ!!ゲラゲラ


まあ~
この後何度もリピートを繰り返した
ワタクシでした笑い泣き

なんてかわゆいお子なんでしょう!
この子は!!ラブラブラブ


アダムと顔を見合わせ笑いかけた
その時のブライアン顔が
まるで我が子を見るようなまなざしだった。

ブライアンもアダムが可愛くてしかたない。

愛されキャラ
アダムくんラブラブラブラブ




◆9.Don’t Stop Me Now

冒頭
アカペラで歌い出すシーン。

“Tonight I’m gonna have myself a reall good time
I feel alive 
And the world I’ll turn it inside out, yeah
I’m floating around in ecstasy
So don’t stop me now 
Don’t stop me
‘Cause I’m having a good rime, having a good time”

いつもはフェイントをかけたりして
オーディエンスを焦らす場面が多く見られる

“So don’t stop me now~”

アダムはなんと
今日はオーディエンスに向けて
ではなく

ブライアンとロジャーの元へ歩み寄った。



↑こちらの絵図
よーくご覧ください。

ここにオーディエンスの存在が
見えますか?

完全に三人だけの世界。

ステージの上で
(オーディエンスの存在を忘れ)←小声💦

ここまで
自分たちだけの世界に入り込むバンドは
そうそういない。


そしてこのすぐ後─(1:00~)

アダムがブライアンの側へ近づいていくシーン。
ブライアンはくるっと背を向けた。

と、その背でわざとアダムの背中を押しやった。



これたま~に、ブライアンやるんです。
エンディングで見かけたりすることもある。 

背中だったり肩だったりするが
まあ、ブライアンなりの愛情表現なんだろうけど。

アダムもたまに押し返したりして。

私はこのシーンが大好き。

ブライアンがアダムに甘えるなんて
かわいいじゃないですか〜キラキラ




10.Somebody To Love(partial)

この曲、なんと今回2本の動画しか見つからなかった。
それもどちらもpartialだ。
私に見つからなかったのだから諦めるしかない。
(この曲に関しては“曲から探してくれと現れる”妙な自負心がある。)

フル動画が載せられないのは初めてだ。
でもどんなに短くてもこれだけはやはり外せない。

アダムは冒頭のMCで多くのオーディエンスが被るオレンジの布製の帽子に興味を示し、ちゃっかり被ったりイヒ

まだこの時点では雨は降っていないように見えるがこの直後、天気は急変したようだ。




資料をかき集め、あちこちから収集した僅かな情報からだと、この曲のあと激しい雷雨となり一時中断している。

その間テープが流れたことになっている。
どれぐらいの時間かは不明。
そして中断は2回となっていたが、もう1回がどのタイミングだったかは結局判らなかった。


次のLove of My Life
かなり降っているが中断から再開してこの状態。
中断した頃がどれだけ酷かったかが伺える。


◆Selfie Stick
◆11.Love of My Life(2:20〜)

ブライアンはこのどしゃ降りの中セルフィーの撮影までしていた。
Love of My Lifeと繋げてフルで納めてくれたこの動画は貴重だ。
ライティングに浮かび上がる凄まじい雨筋。

この動画、正直載せることに抵抗があった。

聴いているには辛い部分もあった。
辺りのざわざわとした話し声の背景にブライアンが懸命に演奏している歌声が微かに聴こえていた。

そう、屋根があるからこの撮影はできた。
ブライアンの近くではこの土砂降りの中撮影は無理だろう。
貴重な記録となった。



こちらも降りしきる雨とブライアンの歌声が録音された2分ちょいの動画。
記録としてここに残しておきたい。

稲光が何度も走り、アスファルトの地面を川のように雨水が流れている。

何度も申し上げるが中断から再開しての、この状況の中演奏を続けているのだ。

落雷の危険もあっただろう。
それでも続行するという決断。
何も事故がなかったのが(恐らく)本当に幸いした。

神様ありがとうございます、
と感謝したい。




◆12.A Kind of Magic

冒頭でご紹介したルーファスのIG投稿、稲妻が走る画像はちょうどこの曲の最中に撮られたものだ。

こちらの動画0:52~のところで稲光が光っているのがわかる。

ロジャーは帽子を被っただけで傘もささずに花道の先まで、少しでもオーディエンスの近くへと来てくれていた。

ロジャーの頭上から激しく雨が打ちつける。

花道の下からの撮影のカメラにピースをしたり、最後はガッツポーズでファンサービスを忘れないオチャメなロジャーグラサン

この後風邪でも引くんじゃないかと心配になる。
(2020年のブリスベンのロジャーを思い出すゲホゲホ)






◆13.Drum Battle
◆14.Under Pressure(1:48〜)

先ほどA Kind of Magicでもさんざん濡れていたのに、ドラムバトルでは帽子も被らずに…ロジャー滝汗

シンバルを叩く度に水しぶきが飛んだ…
大丈夫なの!?

しかし圧巻ビックリマーク
バトルは親父の圧勝グラサン
…と喜んでる場合ではない。

この濡れた状態でUnder Pressureまで行っちゃうんだから〜
もう無茶苦茶よロジャーあせるあせるあせる

Under Pressureのイントロを叩き出し
アダムくんが傘をさしながらの入場。

いつものヤシの木🌴スカジャンじゃなく、スタッズの飾りが付いた黒のジャケット(←見たことないぞ💦)に赤の革パンラブ
インナーはサマソニ2014の印象が強いゼブラ柄のタンクトップ。
(アダムくん物持ちいいのね~!)

んで、
出だしのとこアダムくん間違えちゃってます笑い泣き
どさくさに紛れて“Here we go!!”でそのまま行っちゃってますけどねビックリマーク

でさーアダムくん、
ロジャじいに傘をさしかけてくれるのは
いいんだけど
ロジャーのちょうど頭の上から
しずくがポタポタはてなマーク汗汗汗

なような気もするんだけどな~🤣




◆15.Crazy Little Thing Called Love(partial)

引き続きこの曲も花道でのプレイ…あせる

アダムは自身で、ロジャーとブライアンはスタッフさんに巨大な傘を(=パラソル)を差しかけてもらいながら。
ドラムもこんな雨ざらしで大丈夫なのかしらショボーン
そしてニールもちゃんとこの位置まで出てきて傘を差しかけてもらいながらの

いつもと変わらぬ定位置での披露。

ここも頑なに
クイーンのスタイルを貫く。




◆16.I Want To Break Free

少し雨はおさまってきているようにも見えます。

花道からドラムキットを片付ける様子が映し出されています。
この後入念なメンテナンスが施されるのでしょう。

会場で熱唱するオーディエンス…。
雨でも楽しんでる様子がわかり嬉しいですね。




◆17.I Want It  All

ひとつアダムの
おやっ?と思うしぐさが。

歌い出す直前にジャケットの衿を立てて顔を隠しました。



これ、思い出した方見えますでしょうか。

去年の2020来日公演の名古屋でもやってました!

下矢印クレイジーのレスぺのトラブルでギターチェンジしたあと、衿を立てて顔を埋めてロジャーを笑わせてましたよねキラキラ



シチュエーションは全然違いますが
これアダムくんの癖なのかなあはてなマーク
またひとつ発見ラブラブ
これは今後のチェック項目に追加しなくては!

さて雨はまだしっかり降ってますが、終盤に近づくにつれ集中力は増してきているように感じます。

スタッフの方がステージ前のビニールシートの溜まった雨水を処理してくれているのでしょうか。
アダムとブライアンの前を忙しく動き回ります。

後半の見せ場、蒸気のジェット噴射のタイミングもバッチリ!
アダムも満足そうな笑顔。
そして雨のせいでしょうか、いつもより量が多くモコモコと広がっていきます。

この場面はいつも緊張しますが、こんな日だからこそ成功してよかったとつくづく思います。



◆18.Who Wants To Live Forever

前回のブリュッセルでのこの曲が、ワイト島でのパフォーマンスとは全く異なり違う曲に聴こえるくらいだというお話をしました。

今日もまた…
この曲はアダムの成長に寄り添ってきた大切な曲のひとつ。
そんな成長の断片をまた見ることができました。

それはどこでわかるかと言うと─

アダムではなく、ブライアンの様子です。

1:52~のブライアン。

この曲で笑顔で近づいてくる、
ということはまずあり得ないこと。

これまでこの曲をレポートするたびに、緊張感みなぎるこの二人の関係性を書いてきました。
2015年まではアダムが苦しんでいることが続き、辛い時期も多かった曲です。

でもそんな辛い時期も2015年欧州ツアーの千秋楽でピリオドを打ち、それからは何か吹っ切れたような感じでした。
そして前回のブリュッセルがひとつの区切りになり、気持ちも変わってきたのかなあと感じます。

この曲でブライアンの笑顔が見られる日が来るなんて。

アダム、嬉しいよね?
私は嬉しい日になったよ。




◆19.Guitar Solo(partial)
◆20.Tie Your Mother Down(2:47〜)

雨足がまた激しくなってきた。

なのに‥
ブライアンは花道へ歩き出します。



少しでもオーディエンスのそばへ。
終盤へ向けて気持ちはいつもと同じ。

アダムもそれに答えるかのように
いつものようにトップギアのパフォーマンス。

どんな悪天候も
全員で乗り越えてきたのだから。

アダムの集中力はここでマックスに。

どんなことがあろうと最後までやりきる…
そんな気持ちが漲っていた。




◆23.We Will Rock You
◆24.We Are The Champions(2:59〜)

今回も前回ブリュッセルに引き続き
意表を突かれた。

でも今日はアダムではなく‥

ブライアンがまさかのここにきて…

サングラスグラサングラサングラサン



少なくともステージの上でのサングラス姿は初めてだ。

なぜこのタイミングなのか?
不可解だがあせる
とにかくこの豪雨のアンコールでサングラス姿のブライアン。
と記録しておこう照れ

そんなブライアンを横切り
アダムは気づいているはずだが
淡々と入場した。

アダムはとても落ち着いていた。

しぐさや言葉のひとつひとつを
自身に確かめるように
慎重に歌い進めた。

We Are The Champions

サビの途中から花道へ進む前に
アダムはブライアンの肩の少し後ろに
手を触れてから
オーディエンスの方へ歩き出す。

それをする時はいつも

“行ってくるよ”
とブライアンに伝えているような気がしている。

このシーンはアンコールの中でも大切な場面だから。

アダムは今日も花道のいちばん先へ進んだ。
激しさを増す雨の中、なんの躊躇もせず

“いつも通り”に。

フェスティバルだと忘れるくらいの
会場の大合唱。

エンディングまで降りしきった
無情の雨に向かって
金の紙吹雪が吹き上がり
無数の雨粒たちが暗闇に散らばった。

雨なんかに負けない。
どんな逆境も逆手にとって跳ね返す。

この金色の紙吹雪のように
天高く舞ってみせる。

それがクイーンのステージ
クイーンであるアダムの誇りだ。




まだブログを書き始めて間もない頃に
クイーンのセットリストの話をしたとこがある。

クイーンのセットリストはほぼ固定化されている。
ツアー毎にツアー曲の入れ替えはあるが骨組みはほぼ変わらない。

それはクイーンのステージが
オープニングからエンディングまで
いくつかの楽章、幕に分かれて
ひとつの物語のように構成されているからだと。

ミュージカルの舞台のように
繰り返されることに
ひとつのステータスを見出だしている。

これはクイーン独特のスタイルだ。

セットリストは組みかえられるもの、
同じ曲ばかりでは飽きられてしまう。
何度も足を運んでくれるファンのために
いろんな曲を提供する。

それはアーティストとして当然の考え方だ。

しかしクイーンは
敢えてその逆を行く。

変わらないこと
いつも通り

を貫き通す。

それはどんな条件下でも同じだ。


悪天候の中─
2014サマーソニック大阪も
2016サマフェスツアーのケルン公演も

そのスタイルを貫き通した。

そしてそんな日だからこそ体験できる
唯一の思い出を持ち帰ってもらう。

メンバーはもちろん
裏方のスタッフひとりひとりの
見えない力と知恵を集結させて

クイーンの誇りを守ってきた。

クイーンというバンドが
なぜ長きに渡って
ファンに愛され続けているのか。


“変わらない”

からだ。

そこには
バンドとファンの間に
強い信頼関係が生まれる。

アダムにはそれがわかっていた。

クイーンのステージに立ちながらも
ファンのひとりだったからだ。

だから苦しんできた。
だからこそファンの気持ちがわかる。


雨の日は特に思う。

アンコールが終わったあとの会場は
必ずひとつになっていた。

離れかけた心を引き止めることができる

そんなアダムに成長していた。


ブライアンとロジャーが認知した
たったひとりの

“跡取り息子”

アダム・ランバート。






今日も最後までおつき合いくださりありがとうございます。

豪雨に雷雨とまあ散々な悪天候の中、何事もなく(なかったのかな、ほんとに💧)終わってくれたなと思う。

実際、ドラムやギターその他諸々の機材はあんなに濡れて大丈夫なのか、いちばん心配なのは感電だったが、ほんとに会場で観てたとしたら気が気じゃないな、私だったら。
危ないからもう止めて!と言いたくなるくらいの状況だ。

ブライアンは何度も雨ざらしの花道へ進んだ。

ドラムバトルのロジャーはプロ魂を見せつけた。
その背中を見ていたルーファスにとっては世界一誇りに思う“親父の背中”だっただろう。

もちろんバックヤードで見ていたアダムにとっても忘れられない姿となったはずだ。

そしてもうひとつ、本編では書ききれなかったブライアンのあるシーンがある。
これはどうしても書き留めておきたい。

アンコールWe Are The Champions

花道でアダムとのプレイのあと、エンディングため一足先にステージに戻ったアダムのあとを追うように、自分も戻ろうとした。
その時ブライアンは客席に向かって頭を下げた。
二度、下げた。

雨に打たれながらも
オーディエンスに向かって一礼をする。

こんな姿を何度も目の当たりにしてきたが
ブライアンとはそういう人だ。
これ以外の、これ以上の言葉は
見つからない。


最後までおつき合い、と締めておきながら終わらないじゃない!
とツッ込まれる前に自分でツッ込んでおきます笑い泣き
スミマセンあせる

ブラロジャじいと
可愛い孝行息子のアダム坊っちゃまは
次は12日目ポーランドへ向かいます。

またよろしければおつき合いくだされば嬉しいですキラキラ










(画像・映像すべてお借りしました)






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