今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださり
ありがとうございます。
感動の渦で幕を閉じた札幌公演を後にして
QAL御一行様はいよいよ最終地東京へ。
パンデミックの影響を受け、二度のリスケを施され2022年に無事敢行された欧州ツアー。
その翌年開催された北米2023、そして今回のジャパンツアー2024と三度続けてのツアーファイナルに立ち会うことができた自分は幸運…いえ強運だったと、今改めて感じています。
欧州2022は初めての海外ひとり旅。
まさにコロナ禍真っ只中、困難な道中でしたが今思うと恐らく、この先二度と経験できることのないであろう貴重なロンドン10日間と異国フィンランドの旅でした。
世界はようやく長いトンネルから抜けた…
このジャパンツアーは私にとっても
ひとつの区切りのような気がしています。
札幌公演の翌日、旅の行程は苫小牧西港から太平洋フェリーにて仙台へ。
三度に渡る船旅、これが最後のフェリー旅となります。
苫小牧ー仙台はあっという間
19時に出航し翌朝10時には着いてしまいます。
短い船旅を有効活用するために
乗船後まず入浴時間を確認、大浴場へ直行。
夕食バイキングは諦め、札幌でドはまりした
コンビニ“セイコーマート”で爆買いし
大海原を臨む窓際の席でひとり宴会😋
最後まで北海道を堪能させてもらいました。
早朝日の出の時刻、6時半頃
ちょうど自宅付近の沖合を通りました。
自宅を出てから10日が経っていました。
海から自分の家を臨み通過する…もちろん見えませんけど
こんな体験もなかなかできないよなあ。
フェリー旅を終えることがほんとに名残惜しく
また機会があれば何度でも乗ってみたい
新しい発見の連続、究極の移動手段でした。
出発当日転倒し足を負傷した状態で乗り込み、応急処置から翌日の下船までたいへんお世話になった太平洋フェリースタッフの皆さま。
敦賀から札幌へ向かう船内では、まさかの大浴場に閉じ込められるというハプニング。
Xのタイムラインでご心配をお掛けしたフォロワーの皆さま(海上保安庁のお世話にならずによかった😅)
そしてご迷惑をお掛けした新日本海フェリーのスタッフの方々…私の船旅珍道中😝に関わってくださった多くの皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。
2月12日 午前11時 JR仙台駅到着
快晴🌞
帰ってきました‼
仙台ー名古屋ー大阪-敦賀-札幌-仙台
日本半周🙌(まだ終わりじゃないし!)
10日前…
仙台に到着したバスから降りる際派手に転び
負傷した足を引きずりながら半泣き状態で😢
仙台港まで行ったことが遠い昔のことのように。
(幸い骨折はしておらず
移動中まだ痛みはありましたが
公演中、立っていることも大丈夫でした。)
今回の遠征、ここまでは
フェリーとローカル列車、ロカールバスのみの移動の中
初めて新幹線というセレブな乗り物に…😂
やや緊張しつつ、いざ最終地東京へ。
前乗りで到着
いよいよファイナル東京2daysを迎えます。
今回のジャパンツアー、すべての開催地に於いてとてもお天気に恵まれました。
ファンの皆さまの日頃の行い(自分も含め😂)の表れかと思います。
東京もすっきりと晴れわたり、真冬なのに暖かく
過ごしやすかった二日間となりました。
4年前の来日では大阪、名古屋ドームは組み込まれていましたが、札幌と同様東京ドームは今回初の会場となります。
(アダム坊ちゃま初東京ドーム‼🤩)
ではサクサクと進めましょう。
まずは会場である東京ドームのご紹介。
そう言えばいつ頃できたんだっけ?と思い出せないほど昔でした。
開場した1988年3月17日の翌日、前年に引退した江川卓氏のサヨナラ登板式が行われていたらしく(打者掛布雅之)テレビで見たような見てないような🤔
私自身初めて東京ドームに行ったのはコンサートではなく野球観戦、ジャイアンツ戦でした。
当時勤務していた会社の株主優待の年間パスシートが使えることになり、座席はバックネット裏2列目の良席でした。
ピッチャーマウンドから打者を臨むアングルだと常にテレビに映ってる状態。
試合途中に球場から自宅に電話をして(当時は公衆電話)テレビに映ってるはずだと説明をし、急いで席に戻り“ここ!ここにいるから‼”と手を振っていたことを思い出しました🤣
話脱線した🤣🤣
元に戻しましょう!
東京ドーム
当時後楽園球場の代替球場として後楽園競輪場の跡地に、1988年開場した日本初の屋根付き球場。
プロ野球セ・リーグの読売ジャイアンツの専用球場としている。
日本初の全天候型スタジアム。
愛称は「BIG EGG」だったが2000年の時点でこの呼称は公式に廃止されている。
空気膜構造屋根を持つアメリカのメトロドームをモデルとして設計された。
特徴的な屋根は総重量400トンに達し、1987年6月28日の午前中にインフレート(空気入れ)が行われ、以後現在まで一度もしぼんだことがない。
東京ドームでコンサートをする場合、音がかなりこもるため、スピーカーの設置などには注意を要する。
年々、残響音対策や騒音対策のノウハウが蓄積されていき、現在はドーム内全体を黒いカーテンで覆うようにしている(1階席のみ)。
演奏は近隣住民への騒音の配慮により、原則として午後9時30分(年末のカウントダウン公演は午前0時30分)以降は音を出さないと決められている。
(Wikipediaより抜粋)
※コンサート時での収容人数
30000~55000人
※当日のコンディション
天候 晴れ
最高気温 16.6℃(14:10)
最低気温 1.8℃(6:20)
降水量 0mm
最大風速 6.9/s
ここは日本のドームの中でも音が悪いと長い間言われ続けてきた。
そんな東京ドームだったが、今回の公演とにかく東京ドームとは思えないほど音が良かった。
(褒めてるつもりですが関係者の皆様すみません…)
会場にいても感じたし、動画を観てもそれは確かだった。
そして来日後だいぶ経ってからわかったことだが、かなりの予算をかけ残響音対策がされていたことを知った。
この対策をバンド側が施したのか、ドーム側が実施したのか入手した情報源からは断定できなかったが、QALの開催前後の他アーティストの公演に行かれた方からも“音が良かった”という情報を複数得ている。
音が良かったのは
てっきりアダムだからと思い込んでいたが😂
手拍子がずれる、
というストレスを感じなかったのは快挙
東京ドームへの音響イメージの概念が
すっかり変わった。
“生きてる間にこんな日が来るなんて!”
と言えるほどこれは画期的なことだ。
(褒めてます…関係者の皆様)
さて地下鉄後楽園駅方面から歩いて行くと
最初のお出迎えはトレーラー映像✨
2022年欧州ツアーの映像が使われています。
これだけでテンション上がる🙌🙌🙌
このガラス張りの大庇って最初からあったっけね。
このLEDスクリーンが付けられたのはいつからだろう。
クイーンのクレストは一段と映える✨
ドーム正面。
ここも雰囲気変わったよなと気になり
自分の写真フォルダを探してみましたが
2018年のボン・ジョヴィが直近のものでした。
比較してみました。
6年前よりかなりオシャレに(長嶋さんの名言も記され)なってます✨
アリーナブロック案内図
東京初日、私の座席はSS A5ブロック
今回のツアー初めての下手側、遠方からの眺望。
同じステージなのに
場所が違うだけで新鮮な感じがするから不思議。
ドーム開場前年1987年に空気入れしてから37年間
一度もしぼんだことがないという東京ドーム特有の空気膜構造屋根。
(37年前の空気が入ったままって凄すぎる😭)
37年もの間いくつものドラマを見下ろし
歴史を刻んできた白い屋根。
ここに刻まれた歴史に
負けないくらいの輝きを放つ
フレディがデザインしたQUEENの象徴クレスト
どこからどう見ても美しいこのステージ。
細かく計算され尽くしきっと物理的にもそれは
証明されているんだろうと思う。
科学者でもあるブライアンをはじめ
知能と創造性豊かな彼らの物作り、音作りって
一見、破天荒な部分はあるけど
すべてが理にかなっている。
誰かがそっくり真似したとしても
それは偽りだと容易にわかるはず。
視覚、聴覚だけに訴えるのではなく
体感として記憶に残るのだ。
こうやってライブレポートを書く。
普通は忘れないうちにすぐ書かなきゃと思う。
でも私にはなぜかそういう焦りはない。
忘れることがないからだ。
(日常的なことはどんどん忘れていくシステム😂)
むしろ時間が経てば経つほど
鮮明に思い出されることが時々、ある。
それは怖いくらいに突然脳裏に現れる。
他のアーティストにはない
そこが唯一無二のQUEENというバンドの
揺るぎない存在感なのだろう。
そこにフィットしたアダムも
まあ並みじゃないってことですよね😍
その凄いバンドの心臓部とも言える
アリーナ後方に設置されるPA (Public Address)
マイクやアンプ、ミキサー、スピーカーなどの音響機器の集まった場所ですが、カメラも確認できます。
2022年、2023年、今年と比較してみました。
来日公演と昨年の北米は固定カメラ2台、2022年欧州はタンペレは右に固定カメラ1台、左スペースには椅子がありその前にカメラがあるように見えます。
これは人力で撮影ということだと想像できますが、スクリーン用なのかはたまた…。
まあこの12年間の映像はブライアンたちのことだから、記録としてしっかり残してあると思いますが、それがいつどの様なお姿でこの世にお目見えになるのか…
(豪華BOXセットでお願い🙏…何枚組でもOK)
さてセットリストは大阪、札幌と同じ
Killer Queenアウトのものから変更なし
それではセミファイナル東京初日
アダムの初東京ドーム😭
開演いたします‼
1. Machines(Or ‘Back To Humans’)/
Radio Ga Ga(Short Ver.)
2. Hammer To Fall
名古屋、大阪、札幌を観て
思わず東京のチケットを買ってしまった人は
いったいどれくらい、いたのだろう。
Machinesが動き出し
Radio Ga Gaのイントロと同時に一瞬の沈黙
幕が上がりアダムたちの姿が見えて
“おお…!!”とざわめく客席。
ここ東京が初めてではない人
そしてここ東京で
クイーンを、アダムを、初めて見るんだ!
紅白で観てチケット買ったんだい‼という人も
あちらこちらに潜んでいると私は感じた。
メンバーは札幌から
完全に気持ちを切り替えていた。
ひとつの大きなミッションをやり遂げ
気持ちを新たに最終地へ乗り込んだ。
そんな様子は
サングラスをしているアダムの口元からも伺えるし
ブライアンの余裕ある動きにも表れていた。
オープニングのブライアンの動きは
その日のバンドの様子を探るには
結構な指標になる。
オープニングのブライアンは忙しい。
花道へ出ていくポイント、戻るタイミング…
駆け足も軽快だと“おっ、今日は…”と安心だ。
(たまにひとりでバタバタしてる時あるからね💦)
ロジャもアダムもサポメンも
ブライアン、そしてレスぺの調子を確認しつつ
自身の調整をする。
“オープニングは飛ばさない”
これはアダムの鉄則。
2時間を超える長いステージでの
力の配分は重要だ。
彼は何度も経験したワールドツアーでそれを学び
ステージ勘を身につけた。
ここから徐々にギアを上げていく。
さて今日はどの辺でギアが変わるのか…
楽しみです😍
3. Fat Bottomed Girls
オープニングは飛ばさず、
3曲目ではメンバーの意思疎通の確認と
オーディエンスへのご挨拶を兼ねての煽り作業が
何気に忙しQAL各人。
それぞれの動きの様子をつぶさに(至れり尽くせり😭)収めてくれている動画を見つけ、有難くお借りしました。
スタートのコーラスのタイミング合わせも
阿吽の呼吸で慣れたもの。
アダムのマイクスタンドを置くタイミングは
ひとつの合図のようになっています。
この直後ロジャ後方のライティングパネルが動き出す。
QAL最先端の技術を駆使したステージセットの中でも、ここはクイーン時代のクラシックな部分が使われている演出になります。
コーラスがきれいに決まると会場の一体感も増しまし🤩
スパイク、ニールは客席に向かって、タイラーはオペラボックスシートへ手拍子や手を上げてのゼスチャー。
特に結成当初からバンドをサポートしてくれているニールは、いつもちょこちょこ動き回りオーディエンスの盛り上げ隊に徹してくれてます。
ブライアンとニールの絡みが見れるのも
嬉しいポイント。
タイラーのくるくるスティック🌀も
ここまできれいに収めてくれてあるのは
貴重ですね🥰
そしてこの動画で特に嬉しいのは、
ブライアンの様子が手に取るようにわかること。
ステージ上手まで駆け上がり
ドームの端っこ、てっぺんまで気を送っています
駆け足、スキップ(この中途半端なスキップはいつもツッコミどころ🤣)で足早に戻り、ロジャの後ろの階段を駆け昇り…。
メンバーの中で唯一最初から最後まで
出ずっぱりの最年長ブライアン。
にもかかわらず重いギターを抱え、動き回り
10分間以上にも及ぶ自身のギターソロ
ご当地の言葉を覚え、喋り弾き語り
笑顔を絶やさずオーディエンスに寄り添う…
この人のこのバイタリティはどこから来るのか。
いつもいつも頭が下がるんだ。
一日でも長くステージに居てほしいと
切に切に願う🥹
5. I’m In Love With My Car
6. Bicycle Race(2:55~)
ロジャ推しの方には申し訳ないのですが
“車の曲”…私は動画に撮っても途中から
違うとこに画面はいってしまいます。
今回は違う方の動画をお借りしました。
花道の先からバイクが顔を出す様子も
映されています。
Bicycle Raceの初登場は2017年北米ツアー。
この頃のセトリは順番が逆でチャリ→車の順でした。
車→チャリになったのはラプソディツアーから
2019年北米からです。
最初はママチャリでした😂
🚲をキーコキーコ漕いで花道を下り
ブライアンの周りをウロウロしていたアダムは
ほんとにお茶目でした😍
こちらの画像は
三枚ともツアー初日のものをお借りしました。
こうやって見ると
すべて北米からのバージョンアップですね👍
2019年でもかなり大胆な演出でしたが
今なぜか簡素に思えるのは
気のせいかしら😅
8. I Was Born To Love You
何気に見ていたらここに来て新発見😶
アダムがバイクを離れステージに戻った後
何やら画面の右隅に動く気配を感じ…
なんと‼
アダムくんの乗り捨てバイクが
くるくると回っているではありませんか‼‼
これ曲終了後ステージ下に格納されていたはずなのですが何故に回っている…
しかしよくぞ画面の端っこにギリ収まってくれていた😭
グッジョブ私!
念のため他の会場も確認してみましたが
名古屋、大阪、札幌ともバイクはありませんでした
アダムがバイクを離れると床が沈み舞台下へ。
となるとこれ、回ってるの東京だけ⁈
因みにずっと回ってますが後半2:46辺りで
床下へ格納されていくのが確認できます。
これって故意ではなくもしかして機材トラブル⁈
故意なら最後まで回ってますよね。
いや、そもそも危ないから回しませんよね。
回転が止まらなかったとか…
その可能性はあるな🤔
としたらめちゃめちゃレアやん😱💦
(東京最終日も確認しましたがそれは次回へ持ち越しということで)
参考のため札幌の動画をお借りして貼っておきます。
こちらが通常パターン。
アダムが離れるとバイクは一旦止まり、すぐに向きを変え停止。
その後ステージ下へ格納されていきました。
名古屋、大阪ともこれと同じパターンでした。
8. I Want It All
7分ちょいのこの曲の中にはいろんな情報が詰まっている。
あらゆる場面を鮮明に収めてくれている動画がありましたので、今回はこちらをお借りしました。
アダムの即興で始まり、レスぺの絡まるタイミングを見ながら全員が息を整える。
ロジャの合図で曲がスタートするその瞬間がたまらなく痺れる。
大きなポイントはその日のステージで初めて披露されるブライアンのボーカル。
そしてギターソロに入るために花道を上がっていく。
ブライアンが花道を駆け上がる曲はいくつかあるが
ギターを持って歩くだけで
ワクワクするんだ、この人はね。
歩き出す時のブライアンの表情を見てほしい。
前半戦の区切り、ひとつの山場がここにある。
順調にきていることがこの表情からもわかる。
何度も画面に映し出される会場内の広告。
当たり前のことだがそれが日本語であることに
彼らがほんとに日本に来てくれたんだと
私は実感していた。
アダムが時折り口にする“トーキョー‼”が
少し寂しかった。
それはジャパンツアーの
終わりを告げる言葉だったから。
9. Love Of My Life
10. Teo Torriatte(6:00~)
ブライアンは“ホントニ?”が
どんだけ好きなんだよって思う🤣
Teo Torriatteは東京で4度目を迎えていた。
アコギから後半レスぺに持ち替えたブライアンの思い切った作戦は、大正解だったとつくづく思う。
長きに渡りバンドを支えてきた古参のファンと、年末の紅白からチケットを買い会場に来てくれた新しいファン。
みんなが参加し、楽しめるようにと形を変えた日本限定曲Teo Torriatte。
日を重ねるごとにアダムは
巧みにその存在を消していたように思える。
そう、初日名古屋では
あまりにも彼の存在は重く、衝撃が強すぎた。
自身の存在感を消すことが
この曲には必要だった。
主役はあくまでも
オーディエンスとクイーンのメンバーであるふたり
新旧のファンの垣根を取り払い
誰もが居場所を失わぬよう
アダムはその橋渡しの役目に過ぎない。
“アダムならできる”
絶大なる信頼とプレッシャーを与えることが
愛情の裏返しではあったが
それがふたりのレジェンドからアダムへの
最大のリスペクトの形だった。
12. Under Pressure
あれあれ?
アダムばかり目で追っていたら
ブライアンが珍しい所にいることに気づいた。
この曲はロジャとアダムメインだから
後半のレスぺの出番までは
自分はいつもドラム前で待機…してたのに
ふらふらとステージ下手に歩き出した。
観客はそれに気づき大喜び🙌
レスぺを披露するも
慌てて花道へ駆け足で戻る光景は
いつもの慣れた風景。
Under Pressreでここにいるブライアン
初めて見ました。
笑っちゃうなww
ブライアンの定点カメラほしい。
時々とんでもないことしてるから、この人😝
13. Tie Your Mother Down
ブライアンが自慢の息子を紹介する
お決まりのシーン。
最初の頃は“うちの新入りどうだい?”から
“新入り”が取れ
“あだむらんぶわっと‼”と
力いっぱい叫ぶブライアンの姿は
風物詩になっている😂
4:35~
シャウトするアダムの顔を覗き込む
上目づかいのロジャがたまらん😍
こういう一瞬のシーンを
取りこぼさずに抜いてくれる映像担当さんには
いつも感謝しかない。
14. Crazy Little Thing Called Love
流れとしてはちょうど中間地点に当たる。
後半への流れを繋げるワンクッションになる
アダムは“何も考えずにただ楽しめる曲”
と言っているこの曲。
初日の名古屋ではこの曲の前に
Call&Responceを始めたアダム。
その後の大阪、札幌ではやっていない。
あれは何だったんだろう…
名古屋だけだったとしたらレアすぎて
“幻のCall&Responce”と呼ばなくてはならなくなる。
ブライアンが茫然としてたっけな。
アダムってほんと不可解でおもしろい😑
15. (You Take My Breath Away)
Who Wants To Live Forever
恐らくセトリの登場回数としては(アンコールを除き)一番多いのではないかと思う。
この曲が過去12年間の中で外されたのはたった3回。
フェスの調整的なもの2回の他、故意に外されたのは欧州2015ブリュッセル中止公演の前日フランクフルト公演のみ。
The Show Must Go On
Who Wants To Live Forever
クイーンのカバー曲として重要視されるこの2曲。
インアウトを繰り返してきた“The Show Must Go On”とは対象的に
リブフォーエバーはどんな状況に置かれても
歌い続けてきた。
アダムを苦しめた曲でもあり
成長させてくれた恩人のようでもあり
いろんな節目に立ち会い
いつの時も見守ってくれてきた曲だ。
そしてこの曲はブライアンにとっても大事な曲。
前半戦を締めくくり
自身のギターソロへ入る前のタイミング。
アダムの調子を探りながら
徐々に気持ちを切り替える。
今回素晴らしい動画を見つけたのでこちらをお借りしました。
Crazy Little Thing Called Loveから繋げてくれており、ライティングも美しく、最後アダムがステージから沈んでいくところまで収めてくれてあります。
ありがたくお借りいたします。
17. Is This The World We Created…?
ギターソロが終わると花道の先で慌ただしく準備され、イントロが始まるとアダムが登場という流れだったが、なんとこの東京初日というタイミングで舞台はメインステージに移動。
昨年の北米ツアーで初登場して以来初めてのことだ。
理由はわからない。
時短?と思ったがブライアンが戻るため、僅かだが時間は逆に費やしている。
変わったことと言えば頭上から降り注ぐ落ち葉が、ふたり目掛けてバッサバサと落ちてくる😅
まさかこれが狙いだとは思えないが、そうだとしたら落ち葉を被りたい?ブライアン?ww
しかし、、、この曲だとさらにわかり易いが
何度も繰り返すが
ここが東京ドームとは思えない。
ドーム特有の残響音が全く感じられず
アダムの息遣いやギターの弦を弾く指の音を
きれいに拾っていた。
ギターにヴォーカルを乗せるだけのたった3分の曲を
聴く人の心に印象付けるって
そう簡単にできることじゃない。
必要以上の抑揚や感情を込めることはしない。
思考錯誤でアダムが辿り着いた
クイーンの曲をカバーするためのひとつの着地点
曲に感情を込めない、なんて
アダムのこの声だから出来ることですけどね。
19. Band Intro
Don’t Stop Me Now
来日前にXのフォロワーさんから、“初めてQALのライブに行くので予習のために何かアドバイスしてほしい。”と頼まれ、ここだけはお願いします、というものだけいくつかポストさせていただきました。
その中にこのドンストも入っていた。
後半の掛け声と手拍子、最後の“ラララ~”
ツアー四日目にして
十分浸透してくれていたように感じた。
予習を手伝わせていただいたことが
少しでも形になってくれていたとしたら嬉しい。
アダムのテンションがおや?と思ったのが
3:57~
Don’t stop me now
If you wanna have a good time,
この直後に“オオゥオッ‼”と
何とも言えない奇声を発した😱
“Singin’!!”と明らかに煽っているアダムくん😂
ここ原曲では“Alright!”が入っているパターンがあるのでそれ?かと一瞬思いましたが、そうだったとしても不自然で今まで聴いた記憶もなく…。
そして“just give me a call”は歌わずオーディエンスに歌わせ、エンディングになだれ込んだ。
ブライアン、ロジャー、アダムの表情が
“よしよし”と満足気だ。
後半のギアが上がる大事なところだ。
アンコールに向けて
ここから一気に畳みかけに入ります。
20. Somebody To Love
なんて楽しい曲だろうねえ😍
大好きすぎるサンバデ。
アダムが歌ってほしいと言うので歌います。
アダムが静かにボクの歌を聴いて、
と言うなら静かにしますが
アダムがそんな事を言うわけはないので
思う存分歌います。
(ボクより大きな声では歌わないでね、とジョークを言った4年前のさいアリ初日を思い出しました…😅)
“Lord‼”の伸ばすとこ
この日は17秒でした。(3:17~)
私もアダムといっしょに挑戦😃
最後ちょっと失速しましたが
何とかやり切りました!
日程が進むにつれて
会場はどんどんひとつになって行く。
きっとステージにもそれは伝わっている。
アダムの笑顔を見ればわかる。
“嬉しい”の笑顔は“満足”の笑顔へと変わっていく。
21. The Show Must Go On
フレディが生きた証として最後に残した遺作。
2012年QALとしての初舞台の日からアダムは歌っている。
どれだけのプレッシャーを背負っていたか…想像してみる。
この曲は他の曲とは少し違うところにあった。
これほど頻繁にセットリストの出入りを繰り返した曲は、他にはない事からそれはわかる。
たぶん…私の推測だが
セトリのインアウトをアダムが決めている
唯一の曲ではないかと思う。
この曲を歌える自分でなければ、彼は歌わなかった。
歌える自分でなければ歌ってはいけない曲なんだと、自身で決めていた。
ステージの途中でその判断が下されることも、あったと思う。
日本公演に於いては
2014年サマソニではやっていない。
2016年武道館3連続公演では初日のみ。
2020年と今回は全公演セットインした。
2020年4回、2024年5回
この両者100%という数字は他国と比べると
驚異的だと言っていい。
手をとりあってだけが特別なわけでなく
いろんな感情や想いが
日本公演には渦巻いている。
当たり前ではない。
彼らが日本公演に注いでくれているエネルギーは
私たちの想像を遥かに超えていることを
忘れてはいけない。
22. Bohemian Rhapsody
アダムのイヤモニ調整の指示が激しい😅
イライラしてる😅
スタート1分過ぎの左手の動きに注目。
指が3本から2本とこれは音量調整指示の動き。
その直後両耳からモニターを外し歌っているが
今度は右手でメロディーに乗せながらの
“上げて”のゼスチャー。
ステージ上手にいるエンジニアの方に
目線をやっているのがわかる。
いつも感心するのは調整指示の一連が
いかにも歌のパフォーマンスの一部のように
行われていることだ。
天才だな、といつも思う。
そんなアダムを収めてくれた
貴重な映像を残してくれる方々に
本当に私は心から感謝している。
有難くお借りいたしました。
さてエンディングの部分
札幌からオーディエンスに振るパターンに
変化した話をしたが
ここ東京も引き続き同じだった。
“Nothing rally matters to me”
ここはオーディエンスに歌わせ、胸の前で小さく拍手をした。
この直後唯一つけていた右のイヤモニを外した。(5:33)
次を完全にオーディエンスに託すつもりだ、ということがわかる。
“Any way the wind blows…”
クロージング部分を自身は歌わず
オーディエンスだけに任せた。
アダムの気持ちは確実に変化している。
本人は意識していないだろうけど。
Encore
23. Ay-oh
24. We Will Rock You
25. Machines(Or ‘Back To Humans’)/
Radio Ga Ga(Short Ver.)
26. We Are The Champions
27. God Save The Queen
言葉はいらない。
アダムたちも変わったし
会場に集まった私たちも変わった。
ブライアンが常々口にしている言葉
『音楽は人をひとつにする力がある』
そんなことがここ東京でも実証されていた。
ほんの何か月か前には
アダムの存在すら知らなかった人たちが集まり
頭上で両手を掲げ、からだを揺らす。
アンコールは緩やかに感動の渦を巻いていた。
“ありがとーアダム”
思わぬところで涙腺が崩壊した。
ファイナルは確実にやってくる。
時が止まることはない。
オープニングから明らかに違った
ステージからの漲るエネルギー。
スタートからライブは徐々に作られていくが
この日のアダムは確信があるかのように
攻めの手を緩めず畳みかけていった。
それは第四の公演地東京ドームが
前回の札幌のエンディングから確実に繋がったという
証しであろう。
札幌で歴史が塗り替えられたクロージングの演出
東京でも恒例の紙吹雪は二手に分かれ吹き出した。
そしてサポートメンバーは
ゆっくりとアダムたちのいる方向へ進み行き
花道の先に6人が並ぶ。
札幌からのバトンは東京へリレーされ
そして最終日へと託された。
言葉はいらない―
映像には撮影した人の心が映し出される。
ライブ中動画を撮ることを批判する人がいるが
私は残しておいてよかったと常々思う。
思う存分楽しんで心に刻み込めばいい、というが
そんな単純にはいかない。
その瞬間自分が何を感じていたか
こうやって時間が経ってから思い起こすことは
とても尊い。
“ありがとうアダム”
なぜ涙腺が崩壊したかというと
自分で言ったことを憶えていなかったからだ。
私はいつもレポートを書く際
アンコールの動画だけは最後の書く寸前まで
見ないようにしている。
そこに至るまでの気持ちのすべてを
持っていきたいからだ。
あんな小さな声では届くわけない。
でも私の心の声は必ずアダムに届いていると
信じている。
これまで何百という動画を撮影してきた。
ステージから見ればカメラを向けられるより
両手を上げて楽しんでほしいに決まってる。
(ブライアンもちらっと本音をもらしてたっけ…)
“前方で動画を撮っている人の
スマホの画面が気になるから控えてほしい…”
こんな声も聞かれる。
申し訳ないが
私はよそ様のスマホ画面が気になった事がないので
その感覚がわからない。
ブライアンのソロは通しだと10分を超える。
それを続けていると後ろから
“ずっと撮ってる”と声が聞こえたことがある。
私の画面が迷惑を掛けている?と感じたが
本音をぶっちゃけると
そんなことは知ったこっちゃない。
スマホは首の高さより上げないようにしている。
最低限のマナーは守っているつもりだ。
声のボリュームを上げて歌うことに対しても
批判が絶えないことが時に悲しくもある。
ステージに立っている人物が
“一緒に歌ってくれるかい⁉”と言ってるから
歌うまでだ。
ライブは自分本位でいいのではないか。
誰のためでもない
自分対アーティストの空間なのだ。
そこに辿り着くまでに様々な経緯があり
はじめましての人も
長年にわたり追いかけてきた人も
その人だけの夢を描き
決して安くはないチケットを買い
会場の門をくぐる。
それぞれの楽しみ方があっていい。
それを批判する権利は誰にもない。
ジャパンツアーの駒は
いよいよ最終ラウンドに進められた。
アダムと私の戦いもついに最終決戦を迎える。
どの瞬間を逃すことなく
しっかりと追って行きたいと思います。
待ってろアダム!😍
※東京ドーム初日のプレイリストになります。
(予告なく非公開になる場合がございます。ご了承ください。)
ジャパンツアー2024の作成済のライブレポートはこちらの日程表からご覧いただけます。
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