552日目の晴れ舞台─ロンドンへと続く道

今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
 
 
 
 
2021年10月20日
ネバダ州ラスベガス
ベネチアンシアター
 
二度の延期を余儀なくされた
ベルベットツアー
アダムのラスベガス公演
 
本当ならば
2020年4月18日に
初日を迎えているはずだった
 
 
552日ぶり
遂にその日を迎える
 
 

 
 
全6日間の日程、さらに29日がバーチャル配信(有料チケット購入)されることが発表された。
 
 
◆ツアー全日程
10/20  PM8:00~
10/22  PM8:00~
10/23  PM8:00~
10/27  PM8:00~
10/29  PM8:00~ バーチャル配信
10/30  PM8:00~
 
 
 
 
さて“ラスベガス”ってどこにあるんでしょうか?
いざ聞かれると答えられないことに気づく…
 
知ってるようで知らない場所。
 
 
 
アダムの住んでいるロサンゼルスからは270マイル(約435km)
この距離なら途中3日間の休みに(今回はミーグリを実施)自宅に戻ることができます。
アダムの生まれたサンディエゴも近いですねお願い
 
 
 
ラスベガスにあるリゾート施設
『The Venetian Macao』
www.booking com.
 
 
イタリアの水の都ベネチアをモデルに設計された統合型リゾート。
 
その中にある小規模なホール
『Venetian Theater』
収容人数約1700人
 
19世紀のパリを彷彿させる豪華なインテリアに装飾された劇場だが、音響施設は21世紀の最新オーディオシステムが備わっている。
 
 
 
 
まるで…
QALのラプソディツアーのステージを
思い出させる劇場キラキラ
 
 
 
◆座席表
 
チケット金額は36.65~450ドル。
 
 
 
 
下矢印こちらは23日公演前日の残席状況
(赤丸はリセール)
 
 
 
アダムの晴れ舞台
座席の埋まり具合が気になって
毎日チケットマスターを覗いていた。
 
間引きなしで全席有効
ワクチン摂取完了者のみノーマスク可
 
世界を襲ったパンデミックも
ようやくここまで沈着化されていた。
 
しかしアメリカ政府はコンサート開催時の10月時点、イギリスや欧州連合(EU)から同国への渡航を禁止していた。
このため直前になり、泣く泣くチケットを手放す欧州在住のファンの方も見えた。
 
(皮肉なことに公演終了2日後の11月からワクチン摂取を完了している欧州からの旅行者に対して渡航禁止が解除となっている。)
 
 
 
開演前
前列から撮影された会場内の様子。
(Twitterからお借りしました。)
 

 
 
 
現地時間10月20日午後8時28分
(日本時間10月21日午後0時28分)
 
開演笑い泣き
 
 
◆setlist
 
10/20/2021 Venetian Theater #1Vegas
 
Heavy Fire (Intro)
For Your Entertainment
Evil In The Night
※Marry The Night
Runnin’ /Chokehold /Sleepwalker
Ghost Town
Mad World (Pop Ver.)
※Underneath
※Can’t Let You Go
After Hours
Roses
On The Moon
Voodoo
Ready To Run
Ring Of Fire
Black Hole Sun
Whataya want From Me
(speech)
Love Don’t
Stone Cold Crazy
Dragon Attack
Another One Bites The Dust
 
>Encore
Superpower
 
 
 
“サプライズを組み込んだセットリストを
楽しみにしていて!”
 
アダムの約束通り
すばらしいセットリストが披露された。
 
これまでライブではプレイしたとこのない
初登場曲が3曲。
 
※Marry The Night (Glee)

※Underneath
※Can’t Let You Go
 
Mad worldはポップバージョン。
 
 
クイーンのカバーからはこの3曲。
 
Stone Cold Crazy
Dragon Attack
Another One Bites The Dust
 
アダムの最も得意とするクイーンのナンバーが並んだ。
この選曲は納得の3曲。
 
4枚のソロアルバムから各3~4曲ずつ
ミュージカルGlee
他カバー2曲
クイーンのカバー3曲
 
新旧のファン、QALのファン
皆が楽しめるよう知恵を絞った
アダムの想いが伝わってくるような
セットリストだ。
 
 
◆Marry The Night

 
◆Roses

 
◆speech

 
◆Stone Cold Crazy
◆Dragon Attack
◆Another One Bites The Dust

 
 
 
当日はファンの方が届けてくれた音源を聴きながらTwitterをチェック。
 
Twitterで投稿された数々の動画
YouTubeにアップされた動画
コンサート終了後もチェックに没頭した。
 
 
こちらダイジェストに編集してくれた素晴らしい映像をお借りしました。
 
ステージの全体像がよくわかり、ゴージャスな劇場の雰囲気にアダムのこだわりがぎゅっと詰まった舞台演出が映えていた。
 

 
 
 
至近距離の動画では気づかなかった
ステージの美しさ。
こんな美しいステージに
アダムは戻ってきたのだ。
 
そして…
アダムの顔つきが違う。
 
 
 
6月のストーンウォールデイでのライブ
先月末のグローバルシチズンへの出演…
これまでも有観客でのステージを
何度もこなしてきていた。
 
しかしその時の彼とは
全くの別人だった。
 
いや、
それまでの彼が別人だったのかもしれない。
 
 
アダムが戻ってきた─
 
私はこのアダムを待っていたのだ。
 
 
 
 
 
私は自身のブログの中でQALのアダムを追っているが、ソロに関してはまだまだだ。
 
もちろんソロアルバムも普段から聴いているし、映像も頻繁に観ている。
 
しかし時系列に全てを網羅しているわけではなく、初披露された曲や今回セットリストに組み込まれた曲がどれくらいのステータスを持っているのか、詳しくはわからない。
 
アダムのファンとして、グランバーツとして
中途半端な位置にいる自分に
改めて気づいた。
 
 
“アダムはやっぱりソロだよね。”
 
こんな呟きから
私は萱の外だ。
 
こう言えるファンの人たちが
心底うらやましい。
 
そうやって言い切れる
アダムとの歴史が私にはない。
 
でもいろんな形のアダムファンがいて
いいんだと思っている。
 
 
私はクイーンとしてステージに立つアダムも、クイーンのステージでは見せない顔を見せるソロのアダムも、どちらも同じくらい好きだ。
 
今回のラスベガスツアーは私にとって
ソロアダムデビューだっだ。
 
この6日間を追ってみて
歌手Adam Ldmbertが歩んできた道を
もっともっと知りたい欲望が沸いてきた。
 
“QALの8年の遡りが終わったら
次はアダムのソロツアーを追おう。”
そんな無謀ことをまた新たな目標に掲げた。
(生きてる間に完結したい!笑い泣き)
 
 
 
そんなことを思いながら、今回のセットリストの中でひとつ気になる箇所があり調べていたら“やはり”という事実を発見した。
 
たぶんこれは
古参のグランバーツの方からすれば
“えっ、そんなこと今頃?”と言われそうですが💦
せっかく調べたので記しておこうと思います。
 
 
ステージ中盤
Ghost Townから
 
Runnin’ 
Chokehold 
Sleepwalker
 
この3曲がメドレーで続く。
 
このメドレーがやけに完成されていた感があったので、もしかして過去にプレイしていたのかな?
とふと思ったのだ。
 
さらに追い打ちをかけたのが
初日はメドレーの後だったGhost Town
2日目からはメドレーの頭に入れ替わった。
 
すると見事にステージが組み上がった。
 
“アダムは天才か!”
と突っ込みをを入れた私だったが
後からそれが“本来の形”だと知った。
 
2016年のThe Original Highツアー
すでにプレイされていた形だったのだ。
 
そんなことも最初から知っていれば
もっと感動できたのに!
と少し悔しかった。
 
もっともっとソロも勉強しないとね!
 
 
こちら
今回のラスベガス最終日のものと
2016年TOHツアーロンドン公演のものを
お借りしました。
 
こうやって並べてみると
改めてアダムの成長と時の流れを感じます。
 
 
◆Ghost Town 
(Venetian Theater 10/31/2021)

 
◆Runnin’ /Chokehold /Sleepwalker 
(Venetian Theater 10/31/2021)

 
 
 
↓2016年TOHツアーロンドン公演

 

◆Ghost Town
 (Hammersmith Eventim, London 4/14/2016)

 
◆Runnin’ /Chokehold /Sleepwalker 
  (Hammersmith Eventim, London 4/14/2016)

 
 
 
 
そして公演3日目の23日
私の心を揺さぶった出来事…
 
 
セットリストはこちら。
 
10/23/2021 Venetian Theater #3 Vegas
 
Heavy Fire (Intro)
For Your Entertainment
Evil In The Night
Marry The Night
Ring Of Fire
Voodoo
Ready To Run
Ghost Town
Runnin’ 
Chokehold 
Sleepwalker
Mad World (Pop Ver.)
Underneath
Bad Moon Rising(Video)
On The Moon
(Speech)
Black Hole Sun
Superpower
After Hours
Roses
Love Don’t
Stone Cold Crazy
Dragon Attack
Another One Bites The Dust
 
>Encore
Whataya Want From Me
 
 
 
2日目からセットリストが大きく入れ替わり
アンコール曲も変わっていた。
 
アンコール曲
Whataya Want From Me
 
ここで思わぬ出来事が起こった。
 
 
 
2コーラス目に入ったときのこと
 
アダムがオーディエンスに向かって
“ライトをつけて”呼びかけたのだ。
 
瞬く間に会場に広がる
スマホの光の海…。
 
懐かしい光景に思わず涙が溢れた。
 
 
クイーンとしてステージに立っていた
ラプソディツアー
 
アダムがいつも目にしていた
ステージからの風景。
 
ブライアンがよく口にしていた
“ライトをつけて”という呼び掛けを
今、目の前でアダムがやっていた。
 
 
わかってはいたけれど…
アダムにとってクイーンとして過ごした8年が
どれだけ大きかったか
そんなことはわかっていたはずだった。
 
しかし
こんな未曾有の事態になり
2年近くもクイーンを離れていたら…もしかしたら
と自分自身弱気な気持ちにもなっていたことも
否定できない。
 
でも今、目の前にいるアダムは
2年前のアダムと同じだった。
 
彼はクイーンを
忘れてはいなかった。
 
 
◆Whataya Want From Me (Venetian Theater 10/31/2021)
(1:36~)

 
 
 
この同じ時期に
実はロジャーも英国でソロツアーを行っていた。
 
つい先日某テレビ局の
ある情報番組にリモートで出演したロジャー。
そのインタビューの中でツアーについての質問に
 
“なんせフロントマンを務めてくれる
フレディもアダムもいない。”
 
こんな言葉を口にした。
 
 
このツアーは新しいソロアルバムに伴う
ロジャーのソロツアー…
フロントマンはロジャーのはずなのに。
 
ロジャーにとって
アダムの存在はかけがえのないものになっている。
 
そしてそれは
アダムも同じだった。
 
“ライトをつけて”
そんなアダムの言葉に同じ想いを感じた。
 
 
 
 
 
オーディエンスの様子が撮影された映像を載せておきます。
美しいライトの海✨
(Twitterからお借りしました。)
 

 
 
 
 
初日はやはり
少し緊張していたように見えた。
 
2日目からはぐっと調子を上げ
日を追うごとにその存在感を増してきた。
 
まさに“飛躍”
という言葉がふさわしい。
 
ブランクを乗り越え
またひとつの殻を自らの力で破り
その姿を現した。
 
アダムの底力を感じた。
 
 
“どんな逆境もバネにする力がある。”
 
クイーンとしてのアダムを追う中で
私は何度もそんな場面を目にしてきた。
 
またここでも
彼の秘めたる力を感じた。
 
 
 
来年2022年5月27日
アイルランドを皮切りに幕を開ける
QUEEN+Adam Lambert 欧州ツアー
 
2年越しに実現するであろうこのツアーは
間違いなくクイーンの歴史に残るツアーとなる。
 
パンデミックを乗り越え
実現した奇跡のツアーとして語り継がれるだろう。
 
そこにはAdam Lambertの名が
今度こそ堂々と刻まれるに違いない。
 
 
このラスベガスの6日間のステージが
私にそう確信させた。
 
ロンドンへと続く道が
その先はまだ霞んでいるが
足元にしっかりと現れた。
 
アダムの可能性は無限大。
 
 
神からの
フレディからの使者は
また次の高みを目指して突き進む。
 
貪欲に美しく
どこまでも羽ばたいてほしい。
 
 
 
 
O2アリーナで
どんなアダムに会えるのか。
 
楽しみでたまらない。
 
 
 
 
 
 
 
今回のラスベガス公演の記念に
描かせていただきました。
 
 
 
 
 
 

 

コメント

  1. ソルト店長 より:

    こんにちは~
    先日サンディエゴに遊びに
    行ってたんですよ~
    今回はアダムさんの
    コンサート行けなかったけど
    次回は是非!
    Stone Cold Crazyは凄く
    好きな曲です。
    これからが楽しみな人ですね。

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