今日も輝けるひとつの海をのぞいて下さりありがとうございます。
2015ツアー、泣いても笑っても残すところあと2公演となりました
1ヶ月ぶりにイギリスに戻ったクイーン御一行さま、ロンドン・ウェンブリーでの公演を無事終え、次のリバプールへ向かいます。移動距離352km。
リバプールはイングランド北西部に位置する臨海都市。20世紀初期まで重要な貿易港、移民の出入港として栄えた街です。
リバプール…といえば
サッカー好きが思い浮かべるのは「リバプールFC」⚽
ロック好きが思い浮かべるのはもちろん「Beatles」
“ビートルズ発祥の地”として知られる「マシュー・ストリート」にある、60年代初期にビートルズが300回以上も出演した歴史的パブ「CAVERN CLUB」。
実はコロナウイルス蔓延の影響で現在休業中、閉鎖の危機にあるらしいです。こんな所にもコロナの影響が…。
(この建物は現存ではなく再建されたものだそうです)
今回の会場は『Liverpool Echo Arena』
同じアングルの2枚、撮影日時は不明。
下の方が古い感じがするけど…。
こちらのアリーナ、座席、飲食、ロケーションなど総合的に好評価の施設。
収容人数11000人。
確かにシートが映画館のよう…。
前、横のスペースがあるのはいいですね。
ではセットリストの発表です
◆2015/2/26 Liverpool-Echo Arena
今日も最多曲数30曲タイですね!
でも~💧
ポーランド公演、ウェンブリー公演と続けてセットでリストインしていた
“Dragon Attack”
“The Show Must Go On”
が同時にアウト⤵️
そして、リバプールということでブライアンの〈ご当地ソング〉がお目見え
(こちらまたもや【初リストイン集】から抜け落ちていたので後で追記しておきます💦)
それからロジャーの豪華“二本立て”✨
“These Are The Days of Our Lives ”
“A Kind of Magic”
このタイミングで復活?
何故に?
もしやまた、アダムの身に何か!?
心配になるじゃないですかー
オープニングでアダムの喉の様子、念のためチェックしておきましょう。
大丈夫だとは思いますがね、あの調子ならば。
じいたちのご乱心でありましょう、たぶん…。
ではセミファイナル開演いたしましょう
オープニング
◆1.One Vision
◆2.Stone Cold Crazy(Partial)(4’49″~)
◆3.Another One Bites The Dust(7’48″~)
どうしましょ、これ!
めちゃめちゃ臨場感ありすぎなんですけど!!
で、試しに大音量で目を閉じて再生してみました。
(うちはど田舎なので360度、民家がないので🆗)
ぞわ〰️って鳥肌たってきた!
ヤバすぎ
こちら、なぜか2.Stone Cold Crazyの末尾が切れてて、急に3.Another One Bites The Dustへシフト。
編集がうま過ぎて、
“ありゃ?今、何か起こりました?”
て一瞬なるんですが、まあこういう動画の場合勢いが勝っちゃいますから
さて、一応念のためのアダムくんの喉チェックですが、
な~んも問題なし!
適度に力も抜けてて最高のスタートじゃないですか
◆4.Fat Bottomed Girls
あらっ、歌い出しのタイミングがいつもより少し遅れちゃいましたが…
まあこういう曲、“Tie Your Mother Down”とかも(どういう曲だよ?)“溜め”のタイミングで入るような曲は、たまに出だしのズレはあるので、ここはスルーしま~す
途中、レッドスペシャルとベースの絡み、いいっすね~(3’18″~)
ブライアンがフェアクローと目が合ったのか、早足で彼の元へ寄っていきます。
こういう何気ないシーンが、ステージ進行の行方を左右するんですよね。
すごく大事です、こういうの
こういう光景を後ろから見ているロジャーやルーファス、エドニーにもエネルギーが波及していくものですから。。。
◆7.Killer Queen
さてと、どうしましょかね…このお坊ちゃま
脇!背中!!
なんでそんなにエロいんやっっ
ハイ!
いつもの如く、カウチごとお持ち帰りいたしますわん
さて今日のMCですが、聞き慣れない言葉がひとつ耳に入ってきました。
自分のことを“an American boy”と強調しました。
この言葉を口にしたのは初めてだと思います。
イギリスのバンド、クイーンに於いてイギリス人ではなく、アメリカ人の自分がそのステージに立たせてもらっていることへの感謝の気持ちを伝えたのです。
(これについては多少なりとも風当たりはあったのよね…。)
ツアー開始からのこのMCを見ているだけでも、その時その時のアダムの心境の変化が伝わってきます。
◆8.I Want To Break Free
さっきから気にはなっていたんですが、MCの間ずっとシャンパンのボトル持ったままだったんですよね。
そのままステージに戻りこの曲始まったんですが、
まーだボトル持ったまま歌ってんの
そのまま展望階段まで上がってボトルを掲げたり…。
その後はちゃんと脇に置きましたけどね。
気持ちが高揚してるのかなー。
こういう日はありがちな不可解な行動…。
◆9.Don’t Stop Me Now
今日のアダムのマイクスタンドさばき、抜群です!
華麗に、まるで自分の体の一部のように操ってます
ずーっと見ていたい。
苦手だったこの曲もようやく手中に収まり始めたようね…といってもまだやっとで指先にかかったくらいのとこだけど!
でもようやく曲に呑み込まれることなく、これからはどんどん楽しくなっていくはず。
今のアダムらしくでいいから、めいっぱい楽しむのが何より大事。
会場いっぱいのファンの人たちいっしょにね
◆10.Somebody To Love
2014ツアーの終盤くらいだったか、
この曲はアダムにとって特別な存在、ときには寄り添い、ときには突き放し、嬉しいときも悲しいときも苦楽をともにしてきた戦友みたいなもの、とお話したことがあります。
そして気がつけば“Somebody To Love”の「love」を手放す日がもうそこまで迫っています。
アダムは悟っているのでしょうか。
もう決心しているのでしょうか。
答えはYES。
今日のアダムを見ていてそれは明らか。
何かを確かめるように、自分の胸に刻み込むように、淡々と推し進めている。
それは何に表れているかというと、ひとつはマイクスタンドの扱い。
いつも華麗に操るさまが見事だと私はことある毎に誉めてきたが、今日もまるで分身のようにアダムに操られていた。
最後、横たわったマイクスタンドの存在感が怖いくらいだった。
(こちらは後にご説明いたします。)
そしてもうひとつ、今日のアダムが特別であることを表しているもの、
それはブライアンだ。
4分過ぎからのブライアンに是非ご注目いただきたい。
“Anybody find me~”
最後のいちばん大事なシーンへ移ろうとしている場面。
アダムの変化を見逃すまいと彼の顔をじっと見つめている。
そしてアダムから目を離さぬよう、一歩一歩後ずさりをしていく。
その一歩一歩が、アダムの聖域を侵さぬようにと、とても慎重なのだ。
今日は何かが違う、と感じているからだ。
そしてブライアンも緊張の汗を腕で拭い、
次の瞬間に臨む。
“Can anybody find me~”
マイクのまわりをクルクル回るアダム、これも初めての光景。
しかしふざけているのかと思いきや、彼の顔はいっさい笑っていない。
そして、斜めにマイクスタンドを持っていた手を
その手をなんと、突然離した。
床の上にドンと落ちて跳ね上がった。
あんなに丁寧に扱っていたマイクスタンドを、だ。
そして、ラストシーンへ─
“Somebody to ~~”
ブライアンは後ろで手を組み、じっと見守る。
そして、オーディエンスに向かってブライアンも耳に手を当て促す。
いつの間にかオーディエンスの「love~」は
はっきりと返ってくるようになっていた。
それでもアダムは“So-so”を繰り返す。
必死でダメ出しをする。
名残惜しそうに。
そして、最後横たわったマイクスタンドを再び慈しむように拾い上げ、丁寧に置いた。
今日のこの曲、実は終わってはいない。
最後の舞台シェフィールドの
“Somebody To Love”へと続いていく
〈ご当地ソング〉
◆11.You’ve Got to Hide Your Love Away
Beatlesカバー(邦題:悲しみはぶっとばせ)
リバプールの〈ご当地ソング〉とならばこうなりますが、選曲に迷ったでしようね、ブリ博士。
私はこの曲を聴くと映画『I am Sam』を思い出します。
何度観ても泣けるいい映画でした。
主人公がビートルズ好きで、サントラも全曲ビートルズ(カバー)でした。
◆Selfie Stick
すっかり浸透したこの“行事”✨
もうみなさん、お待ちかねです。
はいはい!お待たせしました!
リバプールのみなさま、
はりきってどうぞ〜
◆15.A Kind of Magic
どうした?ロジャー
楽しくってしかたねぇぜて感じ?
ここにも“ふたりだけの世界”ありましたー✨
さすがレジェンドのお二方、“ノリ”が年季入ってますね~
◆18.Under Pressure
かなり珍しいアングル。
花道のステージの際、最前列かとも思えるくらい下から覗きこむ角度。
この目線からのアダムの入場シーンが、実にいい。
何度もリピートしたくなるくらい気に入ってしまった
その後もずっとアダムの表情を追ってくれている。
今日はまた一段といい顔してるんだよね
ロジャーにしか見せない飛びっきりの笑顔
ところでエンディングのとこ、またロジャー何かやらかした?
とは思えないんだけど、アダムがシンバルを叩く時は“ロジャーってば!”て時だから
あー、思い出す~
2014ツアーのフィラデルフィアの熱い抱擁シーン
◆19.Save Me
アダムにいろんな試練を与えたこの曲。
このツアーを象徴する特別な曲。
アダムというヴォーカリストは“声”だけで勝負できる。
そんなことを証明してくれた曲。
千秋楽に向けて、もう何も足す必要はないし、何も引く必要もない。
ここまで、長かった?
私は…長かったよ。
◆23.Vocal Solo
どんだけ楽しんでんのよ!
無理難題の“Call&Response”にもオーディエンスは食らいつく
最後ブライアンのギターに操られるままに小走りでステージに戻ってくるこの小動物
あー、この子もカゴに入れて持って帰りたい
◆27.Crazy Little Thing Called Love
今回、この曲の動画これ一本のみ💧
いつものアダムの紹介も入ってませんが…。
今日はブライアンにご注目
“Ready Freddie!”のあとのブライアンの動きが、なんかかわいいんです
“アダムと絡みたいんだよ〜”オーラ出まくってるんですけど笑
今日はエドニーのキーボードにちょっかい出すも、アダムに負けじとはりきってます!
ほんと、たまにアダムより子どもになるんだよね〜
アンコール
◆27.We Will Rock You
◆28.We Are The Champions
今回は三本の動画をお借りして繋げさせていただきました。
何よりも音が抜群にいいこと、そして“We Are The Champions”のエンディングがしっかり捉えてくれてありました。
アダムのわずかな“異変”を感じとるブライアンとロジャー、やはりさすがです。
すんなりは終わろうとはしなかった“We Are The Champions”
三人が呼吸を合わせるラスト、この日だからの特別なシーンとなりました。
エンディング
◆30.God Save The Queen
今日最初にセットリストを見たとき、2公演続いてきた“Dragon Attack”と“The Show Must Go On”2曲とも突然姿を消したのが、正直少し寂しかった。
ツアーの最後、ノーマルに戻ってしまった感があった。
しかし、今日の一曲一曲アダムを追うにつれて、
あることに気づいた。
いやピンポイントに気づいた。
(気づけてよかった…)
“Somebody To Love”のところが決定打だった。
千秋楽を明日に控えた今日という日は、
すでにそれに向けての“序章”なのだ。
特別なことは必要ない。
ノーマルに戻ったことにこそ、意味がある。
これまで歌い継いできたセットリストの軸となってきた曲たち、ひとつひとつが特別なのだ。
それらを一つ一つ、大事に歌おう。
そんなアダムのこのツアーへの感謝の気持ちが、十二分に伝わってきた。
痛いほど響いてきた。
それだけいろんなことがあった、
ツアーだったのだ。
今日は一見、淡々と落ち着いて見えた。
でも、心の中にはいろんな感情が渦巻いていたはずだ。
そんな気持ちの折々が、“Somebody To Love”の床に打ちつけたマイクスタンドのように時折あらわれたりしていたのかもしれない。
千秋楽に向けて悔いのないよう、自分の歩いてきた道筋を確かめるように、一つ一つの曲を歌い進めていく。
それが最後の舞台に臨む自分なりの心構えだったのだろう。
もうファイナルは始まっている。
千秋楽シェフィールド公演、
きっとすばらしい夜となるはず。
今日も最後までおつき合いくださりありがとうございます。
振り返れば長かったような、あっという間だったような2015ヨーロッパツアー、24公演が過ぎ去っていきました。
明日に向けて少し余力を残した感のあるアダム。
どんなファイナルを見せてくれるのか、しっかりと見届けたいと思います。
2015ヨーロッパツアー集大成、アダムの転換期となった大切なツアーのラストラン、
最後までおつき合いくだされぱ嬉しいです。
(画像・映像すべてお借りしました)
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