今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださりありがとうございます。
7ヶ月のオフ期間を過ごしたクイーン御一行さま
いよいよ
初の南米ツアー始動いたします
記念すべき初日はここブラジル・サンパウロ
リオデジャネイロで開催される『Rock in Rio 30 years』はこの翌々日に控えています。
それに向けて調整してくるのか、はたまた初日から飛ばしてくるのか…。
ソロアルバムのリリースなど自身としても充実した充電期間を経て、アダムがどうこの初日に臨むのか…
楽しみですね~
それでは場所の確認をしておきましょう。
サンパウロはブラジルの経済、文化の中心地であり、人口1200万人のブラジルのみならず、南半球最大のメガシティとなっています。
市街地には高層ビル、郊外には多くの工場、そして多くの観光名所があります。
ブラジルの公用語はポルトガル語。
今回の会場は『Ginásio do Ibirapuera』
(ジナシオ・ド・イビラプエラ)
→ポルトガル語、舌かむわ~
1957年に開場した古い歴史のある屋内スポーツアリーナ。
主にバレーボールの試合に使用されているようです。
収容人数11000人となっているが、最大で2万人を超えるらしい💦(クイーンはこのパターンじゃないかしらん)
それでは
セットリストの発表です
◆2015/9/16 São Paulo-Ginásio do Ibirapuera
オープニングは引き続き“One Vision”で変更なし。
ツアー曲の“Save Me”も継続、この流れでアダム初のオリジナル曲“Ghost Town✨”が次にリストイン。
これはベストな位置ではないですか~
そして、いきなり初日からの
“The Show Must Go On”アダムくん、攻めの態勢かな?
さらに私がいちばん気になったのは、
あの3曲メドレーに連なり存在感のあった
“I Want To Break Free”が一歩後退、
替わりに“Don’t Stop Me Now”がイン。
結局、この2曲は入れ替わった形となっています。
そして、注目ポイントはこちら💡
“Somebody To Love”の「love」は誰のもの?
の記事でこれまで追ってきたこの曲、いよいよ今日が最終章、ピリオドを打つこととなります。
ここもしっかりと見届けたいと思います。
では
開演いたします
オープニング
◆1.One Vision
今回いつものステージセットの感じとなんか違うような…。
こちらの会場ほぼスポーツ専用のアリーナだとすると、いろいろ仕様変更があったのでしょうか。
上部で幕を吊っている装具や幕の吸い込まれ方もいつもと同じのようですし…ステージが狭いのかな?
客席はかなり真横まであるようです。
Qステージから延びるキャットウォークはありますが何と、途中で切れています
通常ならブライアンの脇から繋がるはずの花道がアダムのいる中央寄りに移動、ということはやはりステージが狭いようです。
南米初上陸の瞬間です
どれだけこの瞬間をファンが待ちわびていたか、この地響きの如く沸き上がる歓声が何よりの証拠。
幕に映し出されブライアンのレスペの音もかき消されるほどです!
いつもブライアンのとこから延びている花道がアダムの前にあるってなんか新鮮
初めてのパターンです✨
ツアー初日緊張してるかと思いきや、7ヶ月のブランクを感じさせないほど何の違和感もないアダムくん。
曲終盤に向けてほどよくギアを上げてきました!
きっとツアー開始が待ち遠しかったのね。
ハイハイ
◆4.Fat Bottomed Girls
今日のアダム、かなりイヤモニが気になっているようです。
オープニングから頻繁に耳元を押さえています。
エンジニアに指示を出しているようですが、やはりオーディエンスの予想外のボリュームのためか、調整が難航しているのでしょうか
さて4曲目、このタイミングで“おやっ?”と思ったこと。
“アダムの顔つきが違う…”
ヨーロッパツアーに比べて大人っぽくなってる…というか普通にしてる顔はほとんど変わらないんですが、笑った時の顔つきが違う!
もっと子どもっぽかったもん
(因みに現2015.9で33歳7ヶ月の坊っちゃま…そりゃ大人だわなー)
何だかそんなことばかり気になってしまった。
それと顔の顎のあたり、腰回りの肉付きがよくなってる…
う~ん
以降の曲もチェックしていくべし。
そしてさらにチェックポイント💡
終盤にかけていつものアダムの腰クイックイ場面ですが、アダムを捉えずにフェアクロー、スパイキー、そしてブライアンへとカメラを向けていったこの撮影者さま。
どうやら、わかってらっしゃる?
ブライアンが🎸の小型搭載カメラ📷の矛先をアダムに向けることを!
バッチリ❗捉えてくれてますことよ
こういう少しイレギュラーな動きのある映像に出くわすと、ほんとにやりとほくそ笑んでしまいます
◆5.In The Lap of The Gods…Revisited
◆6.Seven Seas of Rhye
◆7.Killer Queen
へっ?
はっ?
はぁ~!?
き、金ピロ…じゃない・・・
やっちまったー…
ひょっとしてヨーロッパツアーが見納めやったってこと!?
うそん・・・
またどこかで復活とか…ないよな…
(あとで探そ…)
気づかなくてごめん!
今までありがとー
(スミマセン…
気持ちを切りかえるべし
)
坊ちゃまのお衣装は黒レースシャツ(以前のSave Meのもの)に変わっています。
でも、でもね、
下は金ピロの時に履いてたピチピチのテロンテロンのパンツだわ!
厚底のハイヒールも同じ。
これだけでも…。
しかしQステージの前に立つアダム、すっごい違和感あるんですけど
やっぱ手を広げたときにピロピロ〜✨てしてないと物足りないなあ。
私がこんだけムズムズするってことは、アダムもだいぶ違和感あるんじゃないかしらん…
Qステージから下りてくる歩き方もぎこちないし笑
腕や手の動きもおかしいって!
“Killer Queen”もピロピロがないから、
かなりの違和感感じてます、アダムくん
慣れるまでこりゃたいへんだ
しかしさー
この“Killer Queen”のカウチの向こうに映るオーディエンスの人たちの顔…迫りくる圧(?)ってもんがすごいですけど
なんか頭の上にダンボール箱のっけてる人とかいるし、わけわからん…
やはり南米の方々は熱い
◆8.Don’t Stop Me Now
3曲メドレーのあと、
本来ならブレイクフリーの位置にこの曲がイン。
カウチの前から歌い始める“ドンスト”これまた新鮮です✨
なぜブレイクフリーと入れ替わったのかは謎ですね。
オーディエンスに圧倒されながらも軽快に飛ばしてます
しかし、ここでもまたアダムは頻繁にイヤモニを押さえ、何度か指示も出しています。(いつもはさり気なくやっている指示も手振りが激しくなってきた💦)
イヤモニエンジニア泣かせの南米オーディエンスの音量、恐るべし
◆9.I Want To Break Free
会場が割れんばかりの怒涛の大合唱。
この曲にかける南米のファンの熱い想いがこれでもか、とばかりアダムに襲いかかります。
花道に出るときとか緊張したのかな。
でも、堂々と歌い上げました
◆10.Somebody To Love
ついにこの日がやってきました。
曲の最後、しめのところで“Somebody To ~”と客席を煽り、その後に続く「love~!」をオーディエンスに歌わせるアダムを見て、
“いつからこうなったんだろう?”
とふとその道筋を辿ってみたくなったのが
ことの始まり。
辿ってみた道筋はこちら
この記事中でも記した通り、2015欧州ツアー最終日シェフィールド公演が、アダムが歌う最後の「love」となりました。
その日から7ヶ月、再び再開したツアー初日、
自ら歌ってきた「love」を手放し、私たちファンだけのもにしてくれたアダム。
その瞬間は4分45秒にやってきます。
初めて自ら「love」を封じ込めた瞬間。
オーディエンスの「love~!」に満足気な顔をして
初めての“合格点”を出したアダム。
そして
花道を一気に駆け上がりブライアンの元へ。
それはまるで、
“見た見た!?
今日はlove歌わなかったんだよ!”
と無邪気にはしゃぐ子どものように。
そしてロジャーの前でも大股を開いて立ちはだかり、得意気に報告しているように見えました。
どこまでもかわいらしい愛しのアダム
今日この日からまた
新たな“Somebody To Love”が歩き出しました。
アダムに寄り添い、アダムのステージに華をそえてくれる大切な曲。
実はこれから先も次々と進化を遂げていくこととなります、この曲。
アダムとともに。
◆16.Under Pressure
お色直しをして登場したアダムくん、新しい衣装
の初披露でございます
もち、これはこのあと初披露する
“Ghost Town”のためよね
ロジャじい、ガン見してます
“おっ!アダムや、新しい衣装やないか~!”
これまでにない南米らしいワイルドなさわやか系(?)
アダムが白を選ぶのはめずらしく、白のパンツは初めて。
インナーも白、指なしグローブも白、そしてGジャンベストも初めてのチョイス。
白だとお尻のぷにぷに感がまた違うわ~
そこばっか目がいってしまう
てへっ
しかし衣装って思ってる以上に曲のイメージを作り上げているんだなあと、しみじみ実感。
衣装が違うだけで曲が違って見えてしまう。
◆17.Save Me
ヨーロッパツアーでは試行錯誤を繰り返し、アダムの大きな転換期となった時期を象徴するかのような存在になったこの曲。
ここにきてまさかの展開。
この曲がまた違う顔を見せた。
会場の大合唱に押され、なんとついにアダムはサジを投げた。
“返しが全然聞こえないぜ!
そんなに歌いたいなら歌ってくれ!!”
てな感じかな笑
このマイクを向けるしぐさ、どう見ても
“Vocal Solo”でしょ
到底、“Save Me”のシーンには見えませんから。
この曲で、こんなに笑うアダムを見ることになるとは…。
そして心に留めておきたいもうひとつのこのシーン。
曲中盤を過ぎた頃、展望階段から降りてきてブライアンと目を合わせ、これから間奏に入ろうという場面。
だいぶ遡った話になりますが、
2012年、クイーンとアダムの初めてのツアーが開始した頃の“Under Pressure”のレポートの中で、“アダムがロジャーに添える手がなんともやさしい”という話をしたことがあります。
アダムがふたりの背中にすっと手を添えるのは、演奏中であったりエンディングのときであったり、ふいに突然あらわれる。
それはとても大切な瞬間をあらわしている。
この“添える手”を見ると、“あー、アダムは今とても幸せなんだなあ”と私は思えるのだ。
◆18.Ghost Town
やはり、ちょっぴり緊張してますね〜
いよいよオリジナル曲、初披露の瞬間がやってまいりました
てか、てかさー
やっぱレジェンドのギターに勝るものはなし🎸
オリジナルと全く別物になってます。
ぎゅいんぎゅいん、クイーンの音になってます
アダムもレッドスペシャルに感化されてどんどん気持ちが高ぶってきてますもの。
まあ、それにしても博士の顔の嬉しそうなこと
(初日でこの仕上がり✨かなりリハがんばったのね!)
バックにしっかり盛り立ててもらって、すてきなクイーンバージョン
“Ghost Town”となりました
これから日を追うごとにどう変わってくか、楽しみですね
◆19.Who Wants To Live Forever
この7ヶ月の充電期間をアダムがどう過ごしたか…。
この曲には顕著にそれがあらわれている。
欧州ツアー最終日のこの曲、
“もしかすると次の段階へ入ったかも”
と記したが、今日それを確信した。
余計な解釈を取りはらい、
ただただシンプルに…。
アダムの“声”のみが際立つ─
最大の武器がその力を発揮し出した。
2020のリブフォーエバーへの道筋が
ようやくその姿を現した。
◆21.Tie Your Mother Down
やっぱこれよね!赤パンツは健在
うん?
・・・
坊っちゃま~
あの“長靴”はどうされました?
(雨上がりの小学生はどこ行った!?)
なんか厚底のヒモ靴(?)みたいなの履いて
シャレっ気出しちゃって
(でもかわいいから許す!)
いやいや、そんなことより!
私はここにきてやっとで気づいた。
ずっとオープニングから
“なんか違う、何が変わったんだろ…”
とずっとモヤモヤしてた“モヤ”が、ここにきてすっと晴れました
アダムは…
“歌がうまくなってる”
(もちろん前からうまかったわよ!
あったりめーよ!!)
技術的な面で声量や声の伸び、安定感がぐっと増している。
(まだ伸びしろがあったとは恐れ入りましたー)
それにこの余裕。
アダムくん、いいオフを過ごしたのね、ほんとに。
◆22.I Want It All
いや~、
アダムだけじゃなくブライアンやロジャーもなんか脂のってきたわね~
スタートのコーラスまでの90秒で
“ぐわっし!”と心鷲づかみされちゃいました
後半の見せ場、蒸気ジェット爆発💣のとこ(5’00″~)
今日はタイミングもばっちり
(今だからぶっちゃけるけど欧州ツアーの最終日のここ、結構ズレてたのよね)
そしてクライマックス
乱立する手の量(!)こわっ
ずっと思ってたんだけど、南米の方って腕長いの?
上げた時の腕の数は一人多くて2本のはずなんだけど
(それ以上あるわけねぇだろうが!!)
だって面積というか量がすごいんだもん
◆23.Radio Ga Ga
だから~
手の量が半端ないから!
以上!
いやいや、これ以上なんの説明がいります?
こんなに、こんなに歓迎されて
アダム、あんたは幸せもんだ。
よかったね…
◆25.The Show Must Go On
アダムの成長を映しだしくれるこの曲。
今日の存在感はやはり予想以上だ。
この次に控えるRock in Rioでもこの曲はリストに載るだろう。
そんな予兆を感じさせる今日の“ショウマスト”
アンコール
◆27.We Will Rock You
◆28.We Are The Champions
◆29.God Save The Queen
ブラジル国旗のTシャツを着てブライアン登場。
それだけでも会場のボルテージは上がった。
しかし、
そこへ現れたアダムがさらに追い打ちをかけた…
会場は大混乱だ。
“金緑旗”=「アウリヴェルジ」
と呼ばれているブラジルの国旗。
アダムはこれがまた似合う。
最高の敬意と感謝をあらわした。
これ以上のエンディングがあるだろうか。
◆29.God Save The Queen
新たな歴史がまたひとつ刻まれた。
「アウリヴェルジ」
をまとったアダムの姿は
人々の心にしっかりと刻まれたはずだ。
ヨーロッパツアーではいろんな思いをして
からだも心も酷使したツアーだった。
そんなどん底の状況から出口を探しあて
そこからは自らの手でレールを引き
歩きだした。
アダムとは…
どこまでもストイックであり
貪欲でもある。
向上心とか
そんな単純な言葉では表せない
アダムの
目の前にあるものを突き動かす力。
今日のオーディエンスの人たちを見れば歴然だ。
人の心は動かそうと思っても
そう簡単に動くものではない。
でも偽りのないものは必ず人の心に届く。
ここ南米にも吹き荒れるであろう
アダム旋風。
ロックインリオが
静かに新しいヒーローを待っていた。
今日も長々とここまでおつき合いくださりありがとうございます。
ツアー初日はいつも緊張していたアダムだったが、
ここ南米ではその初日を楽しむかのような余裕を見せた。
2日後にはいよいよロックインリオを迎える。
30年ぶりのレジェンドたちと、
当時3歳だったアダムが同じ舞台に立つ。
世界中が注目する中で、
アダムがそのプレッシャーを
どう力に変えていくのか。
今のアダムにはもう心配は無用だ。
そこにはもう期待と楽しみしかない。
まあ、
世界中でいちばん楽しみにしているのは
あなたよね!
アダム。
(画像・映像すべてお借りしました)
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