今日も輝けるひとつの海をのぞいてくださり
ありがとうございます。
生きてるあいだに
必ず見ておきたい場所がありました
GARDEN LODGE
31年前 現地時刻で11月24日の夜
ここからフレディは
遠い空へ旅立った
日本とは9時間の時差
第一報は26日
自身の病を公表した翌日だった
とてもとても静かで
そこだけぱったりと
時が止まったかのような空間
向かい側の壁際にもたれ
心地よい風に吹かれながら
頭の中はからっぽだった
何も考えないまま
1時間近くが過ぎていた
“地下鉄のラッシュの前に帰らないと…”
思考が働いたと思ったら
頭に浮かんだものは超現実的。。。
その日初めてひとりでロンドンの地下鉄に乗り
ここまでたどり着いていたのだ
フレディ 帰るね
地下鉄のラッシュ怖いからさ💦
ごめんね また来るからね
ここに到着してから
一滴の涙もこぼれなかったのに
この写真を撮った瞬間
ぼろぼろと泣けてきた。
“フレディは…ここを通ったのかな”
いえ、、、あの日という意味ではなく
実はこの日は
QALのロンドンO2アリーナ公演の
二日目が終わった翌日だったのです。
彼はステージの…
会場のどこかにいたはずですから
この道を通って
アールズコートの駅から地下鉄に乗って
グリニッジまで行ったはず😇
そう、お礼も言いたかった。
パンデミックのため二度のリスケを施され
二年越しにようやく実現した欧州ツアー。
アダムからステージを奪わないでほしい
と何度も神様、フレディ様とお願いしてきた。
そしてなんと
来年は北米ツアーが実現するかもしれない。
今回ツアーがスタートした時点では
たぶんそんなことは
頭の中をかすりもしていなかったと思う。
だが
36公演の彼らのひとコマひとコマを追えば
そんな決断も納得。
ここで終わる気はしなかった。
物語は続くのだ。
二ヶ月で36公演を組み込んだタイトなスケジュールにも拘らず、疲れを見せるどころかブライアンとロジャーの顔つきは生き生きと輝きを増していた。
ふたりをそんな顔にさせたのは
もちろんアダムしかいない。
もっと歌いたかったその想いと
残された仲間が幸せな人生を送れるようにと
フレディがこの世に残した無念と願い
この二つを叶えてくれる唯一の人物として
アダムは送りこまれた。
ツアー最終地 タンペレ。
気がついたら私はもう飛行機に乗っていたが
突き動かされるように
フィンランドへ飛んだのは
ロンドンから帰国した時点で
自分がどうするべきか、答えは出ていたからだ。
“行かない”という選択肢は
なかったのだから。
ロンドン4公演、最終地のタンペレと
6回のステージを観てきましたが
私が手中におさめた映像たち
そのどれもが素晴らしい中で
燦然と輝いているこのシーンを
今年のフレディが旅立った日に
記しておこうと思います。
今日が新たな一歩の始まりとなりますように
フレディ
どうかアダムの城を
お守りください
2022/7/24 Tampere #1 Nokia Arena, Finland
I Want To Break Free
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