【セットリスト(66)】Jimmy Kimmel Live─空白の9ヶ月とTwo Fux

今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。




昨年末にアジアツアーが終了し

いよい北米ツアー2017に突入しますよ〜!

という流れでしたが

実はツアー開始までに

9ヶ月間のブランクがありました。


今年最初の疑問…


アダムくんはいったいその間

何をしていたんでしょう?ぶー




主な動きは以下になります。


2016年9月30日 アジアツアー2016 終了

2017年1月26日 北米ツアー2017 発表

(2017年3月8日  ルーファス脱退 公式発表)

2017年4月25日 欧州・UK・アイルランドツアー2017 発表

2017年6月22日 JIMMY Kimmel LIVE(プロモーションLive)

2017年6月23日 北米ツアー2017 スタート



北米ツアーが始まらないうちから、畳みかけるように欧州2017を発表。

2017年は北米、欧州・UKを合わせ全52公演行われています。

(2022現在で年間最多公演数)


公演数からも

この頃のQALの勢いがうかがえます。



この9ヶ月の間ライブ活動はなく、北米ツアー初日を翌日に控えた6月22日、ツアーのためのプロモーションライブがアメリカ・ロサンゼルスで行われました。


これがアジアツアー終了以来

最初のQALとしての公式ステージとなります。



JIMMY Kimmel LIVE (ジミー・キンメル・ライブ)


アメリカのABCテレビで2003年から放映されているトーク・ライブ番組。

司会、企画はジミー・キンメル。

ロサンゼルス・ハリウッドにあるエル・キャピタン劇場で収録されています。


今回のQALのライブはプロモーションのための特别企画だったようで動画を確認すると屋外。

調べてみると会場はハリウッドのメルセデスベンツシアターと判明。


セットリストはこちら。



【セットリスト(66)】JIMMY Kimmel LIVE




このプロモーションライブで

2017年からのアダムの飛躍の鍵を握る

ある曲が披露された。


“Two Fux”


(ついにこの曲が登場!

私の大、大、大好きな曲ですドキドキ)


2017年ツアー曲としても定着する

アダムのオリジナル曲音譜


アダムのソロ曲がQALツアーでリストインするのは、2015年南米ツアーで披露されたGhost Town(『The Original High』収録)以来。


このTwo Fuxはアルバム収録曲ではなく

単発的にデジタル配信のみで発売された。

発売日はツアー開始後の2017年6月30日


当時の状況を推測すると

これが正真正銘の“初披露”

であった可能性は濃厚です。



アダムにとってひとつの区切りになった

アジアツアー。

その後北米ツアーが始まるまでの空白の9ヶ月が

私はずっと気になっていた。


その空白期間を経て

突然発売されたオリジナル曲。


この曲が生まれた経緯を辿ってみることで

当時のアダムに何が起こっていたのか

知ることができるのではないだろうか。


少しずつ見えてきた

アダムの心の変化─




時系列に追ってみましょう。


2016年9月30日 アジアツアー終了。


翌月アダムは息つく間もなく

次の仕事が待つオーストラリアへ飛んだ。


X-Factor Australia版

審査員として出演するためだった。


X-Factorとは新しい歌手の発掘番組で、同じタイトルの英国版に基づいたオーストラリア版の企画番組。


10月3日から11月21日の日程で8週間に渡り行われたシーズン8にガイ・セバスチャン、イギーアゼリア、メルBと共に審査員として参加した。




アダムは審査員としての番組オファーが多いような気がする。


かつて自身が出場したオーディション番組「アメリカンアイドル」にも審査員として招かれたこともある。

“ジャッジする”ことに対しての経験は豊富だ。


自身の出場者としての経験、アーティストとしての実力、音楽センス、公平で真摯な姿勢に加えユーモアに富んだコメント…

アダムの審査員としてのパフォーマンスを見るのはとても楽しく有意義であり、誰もが彼にジャッジしてほしいと、引っ張りだこであることも納得できる。




数多くの番組動画が見つかった。

見だしたら止まらないオチャメな姿…キラキラ


と、その中でふと

あるシーンが目に止まった。



このオーディションの仕組みの全てはわからないのですが、動画から伺えるのは最初に3組が対決、その後まず一組が勝ち上がり、残った二組の内どちらかが落選。

そのプロセスを繰り返し最後に優勝者が決まる…のかなあせる(また詳細がわかれば改めさせていただきます。)


この動画にはナタリーという少女が対決に破れ、最後敗者となってしまう様子が収められていた。


予選を勝ち上がってきた三組はもちろん素晴らしい実力の持ち主ばかりだ。

一人の落選者を選ぶという過酷なジャッジ。


まず一人が勝ち上がり、残るは二組。

最後の審判が下され、ナタリーはその名を呼ばれることはなかった。

勝ち上がった勝者の複雑な表情、そんな彼女をたたえるナタリー。


そしてひとり取り残されたナタリーに

“誇りに思う”と声を掛け

アダムは彼女を抱き寄せた。




アダムはいつも真っ先に

目の前にいる人のことを思う。

相手の心に寄り添い、真摯に向き合う。


いち審査員としてでなく

人として

彼女に向き合っていたアダムが

いかにもアダムらしい…


そんなシーンだった。



この番組を通して

彼はいろんな人たちの

いろんな人生の一場面に立ち会い

かかわってきた。


そんな経験が少しずつ彼の心を動かし

自身を見つめ直すきっかけになったのだろうか。


そこから生まれた曲が


Two Fuxだった。



アダムはアジアツアーの前年2015年に

3枚目のソロアルバム「The Original High」

リリースしていた。


ハイな自分を追求することに挑戦した作品だったが、アルバムに対しても完全燃焼はしておらず、またその頃の自身に対しての世間の風当たりも決して穏やかでなく、迷いや気弱になってしまうこともあったという。


そんなアダムにとって、夢に向かって挑戦し続ける出演者たちとの出会いがどこか過去の自分と重なり、一歩踏み出すきっかけをくれたのかもしれない。


 

オーストラリアから帰国し

アダムの友人であるSarah HudsonとFerras と

曲作りを始め

ついに出来上がったこの曲。








アダム自身のコメントがある。


My last project was about the chace. This time feel the strength of being exactly, unapologetically where I am. I’m standing my ground to inspire my fans to defy the status quo. A-L


前回のプロジェクトは“追求”することだった。

でも今回は何の迷いもなく、自分自身の強さを確信することができる。

僕のファンが今置かれている立場を打破していけるよう、勇気づけることが出来るような自分でいたいと思う。



(難しい翻訳…

こんなことを言ってるのかなというかなり意訳です。)



この曲の歌詞も私なりに紐解いてみた。


ピンクフラミンゴ

火星

神聖な緑の煙

ナマステ…



こちらも不思議な単語が散りばめられていて

抽象的な部分もあるのでかなり意訳的にはなるが

何度か出てくるサビの部分


If you think that what I do and how I live’s too much

I don’t really really give two fux

If you think that what I say and what I give ain’t love

I don’t really really give two fux


Here, right here, right here, 

Namaste right here, right here, right here



自分が何をしようとどう生きようが

君がそれをやり過ぎだと思ったとしても

それがどうしたって言うんだい


どんな言葉だって

どんな愛の形があったっていいじゃないか

僕は我が道を行くだけさ

文句あるかい?


ここにあるんだ、ほらね

真実はここにあるんだ

ナマステ、ほらね、ここに、ここにあるんだよ



自分自身を信じる、という原点に立ち戻り

思うがままに突き進めばいいんだという

強い意志が感じられる。


そんな力強い言葉に乗せられたメロディが

意外にも愛らしく、何ともメルヘンチックで

一度聴いたら口ずさんでしまいそうな

親しみやすさがある。



私は最初この曲を聴いた時

“アダムっぽくないな”と感じた。


前回のアルバム「The Original High」に見られた

“自身に負荷を与え、高みを目指し追い求める”

イメージからすると


ふっと肩の力を抜いた

ありのままのアダムを感じたからだ。



2016年のアジアツアーのステージでは

全て黒の衣装を身に纏っていたアダム。






自身の存在を隠すかのように

飾らないことでどこまで主張できるのか…

あえて挑戦するかのようだった。



今回のJimmy Kimmel Liveでのアダムは

髪を赤く染め

ラメが煌めくブルーシルバーのジャケットに

メタリックなシルバーのパンツ。


これらは後に

17年ツアーの象徴となる衣装になる。




私は最初この赤い髪のアダムを見た時

何があったの?とびっくりした。


でも今は心から納得できる。


だってこの姿が

この頃のアダムそのものだったんだもの。



ツアー開始の前日に行われた

プロモーションライブと

初披露されたアダムの新曲。


2017年の彼が進もうとしている方向性を知る

重要な手掛かりになっているような気がした。




ではここから

JIMMY Kimmel LIVEの全貌をご紹介しておきます。

(やっとで本編です…ぼけー)



ひとつ忘れないうちに特筆しておきたいのは、ルーファスと入れ替わりに加入したタイラー・ウォーレンもこの日がQAL公式デビューとなったことです。


アダムの後方にチラッチラッと映り込む

タイラーの姿も追ってみてください!

かなり緊張気味あせる




タイラーとQALの旅はここから始まったんですね。


クイーンの公式トリビュートバンド

“QueenExtravaganza”での経験を評価され、QALのメンバーとして呼び寄せられた。

実力はお墨付き、人柄も言うまでもない。


アダムをしっかり支えてくれるパーカッションと、そしてコーラスでも素晴らしいハーモニーを聴かせてくれます。

こちらも今後の楽しみですね!


さらにもうひとつのチェックポイント!

ロジャーのバスドラヘッドにフランクくんが🤖


クイーンの6枚目のアルバム「News of The World(世界に捧ぐ)」のジャケットに描かれているイラスト。


アメリカのSF作家フランク・ケリー・フリースによるものだが、ジャケット起用はSF好きのロジャーの提案によるものだ。


これもプンプン匂います…

何か新しいことが起こる予感。


このツアーはほんと盛りだくさんのてんこ盛りビックリマーク

忙しくなりそうですウインク




◆1.I Want It  All

9ヶ月ぶりのステージ。
少しこばわった表情から緊張が伝わってくる。

衣装のせいか体つきも引き締まったように見える。
大人びて見える…当時アダム35歳。
(そりゃもう立派な大人よねほっこり)

9ヶ月の間に顔つきは明らかに変わっていた。

北米はアダムのホームだ。

三年ぶり2度目の凱旋ツアー
成長した姿を見てほしい。
そんな思いが伝わってくるオープニング。

4曲だけのプログラム、久しぶりのステージ…
オープニングの選曲は難しいが完璧な選曲だと
私は感じた。
フル演奏だったのも嬉しい。

後半に行くにつれ
アダムの顔つきがどんどん
引き締まっていくのがわかる。

ステージ勘もすぐに戻ってしまう。
こういうところは相変わらず…
流石だなアダムは。





◆2.Don’t Stop Me Now

いつものステージが戻ってきた。

私の大好きなシーン─
アダムとブライアンの接触シーンが
目立ってきたぞ!

0:13~ 1:38~ 3:00~

このふたりはよくこうやって
押し合いっこをしている。
ブライアンのデレッとした嬉しそうな顔お願い

2曲目として
これ以上に相応しい曲あります?
と言い切れるほど文句なしビックリマーク

ロジャーのドラミングもいつもより増して
軽快に力強くリズムを送っていた。
“早くツアーで叩かせろ!”
と言わんばかりに。




◆3.Two Fux


私がこの曲の中で心を鷲づかみにされたシーン。

1:40~


なんと

アダムのTwo Fuxがとさんざん書いておきながら

くぎ付けになったのは

ブライアンキョロキョロあせる


だってにっこり笑って体を右に左に振る

ブライアンが可愛くて笑


アダムの新しい曲の門出を

祝ってくれているかのようだった。


そして歌っているアダムの

こんなに楽しそうな顔がブライアンは

嬉しかったんだろうと思います。


その後の2:15~

ブライアンとアダムの絡みが

何とも微笑ましいおねがい


2017ツアー

実はこのコンビ

本格的な“お笑い界”デビューとなります🤣

(すでに息ぴったり!)


ツアー本編に突入しましたら

しっかりとレポート(←お笑い🤣)

したいと思いますのでお楽しみにビックリマーク





◆4.Crazy Little Thing Called Love

ラストはこの曲で間違いないでしょう。
お祭り騒ぎの余韻を残すには
これがピッタリはまる。

ここまで来て初めて気づいたが
スパイクのピアノも赤だったんですね。
このままツアーのお供になるのだろう。

あらゆるものが一新して
新たな旅が始まる。

隠しきれない嬉しさとワクワク感が
ひとりひとりの顔から伝わってきた。





オーディエンスの様子からも
翌日からスタートする北米ツアーへの
溢れんばかりの期待感が伝わってくる。

アダムの気持ちは
それ以上に高揚していたはずだ。

9ヶ月ぶりのステージ。
ブライアン、ロジャー他のメンバーとの再会も
待ち遠しかったに違いない。

“もっと聴きたい!”
そんな余韻を皆の心に残し
ツアーへのスタートラインについた。


ブライアンが
何度もそんなアダムに目を向けていたのが
印象的だった。

アダムを一番近くで見てきたブライアンの目に
9ヶ月ぶりの彼の姿はどう映ったのだろう。

ひとつひとつ確かめながら─
でもそれはすぐに納得の笑顔に変わっていった。
ツアーの成功を確信したに違いない。

  
アリゾナ州フェニックスを皮切りに
1ヶ月半で26公演をこなすタイトな日程。
途中7月には
ブライアンとロジャーのバースデーも迎える。

2017年の宝箱を
ひとつひとつ開けてはまた取り出し
アダムとの楽しい旅が始まります。

これまでよりもさらに長くなるかもしれません。
(4曲でこの長さか~汗うさぎ)


I don’t really really give two fux!


思うがままに我が道を行く。
ナマステ~

アダムのために
アダムのすべてをここに残すために。


今年もどうかまた
お付き合いくだされば嬉しいです。




(画像・映像すべてお借りしました)



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