今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
いよいよ2016アジアツアーがスタートします。
初日はイスラエル・テルアビブ。
QALとしてはもちろん、ブライアン、ロジャーにとっても初めて訪れる地となります。
イスラエルの西側地中海に面する地域に位置するテルアビブはイスラエル最大の都市。
同国の人口(約700万人)の約40%が集中している。
公用語はヘブライ語。
アズリエリセンターなどの超高層ビル、国際級のホテルも立ち並び「中東のヨーロッパ」として政治や経済の中心地として発展を続けている。
中東は治安が悪いイメージがあったが、テルアビブは観光や経済の中心地であり治安も良いらしい。
そして…
アダムにとってもここは
「世界一やさしい街」だった。
この頃からアダムの外見的なものにある変化が現れます。
サマーフェスティバルツアーから衣装が少しずつ、ブランド色の強いものへと変わってきている感はありました。
ここにきてその傾向がさらに強くなってきました。
アダムが圧倒的に身に纏う色は黒。
黒をベースに赤や白を上手に取り入れていました。
ところがこのアジアツアーから黒一色となります。
よりセレブリティになり、性的なアピールも強くなってきます。
武道館来日公演でも気づかれた方は多いと思いますが、アダムのあるビジュアル的な大きな変化。
アダムは公演当日、開演の数時間前にテルアビブの地元の美容院へ行ってカラーリングを施しています。
黒の衣装にグリーンがよく映えていますね。
そしてステージを終えたあと夜の街に繰り出し、翌日他のメンバーは移動しましたが、アダムだけ滞在を延長し、少なくともその後3日間はここテルアビブで過ごしたようです。
(次のシンガポールまで5日間のオフがありました。)
私は武道館来日公演の時に、アダムの雰囲気ががらっと変わった印象を持っていました。
その頃は…
“ほとんど興味がなかったんでしょ!”
と突っ込まれそうですが
正直に申し上げましょう…。
“サマソニで歌ってた人と同じ人なのかな?”
これが私の率直な印象でした。
(ごめんね、アダム)
でもそう思わせるほど、アダムの風貌は変わっていたとも言えますよね。
(フォローになってない💦)
テルアビブで過ごしたバカンス…
アダムから容赦なく醸し出される色気の正体も、ようやくここにきて解明された気がします。
いろんな意味で、アダムが次のステップへ移ろうとしている狭間の時期でもあるアジアツアー。
その初日がイスラエルだったことは、彼にとって大きな刺激となったように感じました。
今回の会場は「Hayarkon Park」(ハヤーコーンパーク)
年間約1600万人が訪れるテルアビブ最大級の公園。
園内を流れるヤーコーン川に因んで名付けられた。
広大な芝生、スポーツ施設、植物園、湖とウォーターパーク、ふたつの野外コンサート会場がある。
1973年に一般公開された。
ここでライブを開催したアーティストの面々が圧巻。
マイケル・ジャクソン、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズ、マドンナ、デヴィッド・ボウイ、ボン・ジョヴィ、エルトン・ジョン、エアロスミス、U2…
その時代のロックシーンを彩ったバンドが名を連ねる。
2017年のブリトニー・スピアーズの時は、7月3日の開催日がイスラエル労働党の議長選挙と重なったため、選挙を翌日に延期したそうだ。
歴代の観客動員数を見ると1993年のマイケル・ジャクソンの10万人が最高数、他3万人から8万人を動員している。
正直、イスラエルでこれほどの大規模なライブが開催されていたとは全く知りませんでした。
さてQALは今回夏祭りへの参加となっています。
前日の9月11日にイスラエル空港に到着したアダム。
彼に遭遇した、幸運なファンの方の投稿写真をお借りしました。
ツアー初日なのでブライアン、ロジャーとは別に入国しています。
いいお顔してますね!
アダムのピースサインの出し方はコレが定番です
下の三本の指をぎゅっとせず、ふわっとさせてます。
(スミマセン、全くの余談です
)
テルアビブの9月の平均最高気温は30℃近くあり最低気温も24℃、湿度は60%くらいあるので蒸し暑さもあるようです。
何が言いたいかというと
アダムの露出度が上がりそうだということです
当日の会場設営の様子
こちらはステージ側から客席に向かっての貴重なアングル
ルーファスのインスタグラムの投稿を拝借
アダムから客席を臨むとこんな感じなんですね!
ここに…これから6万人近くもの人々が集まりこの広場を覆い尽くします。
ワクワクします
それでは
セットリストを発表します
◆【セットリスト(58)】 2016/9/12 Hayarkon Park-Tel Aviv, Israel
こちら、とんでもないセットリストになっております
変更点を順に記しておきましょう。
まずオープニングが“Seven Seas of Rhye”
これは今回のツアー限定となります。
本家クイーンのツアーのセトリも調べてみましたが、同じパターンはなく意図したことはわかりませんが、オープニングとしてはかなりレア。
次にこのツアーから久々にリストインした3曲はこちら。
Keep Yourself Alive
2012年7月14日 Hammer Smith Apollo以来の登場となります。
イスラエル限定(2019バンクーバーまでリストインなし)
The Show Must Go On
2016年5月22日 Barcelona以来
Dragon Attack
2015年2月24日 Wembly SSE Arena ロンドン公演以来
イスラエル限定(2019バンクーバーまでリストインなし)
そして曲順変更がこちらの3曲。
Who Wants To Live Forever
2014北米ツアーよりギターソロ前が定位置となっていたが、今回よりギターソロの後へ移動。
リブフォーエバーの定位置は不動だと思っていたので、これには驚きです。
Tie Your Mother Down
ギターソロからのなだれ込みが定番でしたが、Who Wants To Live Foreverがその位置に来たため後ろへずれています。
I Want To Break Free
Crazy Little Thing Called Loveの後でしたがDragon Attackが来たためこちらも後ろへ変更。
それではお待たせいたしました
2016アジアツアー初日 イスラエル公演
開演いたします
オープニング
◆1.Seven Seas of Rhye
◆2.Keep Yourself Alive
◆3.Hammer To Fall(partial)
今回のオープニング
チェックポイントが複数ありますので
順を追って記していきますね。
まずブログ開始以来、過去2回ほど取り上げてきたお話です。
オープニング前に会場内に流れていた
アルバム『Made in Heaven』の隠しトラック
↓こちらのオープニングに隠しトラックについての記述あり
【セットリスト(33)】ドイツ・ハンブルク公演
これまでのパターンは、開演前の会場がまだ暗転していないザワザワした状態の中、微かに流れていただけでした。
場内が明るいうちからカメラを回さないと撮れない代物なので、動画として探すのはなかなか困難でした。
しかし今回は場内が暗転後、オープニングの一環としてこの“隠しトラック”が使用されています。
そして間髪入れずに“Seven Seas of Rhye”へのなだれ込み。
お馴染みのイントロが流れたと思ったら、即座に幕が上がるという超高速オープニングだ。
オーディエンスの興奮がダイレクトに伝わってくる
これぞ“ザ・臨場感”。
そしてもうひとつのチェックポイント
アダムの衣装にご注目。
彼のイメージの変化がここで明らかになる。
ノースリーブの黒のロング丈ジャケット。
このワンピース風のロングコートは色や素材を変えながら、このあとボラプツアーまで登場する。
今回のものは見頃がダブルボタン、腰にサイドベンツが入り、動きやすさも兼ね備えたシンプルで洗練されたデザイン。
黒の幅広のパンツ、同じく黒のつば広の帽子を被りサングラス。
この当時でアダム34歳。
ビジュアル的にも次の段階へ移行する時期でもある。
さて、ここで押さえておきたい
最重要チェックポイントがこの曲。
“Keep Yourself Alive”
2012欧州ツアー以来、なんと4年ぶりのリストイン。
そう言えばやってなかったと
このタイミングで気づいたほど記憶から遠のいていた。
そしてなんと…
このイスラエル公演限定だ。
次のシンガポールからは再びリストから消え
さらに
2019年ラプソディーツアー
初日バンクーバーまでの3年間
姿を消すこととなる。
ここでお気づきの方も見えるだろうか。
2019年ラプソディツアーからのお馴染みのメドレー
Seven Seas of Rhye
Keep Yourself Alive
Hammer To Fall
実は2016年このイスラエル公演限定で
一度だけプレイされていたのです。
なぜこのタイミングで突然現れ、この日限定でまた姿を消したのか…
謎です!!
クイーンの得意とするメドレーを駆使し
オープニングから一気に畳み掛ける。
ラプソディツアーオープニングの前身となった
イスラエル公演。
こちらの動画、Hammer To Fallが途中で切れてしまっていることが正直かなりのマイナスポイントでしたが、それを相殺してくれるほどすばらしい映像です。
◆3.Hammer To Fall(full)
先ほど途中で切れてしまったこの曲、やはり救済しておかないと!
こちらの動画、ステージとは関係ないのですがなんとも興味深いショットが収められていました。
もし皆さんが動画撮影中、目の前をカメラを持った人の手で視界を遮られたら、普通はそれを避けたくなりますよね。
ところがこちらの撮影者の方、避けるどころがその遮られたらカメラに敢えてズームで近づいたのです。
0:32~
映像の中の映像がアダムを捉え…静かにシャッターが切られ画面から消えた。
今何が起こったの?と思うような不思議な映像です。
さてここでアダムの衣装、先ほどのオープニングでは確認できなかった細部をチェックしておきたいと思います。
このロングコート?(何て呼びましょうね
)
両脇に小さなポシェットのようなものがぶら下がっているのが確認できます。
後ろはこんな感じ
首からクロスされたベルトで二つのポシェットが両脇にぶら下がっているようですが、私ふとひらめきました💡
『もしかしたらこのポシェットの中にはイヤモニの本体がセットされてる?』
でもブラブラするしアンテナが見えないから違いますかね…
でもウエストにはそれらしきものはないし…ブツブツ…(いつもの妄想
)
実は先のフェスティバルツアーで、いつものパンツにイヤモニ用のポケットが縫いつけられているのをツアー途中で発見していたのです。
2016/6/15 ブリュッセル公演
直前の公演までは同じバンツにこのポケットはなかったので、恐らくこのブリュッセルからだと思います。
きれいに丁寧に縫い付けられているのがわかりますよね!
ヴォーカリストにとっては命綱のような大切なイヤモニですが、腰に装着して操作するのは何かと大変そう。
ベルトの位置だと上着で隠れてしまったり、背中に手を回す手間がある。
アダムの上着がいつも短いのはそのせいもあるのでしょう。
そのお陰で見晴らし的には数々の恩恵があり大歓迎
特にアダムは調整も頻繁ですし、パフォーマンスも激しいのであれこれと試行錯誤していたのでしょう。
この縫い付けポケットはアダムのアイデアなのでしょうか。
なかなかの名案だと思います!
曲以外の話が長くなってしまいました…。
アダムくんですが、ツアー初日そして何かと楽しみな
テルアビブとあって、後半ギターソロのとこで何やらテンション高いのかい?
みたいな妙な動きしてるなあと思って見ていたら
あちゃー
ちと緊張してたのかなあ。
出だしがワンテンポ早かったようです
ブライアンがさりげなくフォロー…🎸
こんなアダムくんも可愛い
たまにはいいんだよぉ~
◆5.Fat Bottomed Girls
まあ予想通りの展開ですね!
お馴染みの腰振りパフォーマンス
“Get on your bikes and ride~!”
テルアビブのオーディエンスに軽くご挨拶
なかなかの気合いの入り方です。
最初のお色直しへ退場したアダムに代わって
お馴染みブライアンのオンステージ。
レジェンドの人気はやはり流石ですね!
◆6.Don’t Stop Me Now
お着替え大好き❤️アダムくん
最初のお色直し
素肌に黒レースのタンクトップ。
そして首からクロスさせたベルトは引き続き装着。
これまでになかった官能的な衣装…
艶やかで美しいドンスト。
衣装がアダムの気持ちもコントロールしてしまうかのようだ。
ところで今回のテルアビブ
6万人近くの観衆が公園内の敷地を埋め尽くし、クイーン初のライブ開催となれば予想はしていたが…動画探しはかなり難航。
タイトル情報が乏しいため検索にヒットしなかったり、そんな中での完成度の高い動画探しは困難を極める。
映像重視で選んだステージ近くの近距離の動画は、スピーカーの位置の影響からか、ほぼ音割れが発生。
音割れの少ない遠距離からの撮影は、スクリーンショットを抜いたものが目立った。
私の個人的な好みだが、このスクリーンショットのみの動画の使用は避けたい。
遠くても豆粒でもいいので、リアルのアダムを追いたい。
いろんな要素を天秤にかけながらドンストにはこの動画に決めた。
最初の衣装替えなので多少の音割れは目をつぶり、やはり映像重視。
美しい衣装と甘くきらびやかなドンストをお披露目するアダムを、余すことなく堪能できる。
小悪魔的なアダムを追っていれば、いつの間にか音の乱れも忘れるほど無我夢中になってしまう。
そしてもうひとつの重要ポイント💡
オープニングで投げかけた
“脇のポシェットにイヤモニが入ってるんじゃないか?”
疑惑ですが、今回の動画で裏が取れました
イヤモニ本体に付いている
受信用のアンテナが確認できました!
プルプル動いていたのでアンテナに相違ないはず。
このポシェットの中にはアダムくんの大事なイヤモニが入っているようです
はあ~!
なんて粋なこと思いつくんでしょう
このお坊ちゃまは!!
アダムくんの
こういうおしゃれで遊び心があるとこ大好き~
さてここで
もうひとつのドンストをご紹介させてください。
今回のテルアビブ公演、6万人近くの観衆がひしめく公園内がどんな状態だったか皆さんは想像できますか?
ここに遠方から撮影された一本の動画があります。
ステージは信じられないほど遥か遠くに、そこが人で埋め尽くされているとは信じがたいほどの空間が広がる。
もちろんステージのアダムは確認できません。
爆音が鳴り響き、目まぐるしく変化するステージのライティングが遥か先に浮かび上がっているだけ。
そして眼下に広がる暗闇の中に、撮影されるスマホの明かりがまるで蛍のように無数の光を放っていた。
日本ではあり得ない広大なスケール、臨場感と共に体感していただきたくここに掲載いたしました。
再生回数わずか41回の動画でもこんな貴重な記録として残ります。
ここに救済できてよかった。
アダムのためにまたひとつ大切な記録として。
◆7.Killer Queen(speech)
◆8.Somebody To Love
花道の正面至近距離、Killer Queenには理想のアングルが見つかった。
アダムの上半身はツアーを繰り返す毎にボリュームを増し、厚い胸板と隆々とした張りのある筋肉がこのレースのタンクトップを纏うさまは、ため息が出るほど美しい。
その身体をKiller Queenの王座の椅子に投げ出しパフォーマンスが始まれば、観衆は釘付け。
その妖艶な動きに翻弄されたまま、お決まりのspeechに入った。
今日のこの様子だと、口数が多くなることはほぼ想定内。
銀杯を掲げ「レ・ハイーム!」(乾杯)
「エレブトーブ」(こんばんは)
「トダ ラバ!」(どうもありがとう)
英語に交え、流暢なヘブライ語を口にした。
息を切らし、込み上げてくるものに気持ちがついていかないのか、言葉も途切れ途切れだがオーディエンスの温かい声援がアダムを後押ししてくれた。
一語一語をゆっくりと発音しながら…
伝えたい言葉はしっかりと伝わっていた。
そして流れのままSomebody To Loveへ。
speechで途切れるかと思ったが、同じ撮影者さまの動画が見つかり、続けて再生していただければ違和感なく繋がるかと思います。
ただ残念なことにラスト、あと10秒程を残したところで突然途切れてしまいます。
ここで終わりかなと思わず停止してしまったのでしょうか。
ライブ開催初めての国あるあるなので、ここはスルーしましょう。
アダムの細かな表情までつぶさに捉えてくださっただけで十分です。
有り難くお借りいたします。
◆Selfie Stick
◆Love of My Life
会場から沸き上がるブライアンコール。
ブライアンもヘブライ語で挨拶をしています。
「シャローム!」(こんにちは!)
「サラム・アライクム」(平和を願う)
と言っているそうです。
イスラエルのファンの人たちにとってはもちろん初のSelfie Stick
6万人近くの人々、12万本の手ががこの小さなカメラに収められました。
沸き上がる歓声、ブライアンコールに私も我慢ができず涙がこぼれた。
そしてイスラエルの空に初めて響き渡る
Love of My Life。
出だしがわからず前乗りに歌い出す人も…。
大合唱にブライアンも感無量。
もちろん“Perfect!”
いつもの笑顔がこぼれた。
◆Selfie Stick
◆Love of My Life
◆12.Under Pressure
◆13.Crazy Little Thing Called Love(3:45~)
アダムくん2回目のお色直し
つーか初日から遅刻かいっ!
ロジャじぃが心配そうに何度も振り返ってます💦
アダムくん、小走りで登場
こちらの衣装も黒づくめですが、何やら見たことあるようなダメージパンツ。
前回フェスツアーで履いていましたっけね。
でも脇のピロピロは付いてなかったような?
リメイクしたのかな。
そしてこちらのベスト
2014~15ツアーでSave Meのレースシャツの上に合わせていた、そして愛しの金ピロ✨の上に着ていたベストじゃありませんか
前たてでわかります。
後ろの飾りベルトも…間違いないですね!
2015欧州ツアー 同じベストです!
ベストくん、また会えて嬉しい
このおニューの革ポシェットとも合う!
凄く新鮮に見える
アダムくんの節約上手、ものを大切にするとこすばらしい
今日のアダムのお披露目には
ブライアン、“a new boy”を使ってますね。
得意気に“うちの息子をよろしく!”て感じね。
クレイジーの前にアダムコール
もいただきましたよ~
6:16~
ついに現場を押さえました
演奏中に右脇ポシェットの中のイヤモニを調整するアダムくん!
なんかかわいい~
ポシェットの中身、、、
確信はしていましたけどこれで確定ですね!
◆14.Dragon Attack
◆15.Another One Bites The Dust(4:02~)
オープニングのKeep Yourself Aliveと並んで
この日の重要曲となる
“Dragon Attack”
2015/2/24 ロンドン公演以来
そしてこの曲もイスラエル限定曲だ。
私たちが次に聴けるのは
2019年ボラプツアー初日バンクーバー。
この曲のパフォーマンスに込められたアダムのメッセージ。
この夜が特別だということだろう。
セクシーアダム❤️がてんこ盛りのこちらの動画
投稿者さまの撮影位置がまさに奇跡
たっぷりとお気の済むまでご堪能くださいませ
(しかしお尻フリフリの後、やっぱりズボンを上げるアダムくん可愛いんだけど
)
そして間髪入れずに始まった
Another One Bites The Dust
これまで前半だったが、中盤過ぎのこの位置でプレイされるのはレアなケースだ。
たぶんDragon Attackからの流れでここになったと思われるが、アジアツアー限定でこの位置でのリストインとなる。
前半ならばメインステージでの披露だが、今回は花道でのプレイ。
Call&Responseも楽しげに始まる。
曲にあわせて思わずシンバルを叩くアダムももれなく見られますよ
(6:42~)
曲順が変わるだけでまた違う展開を見せる。
メンバーにとってもたまらない新鮮で楽しいひとときだ。
◆17.Guitar Solo(Hava Nagila)
ブライアンはギターソロで時々〈ご当地ソング〉をプレイしてくれる。
この“Hava Nagila”(ハバナギラ)のタイトル文字が入った動画がやたら目についたので調べてみると、ヘブライ語の民謡だった。
結婚式や成人式、民俗舞踏などに用いられる曲だそうだ。
オーディエンスも盛り上がってますね~。
さすがブライアン。
久々の〈ご当地ソング〉のご紹介です。
◆17.Guitar Solo-Last Horizon(partial)
◆18.Who Wants To Live Forever(1:05~)
ここも本日の重要チェックポイント。
これまでギターソロ直前にプレイされていたこの曲。
アダムがこの曲に使うエネルギーの比重は大きい。
そのためギターソロに入り彼が退場できるのは、気持ちを切り替えるためにちょうどいいタイミングだと思っていた。
ところが完全に固定化されていたと思っていたこの曲が、今回ギターソロの直後に組み込まれたのだ。
理由はわからないがこのテルアビブと次のシンガポールのみ限定となる。
この2回で元に戻ったということは恐らく何かの試みだったと思われる。
とてもレアなケースなので単体の動画ではなく、ギターソロから繋がったものを探していたが有り難いことに理想通りのものが見つかった。
ギターソロが終わり場内暗転。
20秒ほどしてからステージ上手から入ってくるアダムの影が移動し、マイクスタンドをセッティング。
スパイクのキーボードがそのイントロを奏でる。
意外にも淡々とリブフォーエバーのイントロが始まった感があった。
これだけでも見ている方も緊張するのだから、アダムはどんな気持ちだったのだろう。
同じ曲でもプレイされるセトリの位置によって、曲が見せる側面はガラッと変わる。
セットリストが固定化されているクイーンの場合、曲順移動は何らかのメッセージが込められている場合が多い。
この曲順変更の意図したものは何だったのか─。
答えが出ることはなかったが、そんなことに思いを馳せながらアダムのパフォーマンスを見守った。
私はこの曲には特別な想いがある。
さんざん振り回された曲だ。
アダムの成長と共にあった…いい時も悪い時も。
Somebody To Loveと並び
どの日も違う顔を見せてくれる。
この曲はずっと追っていきたい。
またそんな気持ちにさせられたテルアビブの
リブフォーエバー
◆19.The Show Must Go On
2016フェスツアー二日目のバルセロナ公演以来のリストイン。
この曲はリストインすること自体が稀な曲だ。
2016ツアーでは15公演中2回、2015ツアーでは25公演中5回しか演奏されていない。
しかし今回のアジアツアーでは武道館3daysは初日のみだったが、他の5公演では全てプレイされている。
リストイン率ほぼ100%、これもアジアツアー特有の現象だ。
さらに付け加えると、この曲はツアー初日、千秋楽だからとリストインするような単純な曲ではない。
最初の頃はわからないが15年欧州ツアー辺りからは、アダムのタイミングでこの曲のリスト入りは決められていたと思っている。(私の勘ですが間違いないはず)
それだけアダムにとっては特別な意味を持つ曲なのです。
アダムはギターソロの後の3度目のお色直し。
やはり黒。
ノースリーブのトップスにサルエルパンツ、ロンググローブ。
どこかアダムのソロツアーを思わせるような衣装だ。
ブーツは靴底が白であることが確認できたので恐らく、これまで何度も履いているお気に入りのものだろう。
ツアー初日で歌うショウマストとしては14年北米ツアー以来だ。
きっと今回はアダムが歌うと決めたのだろう。
◆21.I Want To Break Free
この曲のテーマカラーは赤みがかった紫。
この色は『紫式部』と呼ぶらしい。
紫式部の花の色だ。
ステージのQ枠がその色を放ち、スタートする。
スパイクの顔が映し出され、ピアノのイントロを弾き出す。
この曲がひときわ大きな声で観衆に歌われる国々がある。
それは南米であったり、社会的に長い間閉ざされてきた東ヨーロッパの国々であったり…そしてこのイスラエルもそうであろう。
“自由になろう”
アダムは観衆に呼びかける。
その言葉を待ち
いつもよりワンテンポ遅れて
ブライアンはレスぺをかき鳴らした。
◆22.Bohemian Rhapsody
先日のブログで書き記したこちらの曲。
フレディが2コーラス目を歌うのも、あと9日間を残すのみ。
そのフレディパートに移る直前に
マイクスタンドをしなやかに抱えてステージ端へ移動する。
この頃はもう心に決めたものがあったのだろうか。
アンコール
◆24.We Will Rock You
◆25.We Are The Champions
◆26.God Save The Queen
今回は同じ撮影者の方の2本の動画を並べる形で最終的に…落ち着きました。
実は、順調にエンディングを迎えるかと見守っていた最後の最後に、このお坊ちゃまがまたまたやらかしてくれたのです
その事件が発覚し、当初使用予定の動画では満足いかず、再び振りだしへ。
再選別する羽目になりました。
さすがに3曲繋がったものは見つかりませんでしたが、We Will Rock Youの1本とWe Are The Championsからエンディングまできれいに収めてくださった合計2本の動画を幸いにも探すことができました。
2本目の
5:24〜
ご注目ください。
エンディング
God Save The Queenに於いて
本来なら持っているはずがないものを
アダムが手にしていたのです。
そう、手にしていたといえば─
マイクしかありません。
そして口元にそのマイクを持っていき、、、
“しゃべるんかい!!”
思いっきり!
突っ込ませていただきましたよ
アダムくん。
アダムはサポートメンバーから順にニール、ルーファス、スパイク、そしてロジャー、ブライアンへとそれぞれの名を口にして、声高らかに称えたのです。
あまりもの予想外の出来事に
いつもの如く私は慌てふためき
取りあえず動画を止めた。
事実を受け入れるには、、、
しばしの時間が必要だった。
そして慌てたのはこの方(たち)も。
恐らく画面右端のブライアン、ロジャーと顔を見合わせ、“こりゃたまげた!”
と言わんばかりに笑い飛ばすスパイク・エドニー。
もう…ステージはぐだぐだ
(アダムぅ~)
いつもいつの日もアダムは私を振り回してくれる。
これがあるからアダムの追っかけはやめられない。
どうか宝の山から探し当てた2本の映像
続けてご覧ください。
◆We Will Rock You
◆We Are The Champions
◆God Save The Queen
※アダムのマイクパフォーマンス 5:24~
今回も長いのは重々承知の上で、最後にもう一本のアンコール動画をご紹介させてください。
6曲目のDon’t Stop Me Nowで遠方からの動画を載せましたが、その撮影者の方と同じものです。
後方からなので先ほどのアダムの騒動のシーンは、もちろんわかりません。
しかしこの歴史的瞬間の目撃者となった6万人近くの観衆の最後の様子を、これ以上ない臨場感とともに収めてくれた貴重な記録です。
テルアビブありがとう!
と私も叫びたい。
◆24.We Will Rock You
◆25.We Are The Champions
◆26.God Save The Queen
私はアダムが─
“クイーンのフロントマンとして…”
と表現されるのがあまり好きではない。
アダム自身もフロントマンになるつもりなどない。
あくまでも主役はブライアンとロジャー。
自身の存在を消すことに努力を惜しまず
しかしそれは
アダム・ランバートでなくなることではない。
彼は常に自分の立ち位置を確かめながら
かつてはそこから同じ景色を見ていたであろう
フレディの遺志を継ぎ
二人のレジェンドと世界中に待つファンのために
ステージに立ち続けた。
しかし
QAL通算89公演目にして
エンディングに於いて
初めてアダムはマイクを口にした。
サポートメンバーと二人のレジェンドを称えた
その姿は
“立派なクイーンのフロントマン”
だった。
自分でも驚いた。
あんなに嫌いだった言葉が
いとも簡単に
すっぽりと収まってしまった。
このアジアツアーの最終日で
Bohemian Rhapsodyのフレディパートが最後になることを
アダムはいつ悟ったのだろう。
今日のBohemian Rhapsodyを歌う時点では
NOだ。
アダムが覚悟を決めたのは─
このエンディングだ。
いや、正確に言えば
覚悟を決めたのは…二人のレジェンドだろう。
ふたりとて
アダムをフロントマンに
仕立てあげるつもりなどなかった。
アダムらしく
ステージの上でめいっぱい
輝いていてくれればそれでいい
と思っていたはずだ。
しかし二人の心を…アダムが動かした。
“クイーンの魂を継承してほしい。”
それを託すとすれば
このアダム・ランバートしかいないと。
アダムの添える手は今でも変わらない。
今日もその手は
ブライアンの背中にあった。
いつの間にかブライアンは
その手に
支えられるようになっていた。
今日も最後までおつき合いくださりありがとうございます。
驚愕のエンディングシーン─
アダムはいつからマイクを持っていたのか。
あのシーン、マイクを口に持っていく瞬間まで私は気づかなかった。
なぜならWe Are The Championsを歌い終わったタイミングで、彼はいつもマイクスタンドにマイクを戻していたからだ。
持っているはずのないマイクを
彼は持っていた。
アダムは確信犯だったということだ。
恐らく─
この後のレポートを続けていかないと確信は持てないがエンディングでマイクを持ったのは
後にも先にもこれ一度きりではないだろうか。
さてイスラエルに旋風を巻き起こし、束の間のバカンスを楽しんだアダムくん、次はシンガポールへ向かいます。
充電直後のアダムくん、また何かやらかしてくれるのでしょうか
ワタクシも体力温存で臨みます。。。
待ってろ!アダム!!
それでは次回シンガポール公演
またよろしければおつき合いください
(画像・映像お借りしました。)
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