今日も輝けるひとつの海をのぞいて下さりありがとうございます。
6月6日は『Stonewall Day 2021』
日本時間では昨日のことです。
長い一日でした。
Stonewall Dayとは1969年に起きた
「ストーンウォールの反乱」
をきっかけにできた記念日です。
「ストーンウォールの反乱」
1969年6月28日午前1時20分頃
ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーなど、性的少数派(LGBTQ)の人々の聖地と言われているグリニッジ・ビレッジのゲイバー「ストーンウォール・イン」に、ニューヨーク市警(NYPD)の警官が踏み込み捜査に現れ、異性の服装をしていた客や従業員などが逮捕されました。
いつもならこういう様子を遠巻きに眺めていた他の客や性的少数派の人々が、この日初めて警官に立ち向かったことで暴動が起きました。
警察との衝突は数日間に渡り、多数の負傷者を出した後鎮静しましたが、このことが性的少数派による権利獲得運動を活発化させるきっかけとなりました。
事件発生50周年を目前に控えた2019年6月6日、NYPDのジェームズ・オニール本部長は、当時行われた取り締まりが不当であったことを認め、市警として初めて謝罪しました。
ストーンウォールの反乱以来、6月はLGBTQの人々にとって記念すべき月となりました。
1970年6月最終日曜日、反乱一周年を記念してゲイ解放戦線の企画で5000人以上の人々がグリニッジ・ビレッジからセントラルパークまで行進しました。
これがニューヨーク最初のLGBTQプライドパレードであり、以降毎年6月の最終日曜日には同様のパレードが、シカゴ、ヒューストン、サンフランシスコなどの北米の主要都市で実施されています。
それに因んだイベント、今年で4回目となるLGBTQの祭典『ストーンウォール・ディ 2021』の司会とキューレーションにアダム・ランバートが務めることが発表されたのです。
6月6日の本番に先立ち、2月18日と4月22日には「ストーンウォール・アンプラグド」と題されたプレイベントも開催されました。
そして6月4日から6日の三日間、
アダムが選んだラインナップの出演者により
ロサンゼルスの
「LAメモリアル・コロシアム」にて
観客を入れてのライブが
行われることとなりました。
Tonight’s setlist via Zuri’s IG story. So grateful there is a live stream! pic.twitter.com/ar5lfMR6w3
— The Adam Lambert Connection 💚 (@TALCvids) June 6, 2021
SUPER POWER
STRANGER YOU ARE
LOVER BOY
Guitar Tune
WWFM
GHOST TOWN
MALIBU
BREAK FREE
TRESSPASSING/DUST
IF I HAD YOU
フル動画お借りしました。
“FULL CONCERT: Adam Lambert Stonewall Day OUTLOUD, Raising Voices ft Kim Petras 1080HD”
これはバーチャルではない。
観客を入れてのライブだ。
ノーマスク、見れば客席はかなりの密に見える。
幸いにもここは屋外の会場なのでそこは救いだが。
ワクチン接種が進み、規制緩和も拡がってきた。
アメリカ政府もここまで状況を整えるまで困難だっただけに、逆戻りしないよう万全のガイドラインを踏まえてのライブ開催であるとは思う。
正直、心配だ。
10月に決定したラスベガスの定期公演も
“来年でもよかったのでは?”と
そんなことも頭をかすめてはいた。
しかしアダムにとってこれは
大きな前進の一歩だ。
コロナ禍になって以来の
初めての観客を入れてのステージ。
嬉しくて弾けすぎて最後は息切れをしてまで
精一杯のステージを終えた彼を目の前にして
何も考えることができなかった。
ここに辿り着くまでの道のりが
どんなに彼を苦しめただろうと
そんな想いが湧いてきて
ただただ涙が止まらなかった。
いろんなことを踏まえて
悩みに悩んだ末に出した
彼の結論だ。
それを尊重し
精一杯応援したい。
最後スカートをひるがえし
クルクル回って
よろけそうにフィニッシュした
アダムを見て
“なんて愛しい人だ”と
この人の幸せを
心から願わずにはいられなかった。
アダムがステージに戻ってきた
ここがいちばん
あなたには似合う
こんな笑顔が私は見たかった
当たり前だった日常が
当たり前でなくなったあの日
こんな日が
永遠にこなかったら…
そんな恐怖と戦いながら
ここまで来たのだ
どうかもう少し
アダムをお守りください
神さま
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