今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
45年越しの初舞台の夢を果たしたブルガリア・ソフィアを後にしたクイーン御一行さま、いよいよ最終日15日目イタリア・ピアッツォーラ・スル・ブレンタを目指します。
最後の旅の移動距離は約1194km。
イタリアは2015年ミラノを訪れて以来2度目の訪問。
15年欧州ツアーで自らの体調不良のため、キャンセルしたブリュッセル公演から2日後の復帰公演がこのミラノ公演でした。
アダムの大きな転換期となった大切な公演。
あの時のアダムの姿は忘れられません。
思い出しただけで目頭が熱くなる…
感動のステージでした。
さて、今回の開催地
Piazzola sul Brenta(ピアッツォーラ・スル・ブレンタ)
イタリアヴェネト州パドヴァ県にある、人口11000人の小さな町。
この町の古い史跡を会場としたフェスティバル
「Hydrogen Festival 2016」
6月25日~7月19日の期間(この間オフ日を設け14日間開催される)
QALは初日の出演
イタリアでの歓迎ぶりは明らかですね。
さて今回の会場は
「Anfiteatro Camerini」
(アンフィティアトロ・カメリーニ)
17世紀に造られた古い史跡。
ポーチに囲まれ緑豊かな庭園が広がります。
エルトン・ジョンなど国内外の有名なアーティストたちもショウを開いています。
◆本日のコンディション
日の出 午前5時36分
日の入 午後8時49分
一日の平均最低気温 18℃ 平均最高気温 27℃
ツアー途中の北欧では日没が23時前という日もありましたが、日程を消化するにつれどんどん早くなり、最終日ここイタリアでは20時台となりました。
日没の時刻の変化は時間の流れを、ツアーが終わりに近づいてきたことを実感しますね
当日のステージ設営の様子
今日もすっきりとした青空が広がり快晴☀
そして─
最後に目にすることができました。
QALツアートラック🚚
2015年欧州ツアー 25公演
2016年欧州フェスティバルツアー 15公演
ヨーロッパ大陸を駆け巡った
計40公演
それこそ雨の日も風の日も…
Liveの心臓部とも言えるステージに関わる全ての機材、資材を運び、設営解体を繰り返し、安全且つ迅速に走ってくれました。
QALツアーの成功はこの裏で支えてくれるあらゆる力なくしてはなし得ません。
「FLY BY NITE 」のツアートラックたちとローディの皆様に心から感謝したいと思います。
2015年欧州ツアー 約12987km
2016年欧州フェスティバルツアー 約13393km
全てを合わせた総移動距離
約26380km
(グーグルマップからの計測距離のため多少の誤差はあり)
本日最終日
イタリア・ピアッツォーラスルブレンタに
無事到着
長い間お世話になりました
さて、こちら当日のタイムテーブル
QALは午後9時45分スタート
そしてまたまた前座にElectric Pyramidの名が
今回はこのバンドだけですがルーマニア、ブルガリアに続き3回目。
これって完全にQALに帯同してますよね?
あー、もう無理です
ちょこっとだけ今回は寄り道します!
これはさすがに見て見ぬ振りはできません。
ささっと終わらせるのでしばしお付き合いください
早速検索かけます。
で、何々…
“ブリティッシュ・ロック注目のニューカマー
Electric Pyramid デビュー!”
この記事…えっ
2021年3月18日付けですよ!
(現代にきてようやくデビュー?)
アルバムの発売日は2021年5月28日
・・・は、はあっ!?
てーへんだ!!
ヴォーカルのオル・ビーチは
クイーンのマネージャー
ジム・ビーチの息子???
なんですと!?
マ、マ、マジかーーーー
他のメンバーもなんだか百戦錬磨の強者揃い…
リード・ギターのライナス・テイラーはイギリス出身。ブライアン・フェリーにも所属していたことがある。
ベースのルイージ・カサノヴァはイタリア出身。フォリナーとステージを共にしたことがある経験豊富なベーシスト。
ドラムのクリス・ブライスはイギリス出身。自らのバンドでゴールドプレイのスタジアム・ツアーに帯同していたこともある…🧐フムフム…
いかん…エンドレスになってしまいそうなのでリンク貼りして、この辺で終わりにしときます💦
2019年にサマソニで来日もしてるって…👀💦
ハイ!終了!!
はあ~びっくらこいたわ、もう!
とんだ寄り道になってもーた。
でもモヤモヤが晴れてすっきりしました!
本編に戻りま~す💦
さてセットリストに行きたいのですが、今回
こんなおもしろいものが見つかりました。
私の大好きな“タイムテーブル”
前回のブルガリアはこのセットリストと内容は全く同じでしたが所要時間は90分でした。
やはり30分短縮調整したんですね、ほんとに!
ブルガリアのタイムテーブルを作って、これらと照らし合わせたい衝動にかられますが…(やりませんてば)
ご心配には及びません…やるなら終わってから…(やるんかい!!)
ということで今回のセットリストはこちらで代用いたしますね。(毎回作ってほしい〜QALさん!←誰?)
今日は前フリをいつもより短めに収めたつもりですが、、、
あーー!!(今度はなに!?)
ちらっと載せておきたい動画があるので
これだけご紹介させてください
前回のブルガリア・ソフィアの翌日オフだったのですが
6月24日オフ日にアダムくん、ベニスで遊んでます
Snapchatの動画が見つかりました。
このすっぴんに近いかわゆいお顔で
カメラをちろっと2回覗きこむ…
ほんの数秒の出来事なんですが、
何回リピートすれば気が済むんじゃい
というくらい何十回とリピートを繰り返し今に至る
でも飽きな~い…この魔力
このアダムくんが翌日
どんなファイナルを迎えるのでしょうか…
では!
開演いたします
オープニング
◆1.Flash
◆2.The Hero(2:00~)
◆3.One Vision(3:14~)
◆4.Hammer To Fall(7:55~)
◆5.Seven Seas of Rhye(10:59~)
◆6.Stone Cold Crazy(12:25~)
ファイナルにふさわしいオープニング
一挙6曲
駆け抜ける15分間の
怒濤のメドレー
アダムのテンションはいきなり全開
衣装がツアー初日のジャケットに戻っていた。
(また戻るってなんかいいなあ)
ここでおやっ?と気づいたことが…。
幕が上がった直後花道に歩き出したアダムの脇で
一枚の国旗がひるがえっていた。
ここイタリアのものではなく、白地にブルーの十字=フィンランドの国旗だ。
フィンランドはツアー6日目
クイーンとして訪れた1974年以来、ブライアンとロジャーにとっては実に42年振りの開催となった記念の公演だった。
ツアーの終わりを惜しむかのようにひるがえっている。(これアンコールまでずっと振られています)
アダムは…
ツアー最終日独特の緊張感。
これが最後だと名残惜しそうに、ひとつひとつの動きを確かめるように。
かと思えば…
Hammer To Fallの始まり
いつものようにステージ右側の階段をかけ上がる。
今日はいきなり右足を手すりにかけてブラブラ(8:26~)
ここは余裕なのか。
どこまでもお調子こきのアダムくん
◆2.Another One Bites The Dust
今日もこの話題は尽きません。
いつもくどいぐらい騒ぎ立てている
マイクさばき
ふぉー!
曲がスタート
お馴染みのベースラインが小気味良くイントロを弾きだし、それに合わせてアダムはステージへと歩き出す。
マイクスタンドの横を通りすぎる瞬間
0:21~( 瞬き🈲)
“えっ!?今何した?”
と思わせるくらいの一瞬の出来事だった。
マイクスタンドの横を通った瞬間
高らかに掲げられたその右手には
マイクが握られていた。
“神すぎる…”
何度も繰り返しその手元を追ったが…
どうしても見えない。
乏しい動体視力…
こうなったらもっと他の動画を探そうと
あの手この手で検索。
遠くからの動画はいくつか見つかったが
ここまでの至近距離のものはなかなか見つけることができなかった。
いや、これで十分。
また冥土の土産がひとつ増えた
◆9.Play The Game
◆10.Killer Queen&speech(2:40~)
◆11.Don’t Stop Me Now(8:00~)
今回のツアー曲だった“Play The Game ”
アダムの透明感のある声は、曲にいち早くマッチした。
3日目のリンツ公演では、自由自在に曲を操り度肝を抜かれた。
今日で聴き納め…しっかりと胸に刻もう。
ところで前の公演から気になっていた
この衣装パンツの太ももの穴が
“大きくなってる…”
Killer Queenで椅子に腰かけた時に
ついつい目線がそこに行ってしまう。
気づいてるはずだが放置…ということ?
アダムらしいと言えばらしいが…。
今日はやはりおしゃべりなアダム。
おっとそうだった!
最終日、衣装が羽ジャケットに戻ったんだー。
その袖を肩から下へ途中まで降ろし、肌が露に
そのまま歌うの?脱ぐの?脱がないの?
どっちよぉーーー
とアダムの豊満な腕ばかり気になり
歌が入ってこない🤣
いかんいかん…
結局着るんかいーーー
これじゃあいちばん楽しんでるの
アダムくんね!
◆12.Somebody To Love
チェックポイントその①(2:50~)
時々これやるのよね!
ズボンを上げるの。
今日はまたお上品にクイクイっとやってます
お坊ちゃま
チェックポイントその②(4:18~)
エンディングに入る前に水分補給するんですが
なーんでこんなに水飲むだけで可愛いんでしょう
そしていつものエンディング(4:50~)
やはり最終日
ちょっと様子が違います。
ジャケットを脱ぎ、肩にかけ
(袖をひっくり返さないよう丁寧に脱ぐアダムくん…)
最後の“love~”
レスぺも思わず可愛いお声でダメ出し🎸
もうこれってアダムのやる気満々が
伝わってきます
長い…
いつもより長いエンディング
今日は最終日なんだ…といやでも思わせる
特別感てんこ盛り
笑って…泣いて…たまらなく愛しくなる。
でもね
これって…ふと思ったんです。
オーディエンスはダメ出しをさせるために
わざとこんな“love~”を出したんじゃないかと。
もちろん
今日はアダムに最後の花を持たすためにね。
◆Selfie Stick
◆13.Love of My Life
ブライアンはカンペを見ながらの
イタリア語でのご挨拶&セルフィー自慢✨
(膝の辺りか床にカンペがある模様…相変わらずわかりやすい博士が可愛い)
“Canterai con me!(一緒に歌ってください)”
これはカンペなしでもスラスラ言える博士。
イントロを弾きだし歌い始めと同時にその手を止めた。
ギターなしでのアカペラの大合唱が始まった。
英語が母国語でなくても
お約束通りの大合唱。
一緒に歌ってほしいというブライアンのひと言は
ファンにとっては絶対的。
ブライアンは満足そうに目を細め
オーディエンスのひとりひとりの顔を
その目に焼きつけているかのようだった。
◆Selfie Stick
◆Love of My Life
◆16.Under Pressure
◆17.Crazy Little Thing Called Love(3:55~)
いつものクレイジーの前のアダムのお披露目
イタリアでは2度目。
ブライアンも嬉しさが体中から溢れ出し
アダムの名を愛しそうに声を振り絞り、2回叫んだ。
“Grazie mille!”
会場の大歓声にアダムも余裕のイタリア語で答え
“よし言えたぞ!”みたいな感じで小さくガッツポーズ。
曲だけじゃなくすべてのことに全力。
そしていつも自分を飾らず“素”のまま。
こんなアダムを探すのがほんとに楽しい
◆19.I Want It All
この曲、リフから曲のスタートに入るところ
最初はロジャーの合図に合わせていたが、最近はすっかアダムも成長して自分のタイミングでばっちり仕切れるようになった!
…とこの前のルーマニアで褒めたとたんコレだ
ちょっと早かったねー!アダムくん
自分でも苦笑い
会場からもどよめきが…。
あー楽しい
こんなアダムは最高に可愛い
画面のアダムをバンバン叩いちゃった
はい!
でもそのあとはりっぱに歌い切りましたよ~
◆20.Who Wants To Live Forever
気になる仕草のうちのひとつがこれ…
私は勝手にイアモニエンジニアへの指示だと思っているのだが
この曲でこの仕草が見られるのは珍しい(見かけたのは初めて)
0:52~
左手の指を拡げて抑えるように下げるゼスチャーのように見える。
指は1本か2本かのどちらかが多い。
比較的ステージ前半でよく見られるがその時はロジャーの方向へ向かって、たぶんその後方にエンジニアが待機しているのだろう。
今回はステージ上手側へ向けてのサインだった。
オーディエンスの声のボリュームが上がってきたのか…。
あっ、これは全て私の妄想なのでそこはご勘弁ください。
この曲はブライアンのギターソロに入る前のタイミング。
ここがアダムにとってはステージの中で重要なポイントになる。
気持ちを集中させ、その時持っている力を使いきる。
この曲で精神を整え、後半へと気持ちを持っていく。
このギターソロの時間がアダムにとっては必要不可欠なのだ。
…とこれは何度も書いてきましたね
(何度も書きたくなる重要ポイント)
今日のアダムは怖いくらい声の伸びがいい。
心がずんずんと揺さぶられる。
今日はファイナルなんだと特別感が増してくる。
もう終わってしまうんだという寂しさと
アンコールに向けてのドキドキ感が入り交じる。
最後までこのアダムをしっかり見届けよう。
◆23.Bohemian Rhapsody
なぜだか…今日のこの曲
アダムは時折笑顔をのぞかせた。
この日から約一年後
この曲はある大きな転換期を迎える。
そんなことを知ってか知らずか…
ただひとつ言えるのは
この曲に対してのアダムの立ち位置は
確実に変わってきた。
いつの間にか…
いやはっきりした変化はやはり2015年ツアー
そして今日のアダムは─
その予兆をはっきりと感じる。
曲に呑み込まれそうになっていた
あのアダムはもういない。
◆24.Radio Ga Ga
この動画を最初に目にした時
このアングルはもしかしたら
“見れるかもしれない”
そんな気がした。
右のサイドスクリーンにアダムが映し出され
絶妙のタイミングでカメラがステージに切り替わり
両手を上げるアダムが映し出される。
“そのまま左へ行ってくれ!”
私の願いどおり
期待を遥かに超えたそのすさまじい光景が
目の前に現れた。
お約束通りの
涙腺崩壊。
シルバーのジャケットに身を包んだ
アダムの前に拡がる
おびただしい数のクラップの波。
古い史跡を背景に神々しいくらいの存在感を放っていた。
いつものように階段を降り人々の元へ。
ゆっくりと進み
いつもよりステージに上がるタイミングは遅れていたが
慌てることなくエンディングへ。
“心をひとつにする”
歌の持つ無限の力を思い知らされた。
アンコール
◆25.We Will Rock You
◆26.We Are The Champions
◆27.God Save The Queen
このツアーにアダムは満足していただろう。
とても充実した日々を重ねてきた。
この顔を見ればわかる。
実りあった15日間のステージ
その幕引きにふさわしい
燐とした姿だった。
最後、
ブライアンの肩に
しっかりと置かれたその手の重みは
すべてを委ねるべき
そのフロントマンの位置に立つべきものへと
成長した証だろう。
ひとつのステージを
ひとつのツアーを成し遂げる。
クイーンとして手に入れたものは
果てしなく大きく
ずっしりと重い。
その栄誉に恥じぬよう
そんな誓いをまた新たに胸に刻んだのかもしれない。
クイーンの名を背負い、その活動を続けてきた
ブライアンとロジャー、そしてアダム。
そのQALの存在がクイーンの尊厳を傷つけている“尊厳の欠如”だ
という声が上がっているのを目にした。
今回のこのサマーフェスティバルツアーには
ひとつの大きな意義があった。
6日目のフィンランドは
1974年にクイーンとして訪れて以来の42年ぶり
13日目のルーマニア、14日目のブルガリアはブライアン、ロジャーとも訪れることのできなかった未踏の地、クイーンデビューから実に45年の年月を経て実現された初めてのステージだった。
クイーンの楽曲を歌い繋げていくことは
それを求めているファンがいるからこそ意義がある。
Radio Ga Gaで会場に広がったクラップの波。
これが何よりの答えだ。
クイーンの尊厳を傷つけているバンドに
偽りのないこの光景を導き出せるとは思えない。
アダムがやってきたことは間違ってはいなかった。
少なくともそれを証明をしてくれた
千秋楽のステージだったと私は確信している。
そしてブライアンとロジャーも
同じことを感じていたはずだ。
このレジェンドふたりに
この先も迷わず同じ道を進むことを決意させた
アダムの勇姿がそこにはあった。
三人の絆はすでに本物だった。
どんな困難も乗り越えて行ける
そうであってほしいと願う。
今日も最後までおつき合いくださりありがとうございます。
ツアーの最終日とは
なんて寂しいものでしょう。
でもアダムはこの寂しさと同時にかけがえのない経験をして
彼のこれからの人生を支えてくれるであろう
宝物をまたひとつ手にした。
それは与えられたものではなく
自らの手でつかみ取ったものだ。
アダムはこのあとアジアツアーへと向かう。
いよいよ2016年秋
2度目の来日を果たすこととなる。
その後2017年
2度目の北米ツアーを敢行する。
先にも記したがこの時期アダムにとって
また大きな転換期を迎えることとなる。
その重要な鍵を握るのが
クイーンを象徴する曲のひとつ
“Bohemian Rhapsody”
これまでお知らせしてきた通り
アジアツアーへ向かう前のこのタイミングで
次回記事にしておきたいと思っています。
またおつき合いくだされば嬉しいです。
アダム
お疲れさま
白夜の続いたフェスティバルツアー
大雨に降られたり、いろんなことがあったけど
このフェスツアーならではの美しい風景が
いくつもあったよね
たくさん笑って泣いて感動して…
アダムとたくさんの思い出を作ることができて
ほんとに楽しかった!
ありがとね
またもっとアダムのこと大好きになったよ
(画像・映像すべてお借りしました)
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