【セットリスト(55-2)】2016/6/15 ブリュッセル公演─果たされた約束

今日も輝けるひとつの海をのぞいて下さりありがとうございます。




2015年2月8日

QAL初のヨーロッパツアー17日目
目前にして叶うことのなかった
アダムの初のベルギー公演

自ら患った気管支感染症のため
中止の決断に至った

1年4ヶ月の年月を経て
その約束を果たすため
アダムは戻ってきた

たくましく成長したその姿で


↓当時の記事はこちら



会場は前回の中止公演と同じ「Palais12」(パレ12)

屋内であり今回のフェスツアーからは外れた単独公演であることから、意図的に組み込まれたことは間違いない。
タイミング的に欧州を廻るフェスツアーが功を奏した。


さて、、、今日のアダムくんどう来るかな。

こういう特別な日は最初は意外と淡々としてたりするのよね。
でも何かをきっかけにテンションががらっと変わって弾け出す…パターンかな。
今日はまた特別だからフタを開けてみないとわからないわね。

アダム~
お手柔らかにお願いしますよニコニコ


前回の公演地イギリス・ワイト島…
アダムにとっては忘れられない夜となりました。

束の間の本国イギリスを後にしたクイーン御一行さま、486キロの移動を経ていよいよベルギーへ入国しました。




ベルギーの首都ブリュッセル

その歴史は古く15世紀から交通の要衝として栄え、街の中心グランプラスには当時の華麗な建築物が多く残されています。

またプチパリと呼ばれていたフランス領有時代の文化やアールヌーボー建築が連なる、ヨーロッパでも屈指の美しい街といわれている。

美しいグランプラス


ベルギーは地図上で簡単に言うと上半分はオランダ語、下半分はフランス語と公用語がふたつに分かれている。
その二分化されたちょうど真ん中にあるブリュッセル市は唯一国内において、オランダ語とフランス語が混在する。

また少し横道へ反れます…
(スミマセン、横道へフラフラ…今年も直りませんあせる)

このふたつの言語、実は仲が悪いらしく2言語を平等に取り扱う決まりのため、市の公式文書や壁に貼ってあるポスターなどは全て2言語表記になっているそうです。

ですが、実際に一般生活で話されているのはフランス語のようです。
アダムくんたち、今日はフランス語、オランダ語どちらを使ってきますかね~照れ

因みに私がこのブログ内で使ってきた“Brussels”オランダ語表記。
英語では表記は同じだが発音は“ブラッセル”

ここで納得。
アダムくんのステージでの呼びかけが“ブラッセル”と聞こえていた理由がわかり、これでスッキリと本編へ行けます。
(これが言いたかったがためにスペースと時間を使ってしまいました💦)

ではサクサクと参りましょうにやり(←ほんとに~?💧)


下矢印早速こちら
いつものカックいいポスターキラキラ
(アンコール衣装の赤パンはフィンランド公演の時のものです!)




下矢印会場入り口の様子

ほら〜ビックリマーク

みなさま、お気づきになられましたかはてなマーク



PALAIS 12→フランス語(パレ12)
PALEIS 12→オランダ語(パレス12)

ここでも2言語表記になってますポーン

(ほんまやな〜ビックリマーク)

因みにPALAISは宮殿という意味。

収容人数最大15000人。
ベルギーで最大の屋内会場のひとつ。
建設は1989年だが再設計され2013年に現在の形、多目的ホールにリニューアルされた。

もちろん本日 超満員御礼グラサン


下矢印こちらはWikipediaからお借りした開場前の写真。

変わった造りですね。
一瞬扇型アリーナ?と思いましたが手前がステージ、ということは角度のせいか扇型の逆バージョンのように見えます。

座席は可動式のようなのでこれがライブ当日と同型モデルなのかはわかりませんが…。
 



それではセットリストの発表ですビックリマーク

◆【セットリスト(55-2)】
2016/6/15 Palais12-Brussels, Belgium



セットリストは前回のワイト島と同じです。


それではブリュッセル公演

開演キラキラいたします!!



オープニング
◆1.One Vision

こういう特別な日は意外と淡々と…してません笑い泣き
ウソ言いました、スミマセンあせる

めちゃんこテンションハイアップですおーっ!
オープニングからこんなトップギアで飛ばすのも珍しい。

それだけ…やはりそれだけ特別な日なんだよね、アダムくん。

そしてアダムだけでなくブライアンまでもノリノリ~おーっ!
ノリノリすぎてエンディング、、、
よろけてますあせる(5:12~)

博士~笑い泣き
おっとっと〜あせる


ようやく幕を開けました!

1年4ヶ月越しのブリュッセル初舞台キラキラ




◆4.Stone Cold Crazy

オープニングのトップギアのままなだれ込み。

マイクスタンドさばきがいつもよりさらに発情(?)してますチューラブラブ

最初の間奏のあといつもの股に挟んでのお決まりパフォーマンスですが、今日は器用に腰を使って持ち上げましたドキドキ
くぎ付け&過剰リピートラブ(0:55~)

エロさも全開よっ!!おーっ!





◆5.Another One Bites The Dust

この流れでこの曲ときたらもうだいたいは想像できますが、こうなりますか。
このテンションを保ったまま、パフォーマンスが続けられるのは流石ね。

足もよく上がることビックリマーク

そして中盤、花道から戻ってからが圧巻(1:20~)

何がって
アダムに刺激されたロジャーのドラミングが凄まじい!!
じっちゃんも頑張らねば!とはりきるロジャじいグラサン
会場からもどよめきが。

それはブライアンにも波及する。
三人が呼吸を合わせ緊張が張りつめる。

こんな“地獄へ道づれ”グラサン
今までの中で記憶にない。
もしかしてナンバーワンかもしれない。

ひとつの曲のステップアップの瞬間なんてそうそう見れるものじゃない。

ロジャーをブライアンを巻き込む術を
アダムはいつの間にか身につけていた。




◆6.Fat Bottomed Girls

アダムはさらに飛ばします。
何かに駆り立てられるように無心に、そして集中力が怖いくらいだ。

そして…こう来たか!
私は頭を抱えた。

“やられた”

完璧に裏を突かれた。


“Get on your bikes and ride!”

この曲のアダムの見せ場
いつも花道の先で柔軟な腰つき💕を披露する。

花道を先まで進みいつものね…と思いきや、くるっと向きを変えステージの方へ戻ってしまった。

“へっ!?”

アダムは
ロジャーの前にいた。

“そこでやるの?アダムくん!?

なんと!
この位置で披露おーっ!
(この位置と言われてもわからん!)

ここは花道の入口。
いつもなら花道を進んでのその先で腰クネクネするのよね。
たいたいブライアンとこのポーズが被るなんてまずあり得ないあせる



これまでにないパターン…。

やはり…アダムのテンションは違う所にある。

ここでアダム坊っちゃま一旦退場。
最初のお色直しキラキラ


今日のアダム、一筋縄ではいかない。
Play The Game からさらに慎重に進めなければ、
と覚悟した。

と、そんなことを考えていたら目の前をブライアンが猛ダッシュで花道をかけ上がる🎸おーっ!

ブライアンもまたアダムの勢いをそのまま引き継ぐかのように…。

レスぺ搭載の小型カメラで、ひとりでも多くのオーディエンスをスクリーンに映し込もうと凄まじい集中力だ。
そして最後、ロジャーとルーファス、ニール、スパイクと順に落とし込みフィニッシュした。

まだ序盤でこのクオリティ。

だいたい個の存在感が半端ないこのクイーンとやらのバンド滝汗

予測不可能…この先どうなる汗汗汗




◆7.Play The Game 
◆8.Killer Queen(2:20〜)
 Adam’s Speech(5:00〜)
◆9.Don’t Stop Me Now(7:54〜)

この3曲が繋がった12分のこの動画。

ここに─

今回のブリュッセルの全てが詰まっている…
と言っていいかもしれない。
とんでもない映像を残してくださった撮影者さまに
感謝の気持ちでいっぱいだ。

Play The Gameに始まりKiller Queenへ。


まずこちらは余談だが記しておきたい。

0:07〜/2:05〜
花道の脇で小道具のKQの椅子を持ち待機するクルー。
背もたれを持つのはまだ若いクルーだろうか。
緊張が伝わってくる。
この様子をこんな間近で捉えられたものも貴重だ。


5:00〜
そしていよいよアダムのSpeechが始まった。


“Bonsoir!”
アダムが選んだ最初の公用語は
フランス語。

そしてアダムが
遂にこの言葉を口にした。


“Thank you for coming to the show tonight.
For those of view who had tickets just see the last time we were’nt in Burussels.

I am so sorry. I was so f*cking sick!
I couldn’t even stand up and I definitely wouldn’t have been able to wear these shoes.
So thank you for coming back and we’re here for you tonight.”


“今夜は来てくれてありがとう。
この中には
前回ここに来れなかった
僕たちのチケットを持っていた人も
いるよね。

心から…謝りたいんだ。
僕はとんでもない病気だった。
立っていることさえ出来なかった。
こんな靴では立ってられないほどのね。
みんな!戻って来てくれてありがとう。

今夜クイーンは
みんなのためにここに居るからね。”


いかにもアダムらしい。
少しジョークも交えながら…。
2015年、このステージに立てなかったことへの謝罪の言葉だ。

アダムは意外とシャイだ。
きっちり謝るのは苦手。
でもその気持ちは十分伝わっている。
歌うことでそれはちゃんと伝わっているからね
アダム。


そして…

7:18〜
後方へ移動したカメラが捉えたものは…

ブライアンの姿だった。

この瞬間
私の心は堰を切ったように崩れ出した。

思わず動画を停止。

それは…
とても凝視できる顔ではなかった。


あの日、公演中止の最終決断を下したのは恐らくブライアンだっただろう。

苦渋の決断だったはずだ。

それはもちろん、チケットを当日まで握りしめ心待ちにしていたファンへの謝罪の気持ち。

そして…
中止前夜のフランクフルト公演まで、患った病いに耐えながらも、自身のやるべき最高のパフォーマンスを全うしたアダムへの自責の念だ。

この1年4ヶ月がどんなに長く重かっただろう。

それは…
やっとで肩の荷を下ろした
ブライアンの安堵の表情だった。

その見つめる先にあるのは─

あの日を境に
見違えるほどの成長を遂げた
アダムの雄姿。

苦手だったドンストを
自由自在に操るようなった頼もしい姿。

飛び立つブラックスワン。
ついに親元を離れる日がやってきた。

寂しそうなブライアンの顔に
少し笑みがこぼれた。

それは
クイーンのブライアン・メイの顔ではなく
アダムに家族のように愛情を注いできた
ブライアンの顔だった。





◆10.Somebody To Love

演奏前のお決まりのMCが入った動画を使うことを決めていたが、エンディングの僅か5秒ほどがカットされていた。
そこまでは完璧だったがこの曲は最後の1秒まで収められていないと、私の中では選択から外さざるを得ない。

再びいちから探し直す。
MC部分は他になく断念。
しかし、アダムの表情と美しいステージとそしてエンディングの愛らしいアダムを隈なく収めてくれた映像が見つかった。

アダムはラストシーンでなんと!
羽ジャケットの袖を半脱ぎ状態=遠山の金さん笑い泣き
を披露した。(4:20~)



これ実は2回目ショック

前回は2015欧州ツアーのチェコ・プラハ公演の同曲。
通称金ピロ(←勝手に名付けたw)の衣装の片方の袖を脱ぎ捨てた前科あり。

これはプラハ珍事件と名付けてあるキラキラ(←勝手にw)



子どものようにはしゃぐアダム。
ブライアンの回りで無心に踊る。

アダムの戦友サムバディ─
今日もまた、新たな1ページを刻んだ。




◆Selfie Stick

ブライアンも胸がいっぱいなのだろう。
涙を拭うしぐさも見せた。

でもいつものお気に入りのオモチャを手にすると…
とたんに笑顔が戻った照れ
(ここにも約1名子どもがひとり汗)

で、えっ!?あせるあせるあせる

なになに~!?

そのスティックの先にあるのは…
ダブルカメラ📷📷搭載!?



えっ…いつから?

慌てて過去の公演を遡るあせる
(もうこの人たち、いちいち遡り事項が多すぎるあせる)

ブライアン公式動画は自撮りなのでカメラ本体は確認できない。
最短で6月3日フィンランドに於いて、まだカメラが一つしか付いてないと判明。

この彼の様子だと(←自慢気笑い泣き)もしかしてこの日からかも。

ブライアンもオチャメ全開ドキドキ

“あの日の分も二日分撮ろうよ…”

なんていうブライアンの願いが込められているのかもねキラキラ




◆14.Under Pressure

声はすれども姿は見えずあせる

またまたアダムくん、遅刻かなあキョロキョロ
でも余裕で歩いてきました。

“アダム、また遅れてきたなコイツ”
“いいじゃん!ちゃんと歌ってるから〜”

なんてお互いアイコンタクトで会話してるかのような二人の笑顔。


もしあの時、
無理を押してここに立っていたらこんな笑顔は見られなかったはず…。

あの決断はやはり間違ってはいなかった。

今、心からそう思える。




◆15.Crazy Little Thing Called Love

アダムくんの初お披露目ドキドキ

力まかせに
“Adam Lambert!!”を叫ぶ博士爆笑

アダムが可愛くてしかたないオーラが溢れていますキラキラ


ここでおやっ?と気づいたのは三人のすぐ後方に何とニールの姿がキラキラ

いつもの横型ベースではなく、サイレントベースを抱え今日はこの位置で参戦。



クレイジーでは珍しい光景です。

コントラバスのいいとこ取りをしたコンパクトなサイレントベース。
’39では使われますが、アコースティックで小刻みなピチカート奏法のこの曲にもピッタリ。
心地よい低音が響き渡ります。

ブライアンのアコースティックにサイレントベース、そしてキレのいいロジャーのドラミング。

何も考えずただひたすら楽しめる曲とアダムは言っている。

この曲には笑顔しか似合わない。

家族演奏を観ているようなそんな温かい気持ちになった。




◆16.I Want To Break Free

このツアーからサブメンバー紹介をアダムが担当していた。

こちらの動画では途中ニールからの紹介になるが、スパイクのキーボードがあのイントロを奏で始めると私は必ず涙がじわりと溢れだす。

クイーンの楽曲はイントロが美しい曲が数多くあるが、その中でもこの曲は際立っている。
聴き手によって解釈も変わってくる歌詞にジョン・ディーコンの残像が浮かび上がる。

そしてこちらの撮影者さまに感謝したいのは、ブライアンの姿を残してくれたこと。

ステージも順調に進み終盤に差し掛かろうとする頃、ブライアンの何とも言えない満足げな表情がそこにあった。

0:32〜





◆17.I Want It  All

演奏が始まるまでの冒頭のシーン(ここを何と呼ぶべきかいつも悩む💦)

アダムはQALで始めた頃、コーラスに入るタイミングはロジャーに確認しながらの作業だった。
でもいつの間にかそれはアダムのタイミングにロジャーが合わせるようになっていた。

ラスト、見せ場の蒸気噴射のあと花道へ行こうとブライアンが誘い出し、アダムはずんずんとブライアンを追い越しオーディエンスの前へ。

アダムの成長はこの曲でもはっきりと浮き彫りにされていた。

この曲で泣いた記憶はないがこの最後のシーン、花道の先で両手を広げるアダムにうるっと来てしまった。

ここに立てる喜びを全身で浴びているかのように思えたから。




◆18.Who Wants To Live Forever

最初の出だしの1フレーズで
それは明らかだった。

“同じ曲なのにこんなに違うことってあるんだ”


あのワイト島でのリブフォーエバー。
前夜フロリダで起こった襲撃事件の犠牲者への追悼の意を込めて、まるで魂が泣き叫ぶような歌声だった。

今日のアダムはなんと穏やかで優しい歌声だろう。
手指の細やかで繊細な動きに思わず見とれてしまう。

まるで天使が降り立ったような無垢な表情をしていた。

同じ曲でもその背景によって
全く違う曲にしてしまう、いとも簡単に。

アダムはただのシンガーではない。

表現者としての無類の才能が
彼の可能性を無限大にしている。

2020のアダムがそれを証明していた。

そんなアダムのルーツがここにあった。

ブリュッセルが彼にもたらしたもの…。

あの日絶望の淵で失くしたと思ったものが
いつの間にか形を変え彼の手中に収まっていた。





◆22.Radio Ga Ga

いよいよ終盤を迎えた。
こんなに和やかなRadio Ga Ga今まであったっけな。

笑顔、笑顔、笑顔しかない。

間奏でいつものように客席に降り立った。

オーディエンスは混乱することなく落ち着いていた。
アダムはひとりでも多くの人たちと触れあえるようゆっくりと丁寧に進んだ。

笑顔でステージに戻り最後の務めを果たす。

そこには全員の笑顔しかなかった。






アンコール
◆23.We Will Rock You
◆24.We Are The Champions
◆25.God Save The Queen

なんということだ。
私は泣く気満々でアンコールに臨んだ。

ところが、、、
とんでもない展開に。

このブリュッセルにまさかのアクシデント!


We Are The Championsがしんみりと始まり1コーラス目が終わる頃、アダムがしきりにイヤモニ本体を触りだした。

花道へ進み歌い出すかと思いきや、
何と無音状態。

くるりと向きを変え、無音のマイクを高らかに頭上にかかげ“このマイク音出ませんけど~”みたいな感じ?笑い泣き

そしてすかさずブライアンのマイクで歌い始めたのだが、ここで私は驚く羽目に。

ボーカル用のマイクとコーラス用のブライアンのマイクはこんなに音が違うもんなのか!?

新発見にびっくりしていたらそこへ新しいマイクが手渡された。
新しいというよりヤシの木スカジャンの時に使う真っ赤なマイクだった。

それがちょうど“Thank you all”のタイミングだったからか、アダムも苦笑いあせる
とんでもないオチに場の空気も一気に和んだ。

緊張が緩みアダムは開き直ったように歌い出した。
もう!
真面目に始めたのにもうどうにでもなれ!てな具合かしらww

アンコールの衣装に違和感のある赤いマイク。

締めの熱唱もいつもの決め方とは大きく外れ、金の紙吹雪もこのタイミングで!?というタイミングで客席に舞った。
量もいつもより多かったぞ!

おかしくて泣くヒマもなかった。
笑い泣きはしたけど笑い泣き


このブリュッセルにおいて
とんでもない幕切れ。

これはもしかして…


“フレディの仕業かな、、、”

アダムを試したのかもしれない。

フレディからベルギーのファンへの贈り物。
自分も参加したかったのかなあ。


そんな思いが
ふと頭をかすめた。






今日のアダム─

こういう特別な日は意外に淡々と始まったりする…。

そんな私の予想に反して
オープニングの幕が上がった瞬間から
ギアはトップに入ったまま
エンジン全開。

アダムは…
二日分のパフォーマンスをしていたのだろうか。

中止となった前回の分も返したい…
そんな思いが溢れていた。


“成長した姿で帰ってくる”

アダムはあの日を境に変わった。
見つめる先にあるものが変わったのだ。

フレディの代わりという世間からのプレッシャー
それと闘うことを放棄した。

闘うのではなく、その矛先は自分へ。

回りに流されるのではなく


“自分本意”に生きる。


自分の意志を貫き、ぶれない軸を持ち全うする。
そうすれば自ずと答えは見えてくるはずだ、と。

納得のいく生き方をして
見えて来なければ
それはそれでいいのだと。

そんな信念を貫き
クイーンのステージに
立ち続けた。

ブライアンとロジャーの背中を見て過ごし
パフォーマーである前に
人として大切なことを教わった。


フレディの代わりは誰も必要としていない。

フレディの息づくステージが観たいのだ。


あの日が─
2015年2月8日がなければ
今のアダムはいなかった。

私はそう思っている。







今日も最後までおつき合いくださりありがとうございます。


ようやく果たされた約束─
アンコールはとんでもないアクシデントがありましたが無事終わりほっとしています。

あの日から…アダムもブライアンもロジャーもずっと心の片隅にあったはず。
ようやく肩の荷が下ろせ、またここから新たな未来へ向かって進み始めました。

さてサマーフェスティバルツアーも終盤に差し掛かり残すところ5公演。
次はスイスへ移動します。

ここでも何やら暗雲が…あせる

また気を引き締めてしっかりと追って行きたいと思います。
よろしければまたお付き合いくださいキラキラ



オマケ❤️
アンコールでこんなアダムは前代未聞。
アダムにとって楽しい思い出になったねーキラキラ










(画像・映像すべてお借りしました)





コメント

  1. kaori-glambert より:

    >shiratama さん
    いつもありがとうございます!
    アダムの大切な公演。
    アダムの運命を決めた公演だと思っています。
    全身全霊をかけて書かせてもらいました。
    これ以上のレポートはどこを探してもない!と自信を持ってお届けします!

    動画もどれもすばらしく投稿者様に感謝。
    そのすばらしい動画のお陰で最高のものに仕上がりました。
    どうかお楽しみ頂ければ嬉しいです(*^^*)

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