今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
QAL初ライブ盤発売日を無事迎えることができ、まだまだ気持ちは落ち着きませんが…
“わらわは2015年におったんやった”
ハタと我に返る…
南米ツアーを放ったらかしにして、2020のアダムにちょっかいを出していたワタクシ・・・てへっ
2015南米ツアー再開いたします
初日サンパウロからロックインリオ→ポルト・アレグレへとツアーは進み、
ブラジルでの3公演を無事終えたアダムとクイーン御一行さま。
次の目的地はアルゼンチン・ブエノスアイレス。
移動距離1304km。
ブエノスアイレスはアルゼンチンの首都であり国際的な大都市でもある。(私はブエノスアイレスと聞くとどうしても“母をたずねて三千里”を思い出してしまう💧)
中心部にあたるマージョ広場には風格ある19世紀の建物が建ち並んでいる。
「南米のパリ」の名で親しまれ、南米の中で美しい街のひとつとされています。
サッカーが盛んで、あのディエゴ・マラドーナが在籍していたボカ・ジュニアーズ等名門クラブチームが数多くある。
公用語はスペイン語だが「南米のスペイン語」といわれているように、標準語の欧州スペイン語とは違う言語という認識でもいいくらいの違いがあるらしい。
今回の会場は『Club GEBA』
ブエノスアイレスのパレルモ地区にある1902年開場の多目的スタジアム。
所有者はクラブギムナシア・イ・エスグリマ(マラドーナが監督をしているサッカーチームのようです。)
収容人数は12000人。
実際のチケット画像✨
(ちゃんとロゴが印刷されてていいなあ~)
21時30分スタートのようですね。
早いと感じてしまうのはナゼ
(真夜中スタートよりはねー💦)
ではセットリスト発表します
◆2015/9/25 Buenos Aires-Club GEBA
Las Palabras de Amor(愛の言葉)
【初リストイン集】でもご紹介したご当地ソングがいよいよ登場です。
(今回は違う動画でご紹介します。)
アンコール前の本編トリにBohemian Rhapsodyが戻りましたが、
Radio Ga Ga→I Want It Allの流れはそのままのようです。
それでは開演いたします
オープニング
◆1.One Vision
【初リストイン集】でお知らせした“Las Palabras de Amor”を使って編集されたこちらのすばらしい映像でスタートいたします
ライブ中の動画を観ていると時々“これは本当に現実の出来事だったのだろうか”とそんなことをふと感じてしまう時がある。
だが、開演前の人々のこういう何気ないシーンを目にすると、“アダムは確かにここにいたんだ”と思うことができる。
この“特別な日”…
そこにいる人の数だけドラマがあり、物語がある。
その物語の先にアダムの姿が刻まれますように。
◆3.Fat Bottomed Girls
オ~レ~オレオレオレ~🎵
ブライア~ン!
ブライア~ン!!
さすが南米あるある
いきなりこの掛け声で始まりました
まさかライブ会場でこれが聞けるとは
ここブエノスアイレス州はあのマラドーナの出身地ですからね!
アダムの声が聞こえないほどの大合唱で始まり、アダムがいつものように退場したあとも、
ブライアンが花道へ現れたら大騒ぎ!
ロジャーが映し出されたらまたまた大騒ぎ
今回はメドレーは飛ばしましたが、“Killer Queen”後のアダムのMC動画だけご紹介させてください
この歯止めのきかないオーディエンスをなだめるのもたいへんね!
アダムくん
◆アダムMC(“Killer Queen”終了後)
Queen + Adam Lambert Buenos Aires 2015(9)
◆8.Somebody To Love
私がいつも例えている話ですが…
この曲は苦楽を共にしてきたアダムの“戦友”みたいなもの…
そんな友を従えて、アダムはこの異様なテンションのオーディエンスに勝負をかけてきた。
2分過ぎ、最初の変化が現れます。
こちらもまたアダムの相棒=マイクスタンドをなんと、ズルズルと引きずって花道を進んで行ったアダム。
もちろん花道までマイクスタンドを運び込んだのは初めてのこと、私も慌ててしまいました。
それはまるで、武器を携え勝負を挑むかのように。
ここが最初のしかけ、
そう、ここから勝負をかけてきたのです。
実はその直前、ブライアンの肩に手をかけて歌いかけていた姿が、
“僕はこれから勝負しに行くからブライアンもしっかり援護してよね!”
と伝えていたような…ブライアンもうなずいていましたし。
後になって…ですがそんな気がしました。
そこからは正に“アダム対アルゼンチーナ”のどちらも負けられない勝負が繰り広げられ、情勢はイーブンに。
しっかりと返された“love~!”には流石にアダムも参った様子。
その報告をするために、援護を求め小走りでブライアンたちの元に戻っていきます。
そしてここからがクライマックス。
アダムがその実力を見せつける怒涛の30秒間。
3トップが力を結集させる時だ。
勝負への気迫に感化されたロジャーも思わず立ち上がり、力一杯振り下ろした最後の一発、とそれと同時にアダムが背中からバタンと倒れ込む。
アディッショナルタイム、最後の30秒に逆転ゴールを決めた!て感じかな。
勝負あり。
アダムはチームクイーンの名誉を守った。
しかし、
アダムをここまで追いつめ惑わせた熱きアルゼンチーナ、恐るべし。
◆Selfie Stick
オーディエンスと漆黒の空の境目が弧を描いて、まるで“Horizon”(地平線)のようです。
屋外会場ならではの光景が収められていました。
と、ロマンチックな光景かと思いきや、いやいや…ここはサッカースタジアムかなんかですか!?
人々は右に左に波打って、歓声というよりけたたましい叫び声が渦巻いてます
そして最後はまたまた
“オーレ~オレオレオレ~!”
◆10.Las Palabras de Amor(愛の言葉)
ここで〈ご当地ソング〉登場です。
オープニングと同じ撮影者さまの動画をお借りしました。
今回、ラジオ中継もあったようでそのDJの音声が編集で加えられていて、ステキな仕上がりになってます。
ブライアン、最後涙を拭いたのかな…感無量って感じですね
◆11.A Kind of Magic
ロジャーの日替わりシリーズ。
スタートと同時に揺れてますねー
この曲でこんなジャンピングができるのはアルゼンチンだけじゃないですか
◆14.Under Pressure
アダムの白パンUnder Pressure
黒から白になっただけで曲の雰囲気って変わるものなんですね
でも見るとこはやはり同じ
お・し・り
てへっ
オーディエンス、ロジャーのパート…完璧に歌い上げています💦
アダムも笑うしかない
◆17.Who Wants To Live Forever
欧州ツアー最終日でひとつの段階を踏んだこの曲だったが、今日はまた違う側面を見せた。
屋外というシチュエーションは、ときに歌い手に思わぬ感情の揺さぶりをかけたりする。
それは風や匂い、闇の深さだったり、自分の声までが違うものに聞こえたりするのだろうか。
前半、花道へ歩き出したとき一度左のイヤモニを外した。
閉塞感から自分を解放したくなったのか…その後また装着しましたけどね。
ブライアンも久しぶりにアダムに肩を貸しました。
照明が落ちても二人の集中力は切れず…。
◆29.Tie Your Mother Down
この曲の魅力って何だろう…
ブライアンのレスぺが奏でるイントロからして、中毒性に近いくらい虜にされるのはなぜ?
クイーンの曲はドラマチックに何パターンにも展開していく曲があったりするが、その一方でこの曲は逆に最初から最後まで同じパターン、単純なリフがひたすら繰り返される。
それが何とも心地いい。
“もっとくれ~もっともっと~!”となってしまう。
このリフが永遠に続いてもいいような気にさえ、なってしまう。
アダムはもう楽しくてしかたない子どものようにはしゃいでいる。
そんなアダムの弾けるエネルギーがステージいっぱいに広がり、メンバーが思い思いに楽しんでいる。
そう、この曲の魅力はそこにある。
“どんちゃん騒ぎのような曲“
最後、アダムが花道から正面ルーファスに向かって矢を射る真似をして、鮮やかにエンディングを決めた。
カッコよすぎやろぃ
◆21.Don’t Stop Me Now
この半年前の欧州ツアーの終了間際から復活したアダムの苦手曲。
こんなに急成長するとは自分でもビックリしてるんじゃないかな。
南米の空気がアダムを後押ししてくれたのかもね。
今日のこの曲、ブライアンの様子がとても興味深い
アダムの一挙一動を観客のように楽しんでいる。
そして見守っている…。
ブライアンも知っていたから…アダムがこの曲と悪戦苦闘していたのを間近で見てきたんだもの
おっと、スパイキーおじさんの存在も忘れてはいけないわね。
この曲の初披露の日からアダムを支えてくれた。
全員の力で作り上げたドンスト、手が掛かったからこそ今の2020のドンストは輝いている✨
◆23.Bohemian Rhapsody
この直前のドンストのエンディングで、既にこの曲のためにマイクスタンドの設置までしていた…
まあそんな余裕が出できたなんてアダムも知らないうちに成長しちゃって…。
なんて、感傷に浸ってるヒマはありません!
ここは南米、恐るべし南米アルゼンチーナにかかれば、この名曲ボラプさえここまで変貌させてしまうのか
画面が…画面がぁぁ~!
揺れてます…
騒々しいったらありゃしない
もう、好きにしろぃ
そしてこちら39秒の“クイーン公式”映像でございます。
この曲で・・・モッシュ
ありえへん…
アンコール
◆24.We Will Rock You
◆25.We Are The Champions
最後までブエノスアイレスのオーディエンスのテンションは変わらず。
アダムの集中力も途切れることなく、ここまで持ってきた。
入場するときの険しい表情…
それは気持ちが集中している証拠、本気でぶつかってくれるオーディエンスを真っ向から受け止めようとするアダムの気持ちの表れだ。
ここは勝負ではなく、
そう、感謝でしかない。
24.We Will Rock You
25.We Are The Champions
こういう展開になるだろうとは想像できたが、ここまで激しいエンディングになるとは…。
アダムをここまで追い込み翻弄させたのは、ステージを取り囲む熱きアルゼンチーナたち。
私は今まで“南米”というイメージをひとくくりにしていた。
“リオのカーニバル”みいな情熱的な南米気質はブラジルもアルゼンチンも同じなのかと。
でも今回南米ツアーを追ってきて、ブラジルからここアルゼンチンに入って、まさかの現実を目のあたりにした。
このふたつは別物だと気づかされたのだ。
アルゼンチンの人たちは情熱的且つ“激しい”(?)
適切な言葉が見つからないが、エネルギーの瞬発力そして持続力が凄まじいのだ。
その圧が半端なくステージに向かって押し寄せられ、アダムもそれに負けじと自分のボルテージを上げていく。
巻き込んだり、巻き込まれたり、ステージとオーディエンスのその綱引きのような駆け引きが、アダムにとっては今まで経験したことのない感覚だったのでは、と思う。
それがひとつの形として現れたのが“Somebody To Love”での勝負のシーンだ。
この経験はきっとまたアダムの財産となっていくのだろう。
ライブには送り手と受け手
この相互関係がステージの行方を決めていく。
どちらかの一方通行ではもちろん成り立たない。
双方が違う方向を見ていてももちろんだめだ。
同じ目的のために互いが刺激しあい
心地よい相互作用を生み出す。
それが理想のライブのひとつの形、
と言えるだろう。
クイーンファンは受け手として優秀だ。
何故なら─
フレディを相手に鍛えられている!
アダムにとっては申し分ない相手なのだ。
今日も最後までおつき合いくださりありがとうございます。
ブラジルもアルゼンチンも似たようなものかと最初たかをくくっていたが、とんでもない目に遭った。
ワールドツアーの醍醐味はこんなところにもあるのだろう。
まだアルゼンチンの旅は続く。
次の戦いの場(?)はコルドバ。
どんな輩が待ち受けるのか。
想像も出来ません
アダム、しっかりね!
あなたはこういうの嫌いじゃないし
むしろ得意分野よね
(画像・映像お借りしました)
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