今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
武道館初日が無事終わり
アダムくんほっとしているんでしょうね。
2日目もお天気はぐずついていました。
東京は朝から雨。
ブライアンのインスタグラムから拝借❣️
思えば14年のサマーソニック大阪も大荒れのお天気。
今回の16年も台風と共にやってきた御一行さま。
雨男でもいるんでしょうか…
2日目開場前
2日目のチケット
再び座席表の登場
私の席は赤丸の辺り…南2階席のかなり後方でした。
眺めはこんな感じです
もし(あり得ないけど)ひとりだけで立ってライブを見ろと言われたら、高所恐怖症の私でなくとも恐怖ですね。
でも全体が見渡せる眺めは決して悪くはなかったです
そして、改めてなんですが
ステージ両端にあるブライアンとアダムが使う展望階段。
2016年ツアー限定のステージセットになります。
欧州サマフェスツアーからずっと見てきたこのセット故に、今は(2021年現在)並々ならぬ愛着がありますが、当時アダムには無関心、セットの記憶もほとんどなく…。
この展望階段を実際見ているんですよね、私は!
(当たり前のことが未だに信じられない、思い出せない、悔しい!)
それでは2日目セットリストの発表です!
【セットリスト(62)】2016/9/22 Budokan-Tokyo, Japan_Day2
この日の大きな(悲しい)変更点
アジアツアー初日からリストインしていた
The Show Must Go On
ツアー開始以来、初めてリストから外されました。
元々インアウトを繰り返していた曲なので気にすることではないのですが、台湾に続き武道館初日の不調が関係しているのか…やはり考えてしまいます。
そもそもこの曲は14年のサマソニでもプレイされてないので、初日に演ったなら今日も聴ける!と思い込んでいた人は多かったと思います。
そしてもうひとつの重要な変更点
ロジャーの
These Are The Days of Our Lives が
A Kind of Magicに入れ替わりました。
(これは日替わりメニューですがレアな理由は本編でどうぞ!)
それでは武道館2日目
開演いたします
オープニング
◆1.Seven Seas of Rhye
◆2.Hammer To Fall(4:05~)
いつものように動画を選び再生を始めたのですが、ここで、このタイミングでとんでもないことに、はたと気づいた。
Hammer To Fall─
エンディングに差し掛かり
このリフの畳み掛けがいいんだよね〜
と何気に…何気に…
ちょ、ちょっと待ったー!
STOP
フルバージョン…だよね!?
い、いつからフルに???
16年サマフェスツアーの初日リスボンで
QAL史上初めてお披露目だったこの日は
ショートバージョンでした。。。
遡りますか…💦
(サマフェスまで…)
初日リスボンはやはりショートバージョン。
でもブログの中ではそれについて
一切触れてない筆者(=わたくし)
気づいてない?!
次のバルセロナを確認。
やはりここもショートバージョン。
そしてようやく本文中、その事実に触れていた。
(リスボンでは言い忘れていたと謝罪もあり。)
そして千秋楽イタリアまで
このバージョンが続いた。
それから3ヶ月後の
アジアツアー初日テルアビブ
レポート内で使っていた動画は途中切れのため、単独の動画を探し確認すると
やはりこの日から
フルバージョンになっている。
しかしそのことについては
またもや何も触れていない筆者
フルが馴染みすぎて
気づいていないんでしょう…(←言い訳)
ということで
今回のアジアツアーからは
フルバージョン🎊となっております。
気づけてよかった
もう5日目だけど
しかし、このタイミングで遡ってみて
改めてリスボンのHammer To Fallを聴いて
つくづく感じました。
アダムの成長は
凄まじい(←ソコ)
初リストインしたリスボンのハマー、もちろんカバーとしてはクオリティは高いんですが、アダムレベルで考えればまだまだお子ちゃまでした…
しかしアジアツアー初日のテルアビブでは圧巻。
文句のつけようがないどころかお釣りがくる出来栄え。
そして武道館に於いてもこの安定感
その曲がアダムに馴染んでいるかどうかは
だいたいレスぺを聴けばわかる。
ブライアンが余裕でブラブラしたり(言い方はちと悪いが💦)
自分のギターに集中している時はうまく行ってる証拠だ。
アダムとは微妙な距離感があり、ほとんど目を合わさないが、ここぞと言う時にだけアイコンタクトを取る。
これが余裕のよっちゃんブリ博士
反対に不安定な時はブライアンは頻繁にアダムに目線を移している。
それがレスぺにも表れるのだ。
レスぺとアダムの関係がうまくいっているかどうかが、その日のステージの行方を左右する。
この日は上々のスタートを切ったようだ。
花道も慎重に歩いてたしね〜博士
◆3.Stone Cold Crazy
テンポがいい…実にいい!
3曲目にして、この仕上がり具合かい!!
アダムくんはやっぱ天才ね(←親バカ)
メリハリもあってこの曲を得意とするアダムの良さが、存分に発揮されている。
初日より少し速く感じたが、実際は遅いくらいだ。
(気になって検証済み)
それだけキレがいい証拠だろう。
それにつられてブライアンも集中力が上がってきた感がプンプンする。
◆4.Fat Bottomed Girls
この曲のあとアダムは最初の衣装チェンジに入る。
今回のアジアツアーでは全て黒を基調とした衣装だ。
オープニングはワンピース風のロングコート。
アダムの体の動きに合わせてサイドベンツが入った裾がひるがえり、ヒラヒラと腰にまとわりつく。
そんなアダムの魅力に酔いしれているうちに
お色直しのため一旦退場。
さあブライアンの出番よ!と思った矢先…
またもやここで目を疑う光景が!!
いつもレスぺのネックの先に搭載されている
小型カメラが…
これ(サマーソニック2014東京)
武道館…無い…
(関係ないけどブライアン同じパンツ…)
またもや遡りま〜す…。
武道館初日…付いてません
ツアー開始のテルアビブ、シンガポール、台北は付いてます。
いつもあんなに得意気に楽しそうに
オーディエンスを映してたのに
何故に?
これを外したの初めてじゃないのかな?
ブライアン
◆5.Don’t Stop Me Now
スパイクのピアノが滑らかに奏でる
イントロの1小節。
“Tonight~”のひと声で腰が崩れ落ちそうになり、その姿がライトに浮かび上がれば“ギャー!!”と我を見失う展開となる…であろう、、、今なら。
今なら、の話だ。
この時は…うっすら覚えているのは遠目に
“なんか上半身脱いだ?”と思ったような気がする
そのあとは見向きもせず
ブライアンを追いかけていた。
こんなに愛くるしかったのに
アダム眼中に入らず
◆6.Killer Queen
◆7.Somebody To Love
この2曲の動画探しはかなり難航した。
やっとで探し当てた唯一のもの。
Killer Queen
途中からだったがスピーチのところまで収めてくれてあった。
本当に有難い。
そして同じ撮影者さまのSomebody To Love
フルで収めてくれたものはこれだけだった。
とても貴重な一本。
どうしてもフルでなければいけない理由があった。
エンディングに入った3:50辺りから始まったCall&Response
なんとクロージングまで1分30秒間も続いた。
オーディエンスは
すっかりアダムのペースに巻き込まれ
いつ“love”を歌わせてくれるんだぁ!
と焦らされたあげく、、、
なんと
アダムは自分で歌ってしまった!
(観客に歌わせるようになってからめったに見られない光景!)
初日との違いが明らかにわかるこの曲。
いい意味で“荒削り”になった。
感情の赴くままに
ネジがひとつ外れたような…
これもいい意味で。
初日のアダムは慎重だった。
オーディエンスとの距離も
微妙に保っていたように思える。
しかし今日は客席一帯を巻き込み
多くの人を混乱させた。
皆思ったに違いない。
“サマーソニックのアダムと
同一人物なのか!?”
私もそれは感じていた。
どこが、と聞かれても当時なら返答に困っただろうが、自信がみなぎり地に足が着いてるような印象があったことだけは覚えている。
◆Killer Queen
◆Somebody To Love
◆Selfie Stick
2日目のセルフィーの撮影です!
行かれた方は冒頭の座席表とチケットを照らし合わせてご自分の姿を探してみてくださ〜い
◆8.Love of My Life
この曲の最後はいつもフレディが登場する。
動画はだいたいその場面になると、メインスクリーンに映し出された若き日のフレディの姿を収めようとカメラがそちらに移動する。
しかしこの方のビデオはその登場シーンになってもアングルが一切動かず、ブライアンの姿を一部始終収めてくれていた。
フレディがスクリーンにいる間は彼の名を呼ぶ声が響いていたが、去ってしまったあとは今度はブライアンを呼ぶ声…というより“ブライアン泣かないで!”という思いでみんなが声を投げ掛けていた。
ブライアンは何度も目元を拭っていた。
何度見ても涙なしでは見れない。
ブライアンの姿をずっと収めてくれた撮影者さまに感謝。
◆9.Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
昨日の初日ではブライアン、日本語歌詞の1番の部分が抜けてしまいました。
今日はちゃんと2回ありました。
昨日は緊張してたんでしょうね、きっと。
オーディエンスもしっかり予習復習、SNSでみんなで声掛け合って各自練習したのでしょうか…
初日よりきれいに大合唱
ブライアンもうんうん、うなずいて…
喜んでくれてよかったよー
◆10.A Kind of Magic
ロジャーの日替わりメニュー。
昨日はThese Are The Days of Our Lives だった。
基本的に交互なのでたぶん三日目は
初日と同じものに戻るだろう。
ということは
A Kind of Magicは本日限りのレア曲となるはずだ。
(実はサマーソニック2014でもやっていない今回初登場)
ロジャーがフリーになりマイク片手に歌う。
ブライアンとの微妙な距離感を観察するのも
この曲の楽しみのひとつ。
45年も一緒にステージに立っていればこうなるのだろう。
この曲を聴くと思い出すのは、2020年ライブ盤発売のプレ企画のインタビューで、アダムに歌ってほしい曲は?という質問にロジャーがこの曲を上げていたことだ。
私もすごーく聴きたい
いつか聴けるかなあ。。。
◆12.Under Pressure
遅刻も多々あるアダムくん。
今日は余裕で登場。
ロジャーもそれほど心配はしていないのか
今日は振り向かず?
(いつもは“アイツまだかー”
と後ろを振り向くロジャーであった🤭)
◆13.Crazy Little Thing Called Love
ここで衣装チェック
Under Pressureから替わっています。
ベストは2014年ツアーからずっと着ています。
これは何曲か着回ししていてかなりお気に入り
(実はリメイクしています。)
ダメージのストレッチパンツもたぶん脇のフリンジを付けてリメイクしてるのかな?と勝手に想像しています。
アダムはこう見えても(どう見えてる?)物持ちがいいんです。
服も靴もなんか見たことあるなーっていうものが結構あります。
ブライアンの物持ちの良さを、そんなとこも受け継いでいる出来たアダムくんです
最後、客席に向かってお尻フリフリ
たまらん
◆14.Another One Bites The Dust
アダムが得意とするこの手の曲。
(“この手の”というのは他に例を出せば“Dragon Attack”とか)
このあとギターソロを境に後半へ移りますが、その前にひとつの佳境を迎える。
その狭間にあるのがこの曲。
イントロのベースがほんの1フレーズ鳴り響いただけで、一瞬にしてステージの雰囲気が変わる。
アダムはそこへ入り込むのが実に上手い。
出だしの音程を取るのが難しい曲だが、いとも簡単に滑り込み、気分を上げてきた。
ギアが突然変わったのは1分過ぎ辺りからだ。
もうここまで来るとアダムは突っ走るのみ。
本能で動き、いい意味で抑えが効かない。
最後花道から下がってくるシーン
(2:57~)
後ろ向きに後退りしながら、倒れ込むんじゃないかとヒヤッとした瞬間、うまくバランスを保ち向きを変えて歩きだした。
体幹もしっかりしていることがわかる。
さらにこの動画、最後に嬉しい瞬間が残されてた。
次の“I Want It All”に入るほんのわずかだが、出だしの音が入っていた。
曲が終わり間髪を入れずに次の曲へシフトしたのがわかる。
これはブライアンの仕業だ。
流れを作りアダムを乗せていくのも
ブライアンの仕事だ。
3:10で曲は終わっている。
その直後
暗転したあとのアダムから伝わる高揚感、
そして次の曲へとシフトする様子。
曲が終わった後の様子を観察するのは
とても興味深い。
観客の拍手が鳴り止むのを待って
次の曲をスタートさせるのが、全てではない。
客席本位ではない。
ステージ本位でライブを作り上げる。
それも時には大切なことだ。
◆15.I Want It All
アダムの集中力が凄まじい。
曲スタートまでのレスぺとの掛け合い、ブライアンの絡みが絶妙。
これはこのふたりだからこそ作り出せる世界。
曲の後半、お馴染みの蒸気噴射のシーン
蒸気が上がるというそのタイミングでアダムが走り込んできた。
そう、アダムくんは何と曲の途中で衣装チェンジ。
ブライアンのヴォーカルが始まるタイミングで後ろをさーっと走り去る姿が映っています。(3:53~)
曲の途中で衣装チェンジするのはこのツアーが初めてだ。
この後ギターソロがあるにも関わらず、このタイミングということはよっぽどの理由があるのだろう。
◆16.Who Wants To Live Forever
中盤から後半に差し掛かるまでの数曲。
アダムの集中力がいちばん急上昇するタイミング。
1曲ごとにアダムの様子がじわじわと変わっていくなのがわかる。
彼の凄いところは
頭で何も考えていない、ということだ。
本能でこれをやってのける。
頭上にあるミラーボールだけが
その一部始終を見守る。
◆18.Tie Your Mother Down
今日のアダムは何か違うぞと感じたのがこの曲だ。
先に述べておくが、こちらの動画、映像という意味では決して完品ではない。
しかし、私はそこは重視しない。
何とかアダムを残そうと必死で捉えてくれた貴重な一本。その熱量は必ず画面から伝わる。
有り難くお借りしました。
まず最初に気づいたのは収録時間が
8分11秒となっていることだ。
この曲だけなら4分ちょいで終わってるはず。
ちなみに初日は次のブレイクスルーが入ってるもので8分24秒だった。
“もしかしてブレイクスルーが入っているのかな?”
と疑問に思いながら動画をスタートさせると
入りのところからアダムのテンションが違うことがわかる。
そして
本来ならフィニッシュに差しかかる4分50秒過ぎ─
なんとなんと!
アダムはCall&Responseを始めたのだ!!
(ここでこれをやるか〜アダム!
本気の本気を出してきたぁ)
ここでブライアン及びバックに緊張が走る。
ロジャーもルーファスも…
特にこの曲の時だけメインドラムを叩くルーファスの前のめり感…💦
たぶんかなり慌てていると思います💦
しかしブライアンは流石、ここは慣れたもの。
アダムのイレギュラーにも慌てることなく、むしろ
“おっ、やりおったなコイツ”てなもんでちゃっかり便乗、盛り立て役に徹します。
ここから約3分半もの(長丁場!)
オーディエンスとのやり取りが続きます。
曲のスタートから何かやりたくてウズウズしてたのね。
そんなアダムが見え隠れしていたもの。
“アダムが何かやらかす”
それを楽しむのは
オーディエンスだけではない。
バックでサポートするメンバーも
また観衆のひとりとなり
盛り立て、楽しんでいるのだ。
ブライアンは…心の中で
にんまりしていただろう。
今日のアダムの行く末は予測不可能─
こんなアダムを
何度も見てきたブライアンだから。
◆19.I Want To Break Free
アダムの勢いは続く。
曲がスタートする中
スパイクを紹介するアダムの声がひときわ響いた。
ここでいつものことだが
ゾクゾクと鳥肌が立つ。
ブレイクフリーのイントロは
何故にいつも美しいのか。
クイーンを象徴する紫のライティングに包まれ
アダムは笑顔を見せていた。
曲によって様々な表情を見せる。
思わず画面に手を伸ばしたくなるほど
愛しいアダム。
気持ちいいくらい声がよく出ていた。
思わず“よしよし”とうなずいてしまう。
どこまで私を連れてってくれるのか…
アダムはどこまでも未知数だ。
◆20.I Was Born To Love You
2014年
サマーソニック東京のこの曲は
QALのライブ盤に収められるにふさわしい
世紀の映像だった。
初来日のプレッシャーを克服し手に入れた
渾身のパフォーマンスだった。
そこからさらにこんな進化を遂げるとは
誰が想像しただろう。
アダムの無限の可能性を感じた。
それと同時に私を襲う
後悔の念。
画面に浮かぶアダムの姿が
見る見るうちに霞んでいった…。
確かにここにいた自分。
5年後の自分がこんな形で
もう一度ここに戻ってくるなんて
夢にも思わなかった2016年。
今度こそは
しっかりと心に焼きつけよう。
遅くなって
ごめんね、アダム。
◆21.Bohemian Rhapsody
アダムの集中力は途切れることなく
このポイントまでやってきた。
いつもより増してきたのは
声の艶だ。
滑らかな上等の絹のように艶めく声が
心地よく心に響いてきた。
順調にこのまま終わるかと思った最後のシーン。
ここでまた目を疑う光景が…。
4:31~
フレディが歌う“Nothing really matters~”
いつもは気持ちが張り詰めるシーンだが
その表情を崩したアダム。
少し顔を傾け
にっこりとフレディに微笑みかけた。
自分にとっては高いハードルだった
Bohemian Rhapsody
高嶺の花だったフレディに
何を語りかけたのだろうか。
アダムのひとり立ちは
もうそこまで来ていた。
◆22.Radio Ga Ga
完璧な試合運び─
野球ならば完封勝利目前だ。
本編のトリは2015年南米までは
Bohemian Rhapsodyだった。
2016年欧州から
Bohemian Rhapsody→Radio Ga Ga
のパターンになったが
これはこれで良さがある。
ボラプを歌い終え
大任を果たしたアダムが歌うRadio Ga Gaは
また格別だ。
惜しみなく笑顔を振りまき
ありのままに。
愛しいアダムが
ここにもいた。
アンコール
◆23.We Will Rock You
◆24.We Are The Champions
◆25.God Save The Queen
アンコールが始まって間もない画面の中で
とんでもないことが起こっていた。
なんとも信じがたい
衝撃のワンシーン。
もちろん、これはリアルタイムに
会場の私の目の前で起こっていた出来事ではあるが
全く記憶にない。
2:40~
We Will Rock Youの
フィニッシュに差し掛かったところ。
アダムは…
ブライアンを花道へと送り出した。
そしてロジャーの方へ向き直り
両手を胸の前で静かに合わせ
そのまま王冠の掲げられた頭を
深々と下げたのだ。
曲が終わってからも
丁寧に右へ左へ頭を下げた。
そして
We Are The Championsのイントロが流れ始め
アダムは何事もなかったかのように
自分の定位置に戻っていった。
目に見えない大きな力が
静かに動き出していた。
(念の為、アダムの目線の先にあるものを確かめようと他の動画も探しましたが、アンコールこのアダムの姿を収めてくれたのは、こちらの動画一本だけでした。撮影者様に心より感謝いたします。)
ここに自分がいたなんて
いまだに
信じられない。
どんなに思い出せても
ブライアンの横にアダムがいたという絵が
どうしても浮かび上がらないのだ。
サマーソニックから2年
彼に起こった出来事を私は何ひとつ
知らなかった。
今改めてアダムの成長を振り返り
全体像を浮かび上がらせてみる。
QALが成功した…理由が
いくつか見えてくる。
そのうちのひとつは
彼のステージング感覚の変化だ。
ファンの方なら重々ご存知だが
クイーンの楽曲たちの再現の難しさ。
アダムもその洗礼を受け続け、
本当に苦しめられた。
最初はパフォーマンスだけで精一杯。
途中で暴走したり息切れしたり
最後は何とか着地!
という日が続いた。
少し様子が変わってきたなと
最初に感じたのは
サマソニ2014来日後のオセアニアツアー辺りからだ。
14年北米ツアーの途中から始めたCall&Responseで
少しずつオーディエンスとの距離の取り方を模索しながら
(最初は噛み合わずたいへんだったアダムくん💦)
徐々に自分のペースを掴み始めた。
その流れで訪れた
韓国、日本でアダムはぐっと自信をつけ
オーストラリアへ旅立った。
その後、大きな波2015年を経て
ここ武道館に辿り着く。
クイーンのステージ
QALに限らず昔からの特徴─
それはひとつのライブが
曲を“セットリスト”として連ねたものでなく
ひとつの“作品”として物語性を持たせている
ということだ。
それはクイーンのアルバム作りを見てもわかる。
レコードのA面B面という特性を
ここまで巧みに使いこなしているバンドも
そうはいないだろう。
そんな拘りがステージにも表れている。
セットリストの進行が
まるでミュージカルのように流れていく。
アダムはそんなことを…
もちろん教えてもらったわけではない。
自分の感覚、感性で感じとり
形にしてきた。
それは─
かつてフレディがやってきたことでもあった。
“たまたま”
ふたりの感性が似ていただけ。
(似ていただけで性質は全く異質なものであったことを付け加えておきます。)
それを最初に見抜いたのが
ブライアン、ということになる。
アダムの能を支配してるのは
感覚のみ。
人並み外れた歌唱力や神の音域…
それは後からついてくるだけだ。
アダムがQALで機能していくには
不可欠だった条件─
「クイーンの伝承」
“もしかしたら
やり遂げるかもしれない”
そんなことを
残されたふたりのレジェンドに感じさせた
武道館二日目だったかもしれない。
今日も最後までおつき合いくださりありがとうございます。
今回は─
どうしたんでしょう?(←わたくし)
いつもここに載せるのはだいたい15曲から多くて20曲。
(15曲でも十分多いという突っ込みも…)
ところが気がつけば25曲中23曲(ドラムバトルとギターソロを除く)を網羅してしまいました。
実は今回、同会場二日目なので前置きはかなり簡略化になったので、いつもより軽量化するかなと、たかをくくっていたのです。
こんなはずではなかった…。
“この曲は外そうか”と思いつつ再生を始めると、どれもこれも選考から外すわけにはいかないアダムばかりがそこにいた。(←アダムが悪い!)
相変わらず人を振り回すのが好きな
アダムくんでした
次はいよいよ最終日。
どうなることやら…
満を持して挑みます
最近、こちらの更新が遅れがちになってます。
実は仕事の比重が増えてきて
プライベートでも色々あり(実家のゴタゴタ)
時間的なこともありますが、精神衛生上非常に良くない。
ブログに影響が出てしまっています。
こんなに時間がかかってしまい、
来年の欧州ツアー再開までに少しでも追いつきたい
と思っているのですが
長丁場…無理は禁物
体調と向き合いながら進めていきたいと思いますので何卒よろしくお願いいたします。
(画像・映像すべてお借りしました)
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