今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
アジアツアー3日目は台湾・台北市
前回のシンガポールから中1日の移動日を挟み向かいます。
日本がすぐそこまで近づいてきました。
(この次が日本公演になります!)
さて台北を調べていたところ
「新北市(しんほくし)」と表記されたものが出てきました。
2010年12月25日、台湾省管轄下の台北県から中華民国の直轄市に昇格し、新北市(新しい台北市の略)と改称されたそうです。
台湾で最大の人口密集地、台湾ならではの豊かな文化、独特の自然景観、さらには大都会らしい繁華とさまざまな魅力が集まっています。
「アジアの金の都」と言われた九份(キュウフン)
観光客で絶えず賑わい、山道散策やB級グルメが味わえます。
ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルとなったレトロな街並みが魅力。
台湾を代表する観光地となっています。
今回の会場は「南港展覧館」(Nangang Exhibition Hall)
台湾初の国際標準の大型二層式展覧ホール。
2008年3月より正式運営された。
地上7階、地下1階建て、最上階は柱のない展覧場で大規模な集会やコンサートの開催に適している。
サッカー場約3.5個分となっていますが、今回クイーンのコンサートは椅子を設置しての会場となっているようです。
今回のアジアツアーは日本以外は全て、クイーンとして初めてのコンサート開催となります。(アダムはソロツアーでシンガポール、上海は訪れています。)
チケット代金を見てみましょう。
当時2016年9月16日のニュー台湾ドルは3.12円。
VIPチケット=6800NT$=21216円。
特製Tシャツ、ラミネート・パス、ロゴ入りトートバッグ、ツアーパンフが付いた日本武道館公演のSS席と恐らく同じと思われますが、価格が
日本(4万円)の約半分ですね
国によってこんなに差があるんですね…。
台湾でも歓迎ぶりは街のあちこちに見られました。
バスの車体にコンサートの広告
地下鉄 車内広告
前日に台湾入り
台湾桃園国際空港に到着したアダムとロジャー
ステージでも履いていたサンダルのようなブーツ👢
普段でも履いているお気に入りのようです。
(ちなみについこの間…いえ、未来の2021年でも履いてます!)
本日のコンディション
台湾の9月は日本の残暑のように暑い。
当日の最高気温31.1度、最低気温24.8度、湿度75%
そして9月は雨も多い。
平均降雨日数は13.8日。
しかしサマフェスツアーのように屋外はほとんどないので毎回雨の心配はすることもなくなりました。
それではセットリストの発表です
【セットリスト(60)】2016/9/19 Taipei
前回のシンガポールでも告知しましたが、大きな変更点がひとつ。
アジアツアー初日からなぜかギターソロの後になってしまっていた
Who Wants To Live Foreverがようやく本来の位置、ギターソロの前に戻りました。
するとそれにくっついていたThe Show Must Go Onもいっしょに移動。
はい!
これできれいに収まりましたね。
ギターソロの後もいつもの流れのTie Your Mother Downになり
一件落着?てとこで
開演いたしましょう
オープニング
◆1.Seven Seas of Rhye
◆2.Hammer To Fall(3:53~)
場内まだ照明がついた状態
Made in Heavenの隠しトラックが流れ、オープニングへと盛り上がりを見せるとこですが…みなさま妙に落ち着いていらっしゃいます。
両サイドのスクリーンがロゴから映像に切り替わったところで、拍手が沸き上がり場内暗転。
お馴染みの軽快なピアノのイントロが鳴り響き、カーテンが上空に吸い込まれステージが現れた。
ここでようやく歓声が沸き上がり、ちらほらと手が上がり始め、ようやくオープニングらしくなってきました。
初めてのクイーンのコンサート…
みなさま独特の緊張感。
アダムも何気に
他とは違う会場の空気感を感じているのでしょうか。
慎重なスタートです。
しかし!
相変わらずなのはこのお方…
コーラスに慌ててかけ足で戻るブライアンを見ると
何だかほっとします
この距離からの撮影はほとんどアングルが変わらない。
それがかえって臨場感を醸し出し、会場の雰囲気を体感できる。
幕が上がる前からHammer To Fallへと繋げてくれた唯一の動画をお借りしました。
さて
先程の動画ちょっと遠いんだよなあ…
アダムくん見えないし~
て思いませんか!?(無理やり誘導💦)
画面の前方ではこんなことが起こってました!
ということでいつもの二本立て
カーテン上がりましたけど
えーっと…まだ皆さま着席されてます?
先程の動画では皆さま確か立っていましたが…。
しかし始まってすぐに
男性がすくっと立ち上がり、次に横の女性が後ろを一瞬振り返り、気にしながらも立ち上がりました。
辺りには悲鳴に似た叫び声が飛び交っています。
初めて生で観るクイーン
緊張と興奮がまざまざと伝わってきますね。
◆1.Seven Seas of Rhye(2本目)
◆5.Don’t Stop Me Now
5曲目まで来るとオーディエンスもだいぶ馴染んできた感が出てきました。
アダムも調子づいてきましたね
最後“ラーララー…”といつも通りのエンディング
みんなで手を降って終わるかと思いきや
と、と…
えっ?
アダムくんにイレギュラーな動きが…
3:22~
手をあげたままくるっと背中を見せ
ニールとハイタッチをして
そのまま引っ込んでしまいました💦
ブライアンもちらっと目で追っています。
通常はこのタイミングで衣装チェンジはないはず。
オーディエンスは歌いながらも
上げた手はどうしたらいいの?…みたいな感じで
初めてのドンストでいきなり置き去りにされ
戸惑うお客様方々
なんともいえない中途半端な空気が
◆6.Killer Queen
◆7.Somebody To Love(4:40~)
あらら~なるほど!
そういうことだったのね
アダムくん
フェスツアーで着ていた羽ジャケットを羽織り再び登場
これを見せたかったのね
今回のアジアツアーでのお披露目は初めてとなります
空調のせいでしょうか…
何だか羽の量が増えたような気がします
気になるので(いつもの…)
念のためフェスツアーの最終日イタリアを確認。
同じ…ですね。(あたりめーだよ!)
でもやはりクリーニングしたのか、艶々して黒光りしてます
ボリュームも出たので増えて見えたのかな。
リメイク好きのアダムくんのことだから
羽の増毛したのかと思っちゃった
今日は椅子に座らず1コーラス目は立ったまま。
これは珍しいパターン
speechもリラックス
オーディエンスともすっかり打ち解けた感じですね~
縦映像の動画…あまり選ぶことはありませんが
今回はspeechからSomebody To Loveへのシフトを捉えた唯一の映像だったのでお借りしました。
花道のアダムは斜め後ろからのショットになりますが、オーディエンスの反応と可愛いアダムをすっぽりと収めてくれています。
最後の“love~”のダメ出し
“何だって?”
こう歌うんだよ!と言わんばかり
今日は歌う気満々のアダムくんでした
◆Selfie Stick
台湾初の撮影Selfie Stick
座ってらっしゃる方もこの時ばかりはお立ちくださいね~
◆8.Love of My Life
他にも素晴らしい動画はいくつかあった。
でもどうしても
この動画を載せたかった。
フレディが登場するシーン─
最後の旋律を弾き終わり
ギターのボディにそっと手を置いた。
それはまるで
フレディがそこにいるかのように。
台湾を─
フレディは訪れることはなかった。
初めてのLove of My Life
ブライアンは
何を語りかけていたのだろう。
◆11.Under Pressure
ここから後半戦。
最初は緊張感漂うスタートでしたが、すっかりオーディエンスとの距離も縮まりアダムも楽しんでいるのがわかります。
この曲はアダムの後ろ姿が堪能できる曲。
今回もお腹一杯になる映像を探す。
ありましたー
もちろんアダムくんのおちり
は可愛いんだが
2:36~
私は太ももが大好物
こちらの動画のもうひとついいところは、ブライアンをちゃんとフォーカスしてくれてるとこ。
最初は後ろの方で待機しながら、じわりじわりと二人に向かって距離を縮めていくブライアン。
ブライアンが動くたびにオーディエンスがざわめくのはどのお国もいっしょですね。
◆12.Crazy Little Thing Called Love
ブライアンがまたまた弾けてますよぉ。
可愛いアダムを台湾のクイーンファンに初披露
どんだけ自慢の息子なんだよ!
て感じですね。
“Ready Freddie
”
いつもオーディエンスに向かって促しますが、今日はまた一段とソワソワするブライアン。
満足気に親指を立てました
◆13.Another One Bites The Dust
◆14.I Want It All(3:20~)
Another One Bites The Dust
この曲序盤が定位置でしたがこの2016年のアジアツアーに限り
後半に移動してます。
ここからI Want It Allにシフトするレア映像、貴重な記録です。
アダムはここから後半への気持ちの切り替えにも入るタイミングですね。
この撮影者の方、ずっと見ているとブライアン推しなんでしょうか?
しっかり彼を抜いてくれていて有り難いです。
そしてI Want It Allのギターソロ
今日の博士の調子、上々のようです
◆15.Who Wants To Live Forever
ツアー初日から曲順変動があったが
今回からギターソロの直前、定位置に戻る。
ここで
あることに気づいた。
な、なんとアダムの衣装が変わっている。
い、いつから
I Want It Allが終わってからのわずかな間では無理だ。
とすると…遡って確認してみる。
クレイジーの時は前の衣装…
ということはI Want It Allのギターソロの合間しかあり得ない。
案の定、、、ギターソロ直後から変わっていた。
曲順変動の影響だ。
レザーのタンクトップにサルエルパンツ
今回のツアーの特徴…全身黒を纏う。
アダムのリブフォーエバーは
着実に階段を上っていた。
余分な解釈はそぎ落とされ
どんどんシンプルになり
アダムの最大の武器
その声のみで作り上げる世界
未来のリブフォーエバーへと進化を遂げる
今はその真っ只中だ。
まだこの頃は
ミラーボールが作り出す世界の中に
アダムはいる。
それがいつしか
アダムの声がその光と闇を支配するようになる。
◆16.The Show Must Go On
リブフォーエバーから集中力を切らさず、その流れで一気に畳みにかかったアダムだったが…この後はギターソロなのでこのままの勢いで歌いきるだろう
…と思った矢先だった。
2コーラス目で
わずかに歌詞を失いかけたような
不自然なシーンがあり
違和感を感じたすぐ直後、、、
なんと歌詞が
数行飛んでしまった。
どうするかと見守ったが
すぐに抜け落ちた部分まで戻り修正した。
流石だと感じたのはアダムの落ち着いた修正能力ももちろんだが、違和感なくそれに合わせたバックの対応力は見事だった。
ブライアンはこの間一度もアダムの方を見ることなく、ギターに集中していた。
アダムがこうカバーして来るだろうとまるでわかっているかのように、淡々と繋げていた。
全て100%完璧にはいかない。
過密なツアー、長いステージ…ミスやトラブルはつきものだ。
そこに大切なものはやはりチームワーク。
頼もしいバックアップの力が
アダムを守ってくれた。
◆18.Tie Your Mother Down
やっぱりブライアンもこの流れよね!
ギターソロからなだれ込むこのリフが、しっくり来るよね。
この曲はルーファスが父親の城に座らせてもらえる唯一の曲だが、この光景を見る事ができるのも、このアジアツアーで見納めだ。
次の北米ツアーからは
いよいよタイラー・ウォーレンの登場となる。
ルーファスの表情が実にいい。
彼もすっかりクイーンの一員になっていた。
(本業はザ・ダークネスのドラマーだけどね!)
◆20.Bohemian Rhapsody
初めてのコンサート開催
初めてのBohemian Rhapsody
アダムは上々
フレディの登場に会場は沸き
オペラパートも大盛況…からのエンディング…と
肝心要のここでトラブル発生。
4:00~
フレディとアダムの掛け合いの直前
突然ブライアンのレスぺの音色が崩れた。
まさかのこのタイミングで
ギタートラブル…。
しかし、ブライアンは全く慌てることなく
“ちっ、またかよ”てな具合でくるりと背を向け中座した。
アダムが一瞬顔色を変えたその表情が
やけに可愛かった。
素の顔だった。
だがすっと再びステージの顔になり
何事もなかったかのように淡々と歌い進める。
ギターがないとスパイクのピアノはこんなんなんだと
これはこれで貴重…と堪能していたらブライアンが戻ってきた。
拍手が沸き、いつものエンディング。
しかしよくよく見返してみるとブライアンはギターチェンジはしていないようだ。
背中を向けて何やらコゾゴソやっているのだが…。
う~ん
何があったかはわからないが
とにかく無事終わってよかったよ
◆20.Radio Ga Ga
オープニングから緊張した中でのスタートだったが
20曲、約2時間も経過するとステージと客席の垣根は
すっかりなくなっていた。
お馴染みのクラップに入ったとたん
突然画面が乱れた。
そうよね!
両手を掲げ撮影者さまも参戦。
そしてアダムが花道の先の階段を駆け下りた。
場内騒然。
欧米のライブ会場とはやはり違う。
人の波が大きく揺れ動いた。
騒然というより、これはパニックだろう。
最初の頃は椅子に座っていた人たちも
それどころではない。
雲の上の人が目の前にいるのだから。
アンコール
◆22.We Will Rock You
◆23.We Are The Champions
◆24.God Save The Queen
これがオープニングと同じ会場なのか。
手探り状態で幕を開けた台湾公演
アンコールの会場は悲鳴の渦を巻いていた。
初めて登場したアンコール用の衣装─
漆黒のガウンを纏ったアダムが
丁寧にお辞儀をして
アンコールの舞台へ進み行く。
神々しいその姿。
聴き慣れたはずのアダムの声なのに
…涙腺崩壊。
アダムはいつから
こんな黒のガウンが似合うようになったのか。
赤い傘を持ってはしゃいでいた妖精は
もういない。
これが成長する、ということなのだろうか。
エンディングに差し掛かかる頃
アダムがブライアンの肩に手をかけた。
今日はいつもよりさらに
力を込めて。
ブライアンの何とも嬉しそうな顔。
何度も何度も頷いていた。
満足気なその笑顔が
この日のすべてを象徴していた。
暗闇にも浮かび上がるほどの漆黒のガウン。
アダムを守ってくれてきたその王冠が
ひときわ眩い光を放っていた。
クイーンとして初めて訪れた台湾が
またひとつQ史に刻まれた
アダムの名と共に。
フィニッシュを迎え紙吹雪が舞い
ロジャーのドラムが
最後の一打を打ち納めたその瞬間
右手の拳を天高く突き上げた。
8秒間─
アダムは天を仰ぎ
微動だにせず。
それはまるで
自分への賛辞のように。
そんなアダムを
メンバーはじっと見守り
迎え入れた。
この台湾公演は
武道館公演のわずか二日前。
アダムは
こんなにも輝いていたのだ。
初日テルアビブ、二日目のシンガポールと
どちらも綺羅びやかで
ずんと中身の濃い両日だった。
ここ台湾も初めてのコンサート開催となったが
オープニングでは着座されている方も見られ
カーテンが上がり幕を開けても
淡々とした印象があり
まさかこんなアンコールを迎えるとは
想像もしていなかった。
ここまで観客を押し上げることができる
アダムの力量が
まざまざと証明されたと言える。
この2016アジアツアーの
アダムの成長は凄まじい。
未来の2020年に発売されたライブ盤には
数々の名場面、名曲が
確かな記録として刻まれた。
しかし、収録曲の候補にさえ上がらなかった曲でも同等の価値…いやそれ以上の深い意味を持つワンシーンをこれまでいくつも目撃してきた。
この台湾公演のアンコールも
アダムの貴重ないちシーンとして
私の心に刻まれた。
このブログを書いてきてよかった。
アダムの大切な一瞬を
見逃さずに辿っていけるから。
もしかしたら
アダムの記憶がない私だからこそ
真っ白なページだからこそ
見えるのかもしれない。
今日も最後までおつき合いくださりありがとうございます。
このツアー開始直前のBohemian Rhapsodyの記事で、2コーラス目のフレディパートがこのアジアツアーで最後となることを記しましたが、ここにきてその理由が見えてきたような気がします。
2016から2017にかけてはアダムの急成長の時期だと踏んでいたが、このアジアツアーが鍵を握っていた、とも言える。
さていよいよこの後
日本へ向かうこととなります。
実はこの頃台風が日本に接近していて
来日公演にも影響が出ていましたね。
雨の武道館…思い出します。
では日本武道館3days
しっかりと追って行きたいと思いますので
どうかまたおつき合いください
アダムくん
私はそこに居たけれど
はじめましてだわ。(ごめんね
)
どんなあなたに会えるのか
楽しみでしかたない。。。
(画像・映像すべてお借りしました)
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