今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
今年の1月、これを見て“いよいよ日本に上陸したんだなあ!”と興奮していた日々が今は遠い遠い昔に感じてしまいます。
ロジャー
71回目のお誕生日、おめでとう🙂
また会える日まで元気で過ごしてよね。
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さてこちらは2015年のクイーン御一行さま。
UK8公演を無事終え、いよいよ海を渡りフランス・パリを目指します。
ここから先は終盤のポーランド以外は未踏の地、アダムは初お披露目✨となります。
前回の開催地ノッティンガムからパリまでの移動距離約675km。
今回の会場は『Le Zènith』(レ・ゼニット)
パリ19区のヴィレット公園のウルク運河の端にある1984年開場の他目的屋内アリーナ。
最大6293人を収容できるこの施設はパリで最大の会場の一つとなっています。(パリにはあまり大規模なライブ会場はないんですね。)
セットリストはこちらになります
◆2015/1/26 Paris-Le Zènith
あの曲
ついにツアーデビューの日がやってきました。
そして“ドンスト”と“Vocal Solo”が同時にアウト。
これもまた珍しいパターンだこと。
“ドンスト”の行方ががちょっと気になりますね…。
それでは開演いたします
オープニング
◆1.One Vision
会場の規模が小さいためオープニングは幕ストーンの落ちるパターン、さらにQビジョンはなしで四角のスクリーンでの対応となっています。
“狭いながらも楽しい我が家~”
小さな会場でもアダムの笑顔は全開
今日も上々のスタートを切りました!
何となく幕が上がる時の歓声が、日に日にツアーを追うにつれて、大きくなっているような気がします
今日は後半、レポートが詰まってるので前半は、はしょらせていただきますね〜
この上々のスタートのまま、進んでいきます
◆9.Somebody To Love
曲がスタートしてすぐ、今日はやけにブライアンに迫ってくなあ…そこまで幅寄せしくても(笑)と思っていたら、アダムに謎の行動が…(0分35秒~)
何やらブライアンの背中越しにピースサイン
この先はいつも二人のクルーが常駐してる方向…
まさか記念撮影でもあるまい、何かのサインなのかと思いあぐねていたらその約1分後、今度はブライアンが演奏しながらもチラチラと目線をクルーの方に向けて何かを呟いた。
何かトラブルだな、と思っていたら間もなくギターチェンジが行われた。
とすると、あのアダムの謎のピースサインはトラブルのサインなのか?
たぶんイントロが始まり振り向いたと同時に、ブライアンの様子を察知して近づいたのだろう。
ふと、2014ツアー初日オープニングのマイクトラブルを思い出した。
あの時もパフォーマンスを続けながら指を1本立ててマイクを要求し事なきを得た、鮮やかなトラブル回避だった。
アダムってこういうとこ天才
まあ、あらかじめトラブル時のサインは決めてあるのかもしれませんが、ブライアンの様子に気づき、進行を妨げることなく対処できたのはさすがクイーン家の坊っちゃま。
褒めてあげようぞ。よしよし
ギターチェンジも無事終わり、ほっとしたところでいつものエンディングに入り、アダムもご機嫌
いつもの“love〰️”
歌ってるのが聞こえますが、アダムもブライアンも“まだまだ”のダメ出し…オーディエンスのみなさん、もう少しがんばりましょう!
◆Plaisir d ‘Amour(愛の喜びは)
〈ご当地ソング〉
ドイツ出身でフランスの作曲家ジャン・ポール・マティーニの歌曲。
【初リストイン集】とは別の動画、MCも入ったものをご紹介いたします。
フランス語での挨拶、そして今回はカンペなしのようですね
日本でもそうですが、母国語で話したり歌ったりしてくれるのはほんと嬉しいものです。
ステージと客席の隔たりがなくなりますよね。
◆Selfie Stick
パリのクイーンファンのみなさま~
ちゃんと映ってますか~☺️
◆10.Love of My Life
◆Selfie Stick
◆11. ’39
こちらのセルフィーは客席側からの撮影。
ブライアン、カメラしか見てないからほんと危なっかしいわ
’39のこちらの動画で今回初めて気づいたのですが、宇宙船内のスクリーン映像の中に“きぼう”という日本語(反転文字)が映っていたんですね!(8分55秒あたり)
今までは間奏の時のスクリーンを捉えている動画しか見たことなかったので気づきませんでした。
◆15.Under Pressure
花道を真横から臨む、私の好きなアングルです。
ブライアンがステージからじわじわと寄ってくるとこを見るのがなんとも楽しい
◆16.Save Me
いつもの展望デッキの真下から見るアダム。
時間が止まってほしいわん…
アダム、
どうやら最初の壁を乗り越えたかな。
前回のリーズで何かをつかみ、それが形になりつつある…それが少しずつ見えてきたのでしょうか。
今日それはブライアンにも感じました。
アダムのヴォーカルとブライアンのギターの距離が少しずつ縮まっているような気がします。
◆17.Who Wants To Live Forever
この曲もここのとこ、急に変化し始めましたね。
今日のアダムも何かに突き動かされているかのように感じました。
後半、思わずブライアンに手をかけたシーンが私は衝撃でした。
その少し前にアダムがブライアンに向けて手をかざしたとき、ブライアンが何かを察知し、すかさず歩みより肩を貸しました。
ブライアンもアダムの“異変”を敏感に感じとってくれているようです。
◆18.Guitar Solo
“Are You Sleeping?”(フレール・ジャック)
〈ご当地ソング〉
こちらは【初リストイン集】と同じ動画になります。
途中(2分45秒~)一瞬だけ組み込まれているフランスの民謡“フレール・ジャック”
ギターソロでの〈ご当地ソング〉は初となります。
◆19.Tie Your Mother Down
先ほどの“Who Wants To Live Forever”からの流れがそのまま来てますね。
後半のブライアン=レッドスペシャルの気分は上々
ブライアンの顔!
気持ちよさそう〜
◆20.I Want It All
いい流れです
レッドスペシャルってひとつの人格を持ってる凄いヤツだわ、ほんと。
そしてこの曲てつくづく、しみじみライブ向きって感じた今日の“I Want It All”
◆22.Crazy Little Thing Called Love
“insane”て何て言うの?
この『◯◯ってなんて言うの?』
これからアダムがときどき口にするセリフとなっていきます。
かわいいんだなーこれがっ。
そしてブライアンは得意気にフランス語で答えてますね。
これも今後、ところどころで見られる微笑ましい光景となっていきます。
ブライアンのいつもの紹介にもテレッテレのアダム。
ずっーと耳触ってるし(←アダムの照れ隠しのクセ)
◆23.The Show Must Go On
ツアー開始9日目にしてようやくツアーデビュー。
2014年オーストラリア・メルボルン以来の登場となったこの曲。
それ以前2014北米ツアーでは定番化していたが、この2015ツアー以降はレア化する。
そして2018年ヨーロッパツアーからは再び定番化されるこの曲。
それまでは忘れた頃にしか現れない曲だけに、ひとつひとつに顔があるアダムの成長の記録でもある。
◆25.We Will Rock You
◆26.We Are The Champions
◆27.God Save The Queen
今日は、
なにかが違う…
アンコール─
入場するアダムの背中から緊張が走った。
いつものアダムではない。
いつもの言葉が彼の声に聞こえない。
アダムはどんな時も
マイクスタンドを静かに扱う。
持ち上げるときも降ろすときも、
優雅に、しなやかに。
“We Are The Champions”のラスト、
こんなに力強く音をたてて
床に押し付けたアダムを初めて見た。
“なにかが、乗りうつってる?”
そんな気がした。
(こんな大切な日にこんな素晴らしい映像を残してくださった撮影者さまに心より感謝いたします。)
今日はな何かが起こる気がした。
God Save The Queenが流れ始めた
エンディング。
頑なに
ふたりとは同じラインに出ることを
遠慮していたアダム。
いつものように少し躊躇したが
ふたりに背中を押され
一歩前へ、
足を踏み出した。
少し後ろを
控えめに歩き出したアダム。
三人が、
並んで前へ進んだ。
やはり今日は特別な日。
力強く自分の足で
そこから先は自分の力で
道を切り拓く力が宿った
特別な日。
今日もここまでおつき合いくださり、最後までお読みくださりありがとうございます。
こんな素晴らしい夜となったパリ公演。
しかし、皮肉にも本当に無情にも、この日をさかいに運命は動き出す。
暗雲立ちこめる魅惑のパリ公演。
次なる舞台、ドイツ、ケルンは1月29日。
QALとして初めて迎えるアダムの33回目の誕生日。
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